日々のつぶやき-砂時計


監督:佐藤信介

出演:松下奈緒、夏帆、井坂俊哉、池松荘亮、戸田菜穂、風間トオル


「両親の離婚で母親と二人母の田舎の祖母の家にやってきた杏は、そこで一緒にアルバイトをする大悟とその酒蔵の息子藤、妹椎香と仲良くなる。

精神的に不安定だった母が自殺をし、大悟はずっと一緒にいると約束をしてくれたが父親に引取られ島根を離れることになった」


妹が原作漫画の1巻を購入してきて、読んだ次の日に「ぽすれん」のたくさん登録している中から自動で選ばれてこのDVDが届いたんです。すっごい偶然に驚いた~


1巻は直前に既読だったために冒頭の部分は頭にすっかり入っていました。

夏帆ちゃん、うん爽やかでいいわ~

そして大悟役の池松壮亮くん素朴な感じでいい♪

「DIVE!!ダイブ」 の屈折したクールな優等生も良かったんだけど、それとは又全然違って等身大で自然な感じがしました。


ストーリーは何となくありがちかな・・とも思いましたが、この原作コミックとっても人気あるみたいです。

1巻だけしか読んでいませんが、少女漫画にありがちな意地悪とか誤解とかすれ違いなどが多そうな予感が・・そういうの嫌いなのですが、映画では割とサラッとしていたような印象。


ただ・・杏に共感したり杏の気持ちを思うのがちょっと難しいかな~

両親が離婚してお母さんを亡くしてしかも自殺、大きな心の傷が残ったってことは想像できます。

でもおばあちゃんや大悟たちのお陰で明るく過ごせていたのに。

やっぱり何かに常に怯えていたんでしょうね~

自分がもっとこうだったらお母さんは死ななかったのに・・とか


でもやっぱり大悟を解放してあげたい、もう手を離していいよってなった心情がな~それだけ真面目な子なのかな。もうちょっとみんなに甘えてもいいのに。

でもだからといっていい子って感じでもなく、椎香ちゃんや元婚約者が言った「自分だけが傷ついていると思っている」って言葉に大きく頷いてしまったな~

自分の気持ちだけで、周りの人の気持ちが全然見えてないしそれを気付こう、見ようともしていない。自分だけ自分だけっていうのが強すぎてどうしても馴染めなかった。

夏帆ちゃんは可愛いんだけど。


前半は好きだったんだけど、後半のお母さんとの思い出や自分の中でグルグルした気持ちみたいな映像がちょっとしつこくて・・

もうちょっとサラッとしてくれた方が好みでした。


でも全体には好き♪

大悟・・池松壮亮くんの魅力で大満足!!って気も・・。

ラストもいいし爽やかでした。