こんにちは ちばっち@北海道函館市です。
函館は、三方を海に囲まれているので、霧がかかりやすい土地です。
有名な函館山からの夜景も、7~8月は霧がかかってしまうことも多いのです。
しかし、8月も後半になると、霧もあまりかからなくなってきます。
青空にくっきり映える昼間のパノラマも、気持ちがいいんですよ~。
そして、他のスポットからの夕日。
もうすっかり、秋の空ですね。
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さて、
今日は、頑固おやじの「ルラルさん」の絵本をご紹介します
ガンコで排他的なおじさん、ルラルさん。
そんなルラルさんの価値観を、いとも簡単にひっくり返してしまったのは、
芝生のチクチク感でした!
『ルラルさんのにわ』(いとうひろし作、ポプラ社)
一軒家に、広い広い芝生の庭を持つルラルさん。
自慢の庭ですので、手入れにも気合が入っています。
近所の動物たちが庭に入ろうとすると、パチンコで追い払う徹底ぶり。
自分以外誰も足を踏み入れない芝生の庭を、毎日丁寧に丁寧に
手入れをします。
そんなある朝、ルラルさんは仰天。
自慢の芝生の庭に大きな丸太が転がっているではないですか!
許せないと思い蹴飛ばそうとすると、丸太だと思ったのはわにで、
大きな口を開けてルラルさんを威嚇します。
怖くてパチンコも使えないルラルさん...。
でもわには、穏やかなわにでした。
わにに誘われて芝生に寝転んだルラルさんは、チクチクとした心地よい刺激にうっとり...。
手入れを怠らず美しさが保たれていた芝生ですが、ルラルさんはその上に
寝転んだことはなかったのでしょうかね?
なんともったいない。でもいいんです。わにのおかげでその心地よさに気づけたのですから。
そして、排他的なルラルさんは、この心地よさを独り占めするのかと思ったら!?
最後のページは、大人も歓声を上げてしまうかも^^
たかが芝生で価値観が変わってしまったルラルさん。
でも、人生なんてそんなものかも!?
崇高な理念や洗練されたトークを聴くよりも、毎日の生活の中でハッと目を留めた
身近なものに、心を大きく動かされることもあります。
特に、子育てをしていると、それまでの自分とテンポが必然的に変わるので、
今まで特に反応しなかった事象に、心を動かされることも多いですね^^
とにもかくにも、芝生の上で寝転んでいるルラルさんの穏やかな表情は、
こちらもユルみますよ^^