春日井(かすがい)市というところに叔母一家が住んでいる。
実家ではいろいろな親戚が集まる機会がちょくちょくあり、公団の我が家はちょっとしたすし詰め状態だ。
子供もほうぼうでうろちょろしている。
別の家の従姉妹が、自分の息子(2歳)に春日井の叔母のことを 「かすがいばあちゃん」 と教え込んだ。
ちび 「かすがいばあちゃん!」
叔母 「はい、なあに?」
ちび 「かすばいばあちゃん!」
叔母 「はい、なあに?」
呼び名が怪しくなってくるも、優しい叔母は笑って答える。
ちび 「かすばい ば…。かしゅ、かしゅばい、
かしゅばいばあ…」
2歳の彼にはすこし呼び名が長すぎたようだ。
彼なりに呼びやすく工夫した結果、とうとう叔母は
ちび 「かすばあちゃん!! 」
になってしまった。
一同 「あ~あ、ついにばあちゃん、カスになっちゃった~(爆笑)」
『カス』の意味が分からず、みんながどうして笑っているのか分からないできょとんとしていた彼も、
今はもう9歳。
キミが大人になっても、このことはちゃんと語り継いであげるからね。
なんてイヤなおばちゃんなんでしょう(笑)