ゴジラ撃沈  _| ̄|○ | きちがいピエロ  

きちがいピエロ  

あたしは未婚子持ち女 (▼皿▼#)



そんなあたしの忘れられないこれまでの出来事を、



いつか振り返ってみる日のために記録として綴っておこう・・・。

なりふりなんてかまってられない。



ここまで自分を見失ったことはなかったし、

自分の携帯を目の前で壊されたことなど

もちろんない。







元彼の言ってることはたぶん正しいだろう。




けど、私のこれまでの生活を見てもわかるように、

同年代の多くが歩んできた道とは

かなり違った生活をしてきた私。




それを見続けてきた元彼は、

いったいあたしの何処が気に入って

結婚したいなんて思ったんだろう。




もちろん面と向かって聞いたことなどないが。








今思うと、

私の心の中には甘えがあった。




長年の付き合いだから

私の性格ぐらい元彼は十分知ってるだろう。


自己中で短気で気まぐれで適当。


それを知った上での結婚のはず。



だから私に何かを押し付けたり

行動をセーブしたり、

絵に書いたような主婦像を要求することは

きっとないだろうと

思ってた。



客商売だということも当然理解してくれてると思った。




それでも結婚となると、

やはり私たちはまだまだガキだし、

ましてや私の接する相手は一回り以上も年上の人ばかり。




長かった不倫生活も、


いまだにおっさんを忘れてはいないことも、


元彼は全部知っている。




相手が全部知ってるからこその甘えだろうか。






とにかく

私が窮屈に感じるようなことを

元彼は要求してこないだろうし、

私に意見するようなこともないだろうと思い込んでた。



だからといって

結婚してからもふらふら飲み歩いたり

お客さんと会ったりするなんてことはもちろん

ありえない。



そんなことするほど非常識ではないつもりだし

したいとも思わない。







勢いに任せて

慌てて店を上がり、

即マンションを契約し、

即入居。



長い時間をかけて結婚を目標に付き合っていたわけでは

ないのに、

相手のことをわかっていると

お互い思い込んでいたようだ。



せめてちゃんと店をやめて、

お客さんにも前もって知らせて、

すべてが落ち着いてから

行動すればよかったのだろうか。



















私はゴジラ状態で

手当たり次第にアイアンを振り回し、

それを止める元彼。





「さわらないでよ」(▼皿▼#)




そう言って腕を振りほどくと

再び上着とバックを持ち

玄関にむかった。





「いい加減にしろ!」



元彼はそう叫ぶと

後ろから羽交い絞めにして身動き取れないよう

私を押さえつけた。




すごい力だった。


あの頼りなさそうな体格の元彼が

こんなに力があるなんて。




完全に頭にきていた私は

押さえつけられながらも必死でもがき

どうにか立ち上がると

元彼の股間めがけて蹴り上げた。




失敗_| ̄|○




再び押さえ込まれ

その後はどんなにもがいても

元彼は力を緩めなかった。





押さえつけられながらも相手の顔をひっぱたき

足を腹に食い込ませ何度もひざで蹴り上げたが

押さえ込みから逃れることができず・・・




だんだんと力が入らなくなってきて

暴れるのをやめた。



すると元彼は力を緩め、

その隙に私は玄関ではなくて一番奥の部屋に行き、




「入ってくるな」(▼皿▼#)




そう言ってドアを閉めた。





時間がたっても私の怒りは収まらず、

たて続けにタバコを吸い、

最後の一本になったので

マンションの下のコンビニに買いに行こうとした。




部屋のドアを開けると

元彼が入り口に立っていて、


「どこいくねん」

と。



私は「タバコ買いに行く」


そう言って出ようとすると

またしても出て行こうとしてると思い込んだ元彼は

再び私を押さえつけにかかった。




2度も同じことをされるほどバカじゃない。


今度はすかさずかわし、

落ち着いて出ようとすると



「ほんまにタバコ買いに行くだけやったら

オレの吸えばいいやろ!」



そう言いながら腕をつかんで離さない。






どちらも引くことができず

どんどん事態は悪化していく。





私は、

「どっちにしろもう無理やで。

朝になったら出て行く。」と、

言い切り、

つかまれた方の腕を思いっきり振って

元彼の手を払いのけようとした。





元彼は黙っている。




「いい加減離しいや。

いつまで人の腕つかんでんのさ。

さっさと離さんかい(▼皿▼#) 」





すると元彼は何を思ったか、



「通報するで。


ミアまだ薬物やってるやろ。

出て行くばっかり言ってたら

警察に薬物のこと通報するで。」








はぁ?なんだって?


警察に通報するだと?





やれるもんやったら

やってみろ!


カス野朗が!!(▼皿▼#)