奄美の3匹のこぶた

奄美の3匹のこぶた

奄美大島での日々の暮らし、3人の子供たちの成長、おいしいもの… 小さな幸せをみつけて楽しく暮らしたいみみママのひとりごと☆

数あるブログの中から…


『奄美の3匹のこぶた』へご訪問ありがとうございます

年に数回しか会えない鹿児島の両親に孫たちの成長を知らせたくてはじめたこのブログでしたが
今ではすっかり私の食いしん坊ブログになりつつありますブタあせる

パパの仕事の手伝いをしながら個性的な3匹のこぶた

と、日々奮闘中の毎日ですぶーぶーDASH!ぶーぶーDASH!ぶーぶーDASH!




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久しぶりのブログUPになりますあせる

 

平成から令和に変わる前に…

平成の出来事を少し記録しておこうと思います

 

うちの末っ子、ちびすけもこの春から5年生になり毎日元気に学校に登校していますが…

普通に学校に登校してくれるだけで有難いと思う出来事が昨年11月に起こりましたあせる

 

小さい頃からよく腹痛を起こし、同じものを食べているのになんで?と思うほどちびすけだけ便秘気味だったり、とにかく上の2人の娘より病院に行ったり、浣腸をしたりする回数が多い子でした。

 

昨年11月1日、普段通り学校から帰り体操教室に行き…

夕ご飯を食べる頃になり…

ちびすけが

『お腹いたいからごはん食べたくない… 』と…

しばらく様子を見ていましたがだんだんと顔面蒼白に…

時間外でしたが、なんかいつもの腹痛とは違う気がして…

近くの瀬戸内徳洲会病院で診てもらうことに…

 

ちびすけは、本当に運のいい子で、普段はいらっしゃらない小児科の先生がいらっしゃる日で…

先生方の判断で大きな病院に搬送した方がいい…と、救急車で約1時間の県立大島病院へ…

県立大島病院でCTをとった結果…腸閉塞疑いで手術が必要ということで…

でも島には外科の先生はいらっしゃっても、小児外科の先生がいないということで…

この時点でも私は、まだ

『痛み止めでももらって、次の日にちびすけと一緒に飛行機で鹿児島の病院に行こう』なんてのんきなことを考えていたのですが…

なんと…

小児科の先生が…

『自衛隊のヘリを要請しました』と…目

夜間はドクターヘリが飛ばないので…

それほど緊急だいうことに、はじめて気づかされました。ガーン

 

 

自衛隊のヘリコプターが鹿屋基地から飛んできてくださるということで…

しばらく県立大島病院で待機して救急車でヘリポートまで…

自衛隊のヘリコプターには、県立大島病院の小児科の先生も同乗してくださいました。

ものすごいエンジン音?と真っ暗な中…ヘリコプターで搬送中、何度もちびすけの点滴交換をしてくださり…

この小児科の先生もドクターヘリは乗ったことがあるとおっしゃっていましたが、自衛隊のヘリは、はじめてだとおっしゃっていましたあせる

もちろん、私も自衛隊のヘリに乗るなんて初めての経験で…不安と寒さと…只々、早く着きますように…と祈るような気持ちでした。

 

鹿児島に着いたのは薄っすらと夜が明けはじめた6時頃でした。

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鹿児島市のマリンポートから鹿児島大学病院へ救急車で搬送され…

大学病院についてからは、ちびすけは手術前の色々な検査、私はひたすら何枚もいろんな承諾書や書類などにサインをして…

もう頭の中はパニックで…実はこの時の記憶があまりなく…あせる 

 

11時半に手術室へ運ばれたちびすけ…出てきたのは夕方の4時20分…

5時間近くの手術でした。

 

手術を待っている間、前の晩から一睡もしていない私に…

大学病院の看護師さんたちが

『お母さんも横になれるときに少しでも体を休めておいてくだいね… 』と休憩室に毛布を準備してくださったり…

 

母と妹が前の晩から何も食べていなかった私に手作りのお弁当や、

暖かい奄美から半袖、サンダル姿でまさしく、着の身着のまま鹿児島に運ばれてきたちびすけと私の為に冬物の洋服や入院に必要なタオル等もってきてくれたり…

人の優しさにたくさん触れ、ありがたくて涙がでてきましたしょぼん

 

 

ちびすけは、先天的に腸間膜に穴があいていてそこに小腸が入り込んでいて腹痛を起こしていたことがわかりました。

穴をふさいで、小腸をもとの場所に戻し、無事手術は成功しました。

ちびすけもよくがんばりました!

 

 

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手術から5日間は救急病棟にお世話になり、点滴につながれて、絶飲食が続き…痛々しくかわいそうでしたが日に日に回復して術後5日目には、小児科病棟に転棟になり、飲み物OKに。

ちびすけ、ポカリを飲んで一言

『あ~久しぶりに味のするものを飲んだ気がする~味覚が失われていなかった~』とニコニコ

味覚という言葉がでてきたのがおかしくてにひひ いつものちびすけの調子がもどってきたかなと少しうれしかったです。

 

6日目からはいきなり常食になり少しびっくりしましたが…経過がいいということで…OK

私はちびすけの横で朝陽をあびながら目覚めのコーヒーをいただいたりドキドキ

 

気分転換に病室ではなく食堂で桜島を見ながらの食事

 

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点滴につながれながらも漫画を読んだり…

 

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私自身も付き添い生活もかなり快適に過ごせました。

家にいるときより睡眠時間もたっぷりとれ、体調がいいくらいニコニコ

私がダウンしたらだめだからと、普段以上に栄養に気をつけて…体重もやせるどころか…あせるって感じでしたあせる

 

鹿児島大学病院の小児科病棟には、昼間保育士さんもいらっしゃって、小さいお子さんをお持ちのママさんたちは、昼間の保育士さんたちがいらっしゃる間に保育士さんに子供を預けて優先的に病棟のシャワーを浴びることができたりと、色々と制度が整っていて、かなり付き添いのママさんたちにも優しい感じがしました。

 

入院当初、2週間と言われていた入院もお陰様で10日で退院の日を迎えることができました。

 

瀬戸内徳洲会病院、県立大島病院の先生方の素早い判断で、島では、手術はできないと、自衛隊のヘリを要請してくださり、

夜中、真っ暗な中を鹿屋基地から奄美まで飛んできて鹿児島まで搬送してくださった自衛隊の方々…

救急隊の方々にも大変お世話になりました。(救急車に3回も乗りました)

手術をしてくださった鹿児島大学病院の先生方、優しく声かけをしてくだった看護師さんたち…

本当にたくさんの方がちびすけの命をつないでいただきました。

 

素晴らしい先生方に出会えた事、ヘリが飛べる天候に恵まれた事、たくさんの幸運が重なってちびすけは、

今日も元気に学校に通えました。

 

11月の手術以来、 『お腹痛い…  』ということもなくなり、栄養の吸収もよくなったのか少し大きくなった気もします。

助けていただいた命を大切に、そして、ちびすけもいつか社会の役に立てる大人になってほしいなぁ…と願っています。

 

平成最後の我が家の大事件でしたあせる