ポリコマンVSあたし Ⅳ | きちがいピエロ  

きちがいピエロ  

あたしは未婚子持ち女 (▼皿▼#)



そんなあたしの忘れられないこれまでの出来事を、



いつか振り返ってみる日のために記録として綴っておこう・・・。

写真をきれいにそろえて封筒に入れてくれた

白髪制服ポリコマン。





「そうか・・・

もう結婚式の準備も済んでるんだね。


今一番幸せなときだろ?

なんでこんな時に通報されるようなことしたんだ?


火のないところに煙は立たないよ。

それなりの理由があったから

あんたの彼氏は通報したんだろ?」




確かにそうだ。



だけど・・・・

今捕まるわけにはいかない。







「くだらない口論から取っ組み合いになったけど、

通報されるようなことはしていない。


今、家宅捜査してるんでしょ?

そんなものでてきた?

いくら探しても無理だよ。

そんなものやってない。」




私は言い切った。






白髪制服ポリコマンは

若手に命じてなにやら調べさせている。



そして、一枚のメモを見ながら、


「確かに今の段階ではまだみつかっていない。

だが疑うには十分過ぎる物があるじゃないか。」




どんなけ探しても目的のものなど

あるはずない。



だって引っ越したばかりでやってもなければ

用意してもいないから。



まぁいいさ。

気の済むまで探せばいい。





「それに・・・

あんたの部屋から出てきた合法ドラックだが、

これは全部、覚せい剤中毒者がものがなくて

切れたときにとりあえず間に合わせとして服用している薬ばかりだ。

なんでこんな物に頼るんだ?

我慢できずに頼るのか?」






「・・・別に。


どうでもいいからやってるだけ。

別に服用しすぎて死んだってかまわない。

でもそれだけであんたらに捕まるのはおかしいよ。

あたしの問題だからね。

いくら調べても何も出てこないよ。

捕まるようなことはしちゃいない。」




そんなふうに答える私を

ポリコマンはありきたりの言葉で諭そうとするが・・・

そんな言葉は


左に受け流す~♪(゜▼゜;lll)







「おい!!

そんな態度やったら

いつまでたっても帰られへんぞ(▼皿▼#)

どこに隠してるんや。

みつかるのは時間の問題や。

はよ自白しとったほうが身のためやで。


わかっとんかゴルァ!!(▼皿▼#) ムキー!」





イスを蹴り上げ、

机を握りこぶしででかい音が出るように叩きながら

私を威嚇するポリコマン2号。







( ̄△ ̄;)ムッ! ! (▼ヘ▼#) ムカァ!!


「なんやて?時間の問題やて?


ふざけんな!!


そこまで言うならさっさと見つけんかい!!


無能のくせに

わめくんじゃないよ!

このぼんくらがっ( -д-)、ケッ」









「なっなんやと?


なら聞くが、

あんた、実家の冷蔵庫の上に隠してるらしいな。

さっき彼の取調室で聞いてきたぞ。

マンションから出てこんかったら次はあんたの実家

取り調べるで。

そうなったら困るんちゃうんか?」







「なに?

実家の冷蔵庫の上に隠してるだと?


ぬぉぉぉぉぉぉ!!


あのくそがきゃぁ

適当なことぬかしやがって!

もう我慢ならん。


ぶっ殺してやる(▼皿▼#) 」







完全に自分を見失ってしまったあたし。



自宅の冷蔵庫の上に隠してるだと?

ふざけんじゃないよ。

いったいどっからそんな話が出てくるんだ?

自宅に隠すわけなかろうが。

くそ野朗が。

絶対ゆるさねぇ(▼皿▼#)





気がつくと私はイスから立ち上がり、

入り口付近にたむろしてたポリコマンズを押し倒し

隣の隣の元彼がいる取調室に向かっていのししのように

突進していった。




が・・・




その取調室の入り口付近にいるポリコマンズが騒ぎに

気づき、

あたしに負けないくらいの猛スピードで正面からタックル。


しかも2人ががりで。Σ(|||▽||| )





ごちん。



という鈍い音がしたのを覚えている。



たぶんほんの一瞬意識が飛んでた。




そして再び取調室までずるずると引きずられるようにして

無理やり着席。_| ̄|○





容疑者が取調室から飛び出すなんて、

そんなのが他のポリコマンに知れたらきっと

始末書ものだろう。




再びイスに座らされてから

私は悔しいのと腹立たしいのと

ぶつかったところが痛いのとで

ぼろぼろ泣いてた(゜▽゜;)





ポリコマンズはただただ

この事態にあせりまくっている様子。




「まったく・・・

なんてことするねん。

こんな女の子ははじめてや。

とにかく落ち着きなさい。」






白髪制服ポリコマンは相変わらず優しい口調で

こう言った。




「最初に見たときから

正直あんたが薬物中毒だとは思っていない。

だけど、疑念はある。

自身の疑いを晴らすには

薬物検査を受けるのが一番早いんだ。

知っての通り

あんたを薬物使用所持の現行犯で捕まえることは、

ものが出てこない現段階ではもちろんできない。

だけどこのままだと時間ばかり過ぎて

実家まで家宅捜査が及ぶ可能性もあるんだ。

やってないと言い切れるなら

検査を受けなさい。」








・・・




私は検査を受けることに同意した。





捕まっても釈放されても

もうどっちでも良かった。



それに散々暴れて、

おまけに前日もろくに寝てなかったので

もう力が残ってない。

くたくただった。











白髪制服ポリコマンの指示で

非番の女性捜査員が呼び出されたようだ。



女性がいないと検査できないらしい。



・w・ン?なんで??




「尿を取ってもらいますが

男性が立ち会うわけにはいかないから。」




・w・ン?なんでよ??さっさと済まそうよ。




「ですから・・・

あなたが尿を実際にしてるところを

見ておかないといけないから

女性捜査員を呼び出しました。」



(・-・*)(。。*)ウンウンなるほど。





・w・ン?



(lll゚Д゚)ヒィィィィ!! 



なんだって?!


あたしがおしっこするところを見るだと?!



それは・・・なまおしっこ?



|||(||(゚▼゚;)|||)|||うそだろ・・・


勘弁してよ・・・_| ̄|○