ミリオン3rd 仙台公演の感想 | N・N

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fc2ブログからこっちに移動してきました。過去の記事がもったいないので、気が向いた時に移します。というわけで、まずは仙台の感想記事を。

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ミリオンライブ3rdの仙台公演、おつかれさまでした。
終盤の2曲に対して感じたことや個人的な解釈を文章にまとめておきたかったので、ついでに仙台公演全体のレポートを書いておきます。

【MC】
全体的に食べ物の話題が多かったですね。牛タン、ずんだ餅、三角揚焼。喋っていた麻倉さんの声量が、ケータリングに牛タンシチューがあることを知った途端に爆上がりしたのが印象に残ってます。最後のMCでは、公演中に件のシチューを食べたことを報告していました。村川さんも同様に食べたようですが、2人とも非常においしかったと、嬉しそうに伝えておりました。
その他では、いつもライブ最後にやる「これからもアイマスですよ!」という〆の言葉を、今回は仙台のリーダーである伊藤さんと夏川さんが担当されることになっていたのですが、終わりの間際に伊藤さんが舞台の手前にあるモニター(おそらく〆の指示)に視線を落として、「これ、私がやるんだ」と呟いたのも感慨深かったですね。曲を歌いながら涙を流していたSSAから2年、サブメンバーの立ち位置から、主要メンバーの1人になった彼女の純粋な驚きと、その役割を与えられるまでに成長した嬉しさが同時に伝わってきました。

【曲】
終盤の曲を除いて、セットリスト順に簡単に覚えている範囲で書いていきます。

1.どりーみんぐ
 名古屋の時もそうだったのですが、個人的に開幕の曲というよりは〆の曲の印象をもっているので、これが最初に流れると気持ちが高まるまでに1番を丸々消費してしまいます。サビ前とサビ中の振り付けが楽しげでいいですね。
 
2.せいちょーちゅーらヴぁー
 想像通りの盛り上がりでした。歌詞にジャンプとかハイジャンプってあるので、是非とも野外ライブでやってほしいですね。
 
3.ちょーじょーげんしょーあいどるちゃん
 前回1stの時は不調だったりえしょんの全力の演技、生で見れて嬉しかったですね。「どっちもこっちもアイドルだらけのステージさいこー」の部分までコールが綺麗に揃ってて、多くの人に愛されている曲なんだと実感しました。
 
4.ぐっでいさんしゃいん
 リアル育ちゃんな原嶋さんの大舞台での初ソロ曲。歌いながら散歩をするようにステージを歩き回ったり、「さぁ行こうきっと楽しいよラララ~」ってところで客席にマイクを向けたり、初めての大舞台とは思えないパフォーマンスでした。
 あまり関係ありませんが、アニステ用に動物の被り物を用意してる人が予想以上にいました。そのへんの楽しみは次回に持ち越しですね。
 
5.はっぴーらっきーじぇっとましーん
 もう語るまでもなく「あいー!あいー!」でした。
 
6.りとるとりっぷあらうんどざわーるど
 全体曲を除けばこれが郁原さんの最初の曲で、笑顔で歌う彼女の姿を見ただけでどうにかなりそうでした。
 
7.じーえふ
 イントロと同時に会場中の人達が手を掲げて打ち出して、とても一体感がありました。歌はかわいらしくて、クラップもあって、コールもある。是非とも定番になってほしい曲の1つです。
 
8.せんちめんたるびーなす
 ヤバい。何がヤバいって、メンバーがヤバいんですよ。郁原さん、Yさん、夏川さん。郁原さんはオリジナルメンバーの1人ですし、Yさんと夏川さんは2nd2日目の例のトラブルが起きた際に歌っていた3人のうちの2人。それだけでヤバいのに、あの日と同じように笑顔で歌っていました。もちろん今回はラスサビでも音は消えず、表情も崩さずに歌いきりました。最後の「迎えに行こー!」は合唱したいと思って叫びました。
9.すたんでぃんぐあらいぶ
 つよい。リーダーの可憐がいるだけで、この曲に魂が宿ると思いました。開幕の「ずっと、そこへ」だけでぶるってしまいました。
 
10.夢色とれいん
 安定。2ndの時にあった3拍子の指揮がなくなってのが少し残念でした。
 
11.ヴぃヴぃっといまじねーしょん
 振りがかわいかった記憶はあるのですが、どんな振りだったか思い・・・出せない・・・。

12.しゃいにーすまいる
 765カバーの先鋒。まちこちゃんほんと歌うまいんですよね。
 
13.どりーむ
 ぶっこわれた。近藤さんの歌声と妖艶なこの曲の親和性は意外に高く、この1曲は彼女に釘付けになっておりました。振りもかっこよくて素敵でした。
 
14.いっぱいいっぱい
 眼鏡をつけた原嶋さんとインテりえしょんによる歌唱。Cメロでりえしょんがぶっ壊れて声量がうるさいほどに上昇して、狂ったように踊り出したのにはびびりました。
 
15.バレンタイン
 思わず「はっ?バレンタイン?」と呟いてしまったほどの予想外の選曲。本家で前回披露したのは5周年ライブかな? 当時のコールを知らない人もできるように、曲の隙間でバックスクリーンに演者の名前(ゆい㌧、もちょ)が表示される演出になっていました。

16.ヴぉるとざっとぼーだーらいん
 盛り上がる曲だと再認識。その後のMCでも触れていましたが、最後の決めポーズ(袈裟に腕を振り上げて静止するアレ)は最高にかっこいい。

17.夜に輝く星座のように
 これも振り付けがかっこいい! 特に、歌っていない方の踊りに惹かれた。サビまでの溜めも素晴らしいし、ラスサビの上がり方も素敵。リリイベより先に聴けてしまったのは、少し申し訳ない。
 
18.こいのれっすん
 あいらぶちゅっちゅー。たのしい。
 
19.ライアールージュ
 ドヤ顔に磨きがかかっておりましたね。より志保ちゃんの雰囲気に近づいたんじゃないかなって、そんな風に思いました。
 
20.れじぇんどがーるず
 オリジナルメンバーである伊藤さんと麻倉さんによる歌唱。原曲でもみっくが担当している「もーくげきしゃーになろー」の部分がね、好きすぎるんですよ。ありがとうって感じでした。

21.はろーこんちぇると
 2ndライブ2日目のおかげですっかりUO曲に。名古屋の恵子さんといい、今回の原嶋さんといい、どんな曲でも完璧なキャラ声で歌う技術が凄いと思いました。Cメロあたりでまちこちゃん、村川さん、原嶋さんの3人でALTIMAポーズみたいなのしていましたが、アレはなんだったんですか。
 
22.ぴーすおぶけいく
 まちこちゃん2連続。雨宮さんはCD通りに、まちこちゃんは感情を込めてしっとりと。まちこちゃんの歌声つよい。彼女にはもっとバラード系のミリオン曲を歌ってもらいたい。いや、やっぱり激しい曲も歌ってほしい。
 
23.ちいさな恋の足音
 殺された曲①(後で)
 
24.君だけの欠片
 殺された曲②(後で)
 
25.空想文学少女
 すみません。正直、前2曲にやられてまともに聴けませんでした。みんな同じようで、少なくとも僕の周りではコールとかしてる人はいませんでした。
 
26.カワラナイモノ
 原曲は大人組が歌っているこの曲を伊藤さんと夏川さんが歌うというのは、その前の4曲からの流れも含めてセットリスト考えた人天才だと思いました。いくつも時を重ねれば変わっていくものが多いし、変わらなければいけないこともあるけれど、どれだけ経ってもカワラナイモノがあるんだと、こう、悪い言い方をするわけではないんですけれど、まだ未熟な彼女達だからこそ出せる「そうなってほしい」という願望を感じましたし、「そうしていきたい」という決意も感じました。一瞬ステージ上の2人が時を越えたように錯覚しました。数年後もきっと、肩を並べて広い会場のステージに立っていてくれると信じています。
 
27.うぇるかむ
 つよすぎ。
 
28.さんきゅー
 ライブの最後に「ありがとう!」と叫ばせてくれるこの曲は、〆に相応しい不動の1曲だと思います。ありがとう。
 
 

ここからは、上の説明で飛ばした2曲についてじっくりと感想を書こうと思います。

【ちいさな恋の足音】
ようやく聴けた、LTPで一番好きな曲。この曲はキャラクターである篠宮可憐ちゃんの決意を表すと同時に、演者さんである近藤唯さんの心情を歌っているのだと僕は解釈しています。
つまり、キャラクターと演者さんが共に歩む姿を歌った曲。
曲のタイトルにある“恋”ですが、初めはこの“恋”というのはプロデューサーへの想いなのだと解釈しておりました。ですが、聴いているうちにそれは少し違うのかなと思うようになり、新たな解釈をするようになりました。
「お前は何を言っているんだ」と可憐Pの方に怒られるかもしれませんが、ここでいう“恋”とは、『目指している理想のアイドル像』に対する“恋”なのだと、僕はそんな風に思います。ちいさな恋の足音とは、理想のアイドルになるために一歩を踏み出した彼女の様相を喩えた言葉だと思っています。
『幸せな世界』とは、多くのファンに囲まれること。
『一番言いたいこと』とは、多くの人に愛されたいという気持ち。
いつかその夢が叶えられるように努力しようという彼女の決意が、曲全体に表れています。
2ndライブを越えた近藤さんと可憐ちゃんが歌うことによって、単に未来への意思表明ではなくて、少しずつ変わってきている現状と、まだまだ上を目指したいという熱い思いが融合しているように感じました。少しずつかもしれないけれど、彼女は確実に成長している。それはきっと、最初は臆病だったけれど諦めずに前を向き続けて、常に歩んできたからなのだと思います。
歌詞は決して複雑なわけじゃなくて、ストレートに心情を語っているんですよね。最近ぼくは水中キャンディの歌詞の奥深さに気づいて震えましたが、この曲は考察の必要がないほど単純にアイドルへの強い憧れが描かれています。それがまた可憐ちゃんらしいなと思って、より深く彼女に感情移入ができるのかもしれません。
「がんばってみたいよ」ではなく「がんばっているよ」と言えるようになった彼女がね、泣いたりもせずに明るく歌い上げた姿には感動しましたよ。
彼女の恋の足音は、確実に幸せな世界に届いたと思います。


【君だけの欠片】
ライブで聴く前は良い曲ってくらいの評価だったのですが、郁原さんがライブで披露することによって歌に対して勝手に意味を与えてしまい、ちいさな恋の足音の影響もあってか終始震えておりました。
これもエミリーPが聞いたら「お前よくそんなこと言えるな」と怒られるかもしれませんが、僕はこの曲を「エミリーが郁原さんに向けて歌っている曲」と解釈しました。ライブの1番のAメロあたりでそんな考えが浮かんで、以降震えていた感じです。
郁原さんは1stでは感極まってソロ曲の途中で泣いてしまい、そのリベンジを果たせるかと思った2ndではステージに立つことができなかった。
それらを踏まえて曲を聴いてみると、もうこれは駄目でしょう。
ライブには来れなかったけれど、1stの時からずっとエミリー役は郁原さんで、郁原さんはエミリーちゃんと一緒だった。誰よりも近くで見ていたのはエミリーちゃんで、その彼女が語りかけているように解釈すると…………あとは歌詞を確認してみてください。
今回のライブは、彼女がステージに立っているだけで感動的でした。


思ったより短くなりましたが以上です。
僕は歌詞にやられることが多いので、あまり歌詞に意識を向けていない方は是非とも歌詞を味わいつつパフォーマンスを見てみることをお勧めます。
特に次の大阪1日目で披露してくれるであろうMelody in scapeは、バラード系であればいまのところLTD曲で最も歌詞が感動的だと思っている曲なので、多くの人に詞に浸りつつ歌を堪能してもらいたいですね。