参考資料290 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

「小羊は第五の封印を解く―――。

 小羊が第五の封印を解いた時、神の言(ことば)のゆえに、また、そのあかしを立てたために、殺された人々の霊魂が、祭壇の下にいるのを、わたしは見た。彼らは大声で叫んで言った、「聖なる、まことなる主よ。いつまであなたは、さばくことをなさらず、また地に住む者に対して、わたしたちの血の報復をなさらないのですか」。すると、彼らのひとりびとりに白い衣が与えられ、それから、「彼らと同じく殺されようとする僕(しもべ)仲間や兄弟たちの数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいるように」と言い渡された。(第六章九~十一節)

「“神の言”のゆえに、また、そのあかしを立てたために、殺された人々”と言えば殉教者を指していますね。」「それは間違いないと思うよ、S君。神の意に適う殉教を遂げた人々が『神よ、いつまで自分達の血の報復をしないのか』と叫んでいるんだ。私は、中世以降のキリスト教には疑問を感じるけれど、それ以前は真理だったんだと思うよ。だからこそ、それまでの迫害時代の殉教者に“白い衣”が与えられたと、こう解釈するね。白は真理の宗教の色、天界に至る白だから。」「尊師、ここではキリスト教以外の殉教者は含まれてないんですか?」「M大師、前の預言を見てごらん。シヴァ神はなぜかイスラム教は正しくないとしてらっしゃる。だからイスラム教は除外されるだろう。私の記憶では、仏教は強力な保護者がいない時代に衰退したことはあっても、この時代までに迫害されたことはなかった。その他の宗教についてはよく知らないが、当然、真理の殉教者がいたら含まれるだろう。」「なるほどわかりました。」「ところで“もうしばらくの間”待てとなっているところが気になる。果たして、いつまで待てというのか、いつ血の報復をするというのか。私は、これは人類滅亡の時代を指していると考える。」「そのとき、真理のためには死をいとわない人々の数が満ち、神は邪悪なる者たちに血の報復をすると―――。」そのとき、一体何が起こるというのだろう。」
「滅亡の日」麻原彰晃著より

感想
「まず次のことを知るべきである。終りの時にあざける者たちが、あざけりながら出てきて、自分の欲情のままに生活し、「主の来臨の約束はどうなったのか。先祖たちが眠りについてから、すべてのものは天地創造の初めからそのままであって、変ってはいない」と言うであろう。すなわち、彼らはこのことを認めようとはしない。古い昔に天が存在し、地は神の言によって、水がもとになり、また、水によって成ったのであるが、その時の世界は、御言により水でおおわれて滅んでしまった。しかし、今の天と地とは、同じ御言によって保存され、不信仰な人々がさばかれ、滅ぼさるべき日に火で焼かれる時まで、そのまま保たれているのである。愛する者たちよ。この一事を忘れてはならない。主にあっては、一日は千年のようであり、千年は一日のようである。ある人々がおそいと思っているように、主は約束の実行をおそくしておられるのではない。ただ、ひとりも滅びることがなく、すべての者が悔改めに至ることを望み、あなたがたに対してながく忍耐しておられるのである。しかし、主の日は盗人のように襲って来る。その日には、天は大音響をたてて消え去り、天体は焼けてくずれ、地とその上に造り出されたものも、みな焼きつくされるであろう。このように、これらはみなくずれ落ちていくものであるから、神の日の到来を熱心に待ち望んでいるあなたがたは、極力、きよく信心深い行いをしていなければならない。その日には、天は燃えくずれ、天体は焼けうせてしまう。しかし、わたしたちは、神の約束に従って、義の住む新しい天と新しい地とを待ち望んでいる。」
新約聖書「ペテロの第二の手紙」第3章3節~13節

おまけ