「大地震がこれに重なるだろう。ノストラダムスによると、この世紀末、「アドリア海の近く」で大地震が繰り返す。「東洋の道」や「海の向こうの新しい都」も、たびたびゆらぎ、くずれる。
また、「星たちの集まる年の五月」に、かつてないような大地震がある。さらに、前にも述べたように、南フランスが旱魃と冷害になる年、「アジアの果てのその国」に大地震が襲う。
漠然としているようだが、68年のロサンゼルス、74年のイタリア、75~6年の中南米、78年のユーゴ、同年の中国・・・・と思い出していくと、近年の大地震とノストラダムスの予告はほとんど全部重なっていることがわかる。
まだ実現していないのは、「アジアの果てのその国」の大地震と、「星たちが集まる年の五月」の大地震(注27)だけである。
「星たちが・・・・」とは、「土星・カペル・木星・金星・水星」が「ブーフ」に集まり、「かに座と火星」が、「ノンネエ」に集まる年だという。なんのことか、残念ながらわからない。
ブーフはおうしのことだが、おうし座(タウルス)とはちがう。カペルはノストラダムスのころ、まだ発見されていなかった惑星(海王星とか冥王星とか・・・・)を指すらしいが、確定できず、ノンネエは解読不能。
注27:五月の大地震
第1巻67。「すごく激しい地震が五月に/土星・カペル・木星・水星はブーフに/金星もおなじ、かに座、火星はノンネエに/そのときタマゴよりも大きな雹(ひょう)が降る」
本文でも述べたが、カペル・ノンネエという謎の言葉があるため、時期も場所も確定できない。しかし、詩のナンバー(1+6・7=77=破滅の重なり)からみて、たいへんな地震らしいとわかる。」
「ノストラダムスの大予言Ⅱ」五島勉著より
感想
>第1巻67。
第10巻67の間違いだね。http://www.buzznews.jp/?p=10041
>ブーフはおうしのことだが、おうし座(タウルス)とはちがう。
「beuf」(ブーフ)は「bœuf」の古語だが、現代語の「bœuf」には牛や牛肉の意味はあるが「牡牛座」の意味はない。ただし、sumaru氏というマニアの方が「金牛宮」、つまり牡牛座の意味で訳しているので古語ではその意味があるのかもしれない。または、それに変わる根拠。
http://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/140.html
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/58942/m0u/
因みに、手元の古語辞典には「beuf」は載っていないが、古い辞書の横断検索では「beuf」と「boeuf」がヒットする。(念のため、「bœuf」はヒットしない。)因みに、本当に古い辞書だから、解説も古語で意味取りには役に立たないが、非常に重宝している。
>カペルはノストラダムスのころ、まだ発見されていなかった惑星(海王星とか冥王星とか・・・・)を指すらしいが、
カペルはラテン語で「雄山羊」の意味らしい。つまり、山羊座。http://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/141.html
>「ノンネエ」に集まる年だという。なんのことか、残念ながらわからない。
http://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/142.html
自分で訳す時は、もっと時間を掛けて合成語の可能性や韻を踏ませるための変形などあらゆる可能性を考えたい。
因みに、阪神大震災も東日本大震災も当てられないんじゃ意味がないね。もっとも500年間の世界中の大地震が書いてあるとは思えないけどね。
>Le tremdiement(巨大地震)
tremblement(振動)の誤植だね。http://www.buzznews.jp/?p=10041
おまけ