ブログの更新がスローペースですみませんm(_ _)m
2011年春季(便宜上、4/1~夏休み前までとします…)に、私は
計9本のお芝居を観ましたが、まだ4本しかアップできていません。
で、夏休みに入ってからも既に数本お芝居を観ていますし、書評
の方もまだ1回分のみのアップですから、このままだと(マジで)
永遠に掲載できなくなってしまいます(-_-)
ということで、未掲載分5本のレビューを「簡略バージョン」にて
綴らせていただきました。
「香の抜けたサイダー(ビール)」みたいな趣になってしまって
恐縮ですが、お読みいただければ嬉しいです。
なお、その5本は、以下の通りです。
○「愛在る領域」
○「一人十色」
○「NOISES OFF」
○「銀河旋律」
○「11のささやかな嘘」
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【No.5】←2011年度観劇の通し番号です
ただし、観劇順とは必ずしも一致しません
【公演名:愛在る領域 】
【カンパニー名:スペイド】
スペイドは、小野寺仁子(おのでら・にこ)さんが主宰する演劇ユニ
ットです。
3月末の公演が東日本大震災で延期となり、5月の上演となりまし
た。また、パンフレットの売上代金が震災の募金に充てられるなど、
チャリティ色の濃い興行でした。
【観た季節:2011年度GW最終盤のマチネ】
【劇場名&座席:大塚萬劇場1列目ほぼ中央の席】
自由席ですので、開場時刻前に並んで6番目に入場しました。
ここは地下2階に劇場があります。
また、特に座席番号はありませんでした。
【チケット購入方法】
・イープラスで購入。セブンイレブンで発券。
・チケット代は、3,000円(税込)でした。
【客層】
若手イケメン俳優目当ての女性客が、7割程度を占めていた
ように思います。
女性客は若い方ばかりでなく、オバサン世代の方も結構いま
した。
【隣に座った人】
左隣りは通路で、右隣りはキャバ嬢さんでしたね。
キャバ嬢風ではなく、確かにキャバ嬢さんでした。
だって、私にお店の名刺をくれましたから(^o^)…
出勤前の観劇ということでしょう。
【評価】
☆☆☆
=チケット代分くらいは十分楽しませてもらいましたよ
←評価基準に関しては、ブログ初回の記事をご参照ください
【コメント】
・ミュージッシャンの横山和俊氏と小野寺仁子さんが、いわば
アダムとイブという位置づけで全体の舞台回し役を務め、色々
な「愛」のかたちを描いた4つのストーリーを、オムニバス形式
で展開したお芝居です。
まあ、肩肘張らないで観ることができる、私の好きなライトコメ
ディーです。
また、もちろん、全ての楽曲提供は横山氏です。
・私は、往年のVシネマ女優である大竹一重さんのファンです
ので、彼女が出演する、部長の愛人同士(若い愛人と「昭和
の香りのする」愛人)が鉢合わせするコメディーが、もちろん、
一番面白かったです。
特に、どちらかというと気品ある役を演じることが多い大竹さん
が、水を口から吹き出してしまう…等々、ドタバタとした演技で
笑いを取り、見事なコメディエンヌぶり炸裂…という感じでした。
・あと、若手では、今村美乃さんという女優さんが魅力的で、
印象に残りました。
・名刺をいただいたキャバ嬢さんのお店に寄ることも無く(笑)
まっすぐ帰宅しましたよ~(^_-)
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【No.6】←2011年度観劇の通し番号です
ただし、観劇順とは必ずしも一致しません
【公演名:一人十色 】
【カンパニー名:杉崎真宏作・演出】
元お笑い芸人で、今は舞台俳優として活躍する杉崎真宏氏
が企画した、たった一日(2ステージ)のみの公演でした。
【観た季節:走り梅雨のような天候の5月29日(日)のマチネ】
【劇場名&座席:表参道GROUND 1列目ほぼ中央の席】
自由席ですので、開場時刻前に並んで3番目に入場しました。
チケット自体の発券は無く、代金当日精算で入場しました。
【チケット購入方法】
・振付担当の神在(じんざい)ひろみさん(後述します…)に、
チケット取り置きを依頼しました。
・チケット代は、2,500円(税込)でした。
【客層】
若手俳優が多く出ていましたから、友人、親や親戚といった
感じの観客が8割程度だったでしょうか。
フレンドリーな雰囲気の客席でした。
【隣に座った人】
右隣りは通路で、左隣りは20代女性二人連れのお一人で、
茶髪がよく似合う人でした。
【評価】
☆☆☆
=チケット代分くらいは十分楽しませてもらいましたよ
←評価基準に関しては、ブログ初回の記事をご参照ください
【コメント】
・今年の1月に、杉崎さんが主演したコメディーを観に行き、
やはりそのお芝居に出演していた神在さんとお知り合いに
なりました。
・神在さんはダンス教師経験のある役者さんで、今回は、
役者としてではなく振付担当スタッフとしての参画でしたが、
神在さんよりご連絡をいただき、観に行くことにしました。
・高校時代から、男子3人&女子1人の4人でツルんで、色々
と遊んでいたグループがあったのですが、高校卒業後、リー
ダー格の男子は起業し、「手作り感覚のブライダルを演出す
る会社」を立ち上げます。
ところが、その子が突然「自殺」してしまい、遺族も何故か多く
を語りたがりません。
そんなところからストーリーが展開するライトコメディーです。
・杉崎さんの作る世界ですから、「自殺」の真相には意外な
喜悲劇的要素が詰まってましたし、主人公の死をきっかけと
した恋バナや、残された男子2人と女子とのビミョーな感情の
動き…等々が、テンポ良く描かれ、そこに、神在さんが振り付
けたパフォーマンス性に満ちたダンスが加わりますから、素直
に楽しめるお芝居でした。
それにしても、表参道GROUND の狭い舞台でのダンスパフォ
ーマンスの振付は、大変だったと思いますよ(^_^;)
神在さんのご苦労が推測できました。
・ただ、惜しむらくは、若手俳優さんの2ステージだけの公演
でしたので、舞台を重ねるごとの習熟度が期待できなかった
ことです。
おそらく、8~10ステージほど演じていけば、もっともっとお芝
居の成熟度が高まるのでは…と、感じました。
・神在さん、ご案内をいただき、ありがとうございました。
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【No.7】←2011年度観劇の通し番号です
ただし、観劇順とは必ずしも一致しません
【公演名:NOISES OFF(ノイゼス オフ) 】
【カンパニー名:小田島恒志翻訳・千葉哲也演出】
マイケル・フレインの超有名なお芝居を、小田島&千葉コンビ
が日本語の劇に仕立ててくれました。
【観た季節:梅雨の谷間の6月中旬のマチネ】
【劇場名&座席:あうるすぽっと E列7番の席】
3月にMさんと別のお芝居を観に来た時もそうでしたが、何故か
この劇場は、なかなかいい席が取れます。
【チケット購入方法】
・イープラスの「座席選択」形式で購入。セブンイレブンで発券。
・舞台に近いセンター付近では唯一残っていた座席でした(^_^)v
・チケット代は、5,900円(税込)でした。
【客層】
これはもう、海千山千の演劇ファンと思しき観客が多かったで
すよ~(^^)
【隣に座った人】
左隣りは小柄な40代女性で、右隣りも40代の女性でしたが、
この方はとても大柄な方でした。
ただし、この右隣りの方は、笑いのタイミング等が見事でした
から、かなりの演劇通と見ました。
【評価】
☆☆☆
=チケット代分くらいは十分楽しませてもらいましたよ
←評価基準に関しては、ブログ初回の記事をご参照ください
【コメント】
・ある芝居を上演中のカンパニーの、舞台裏(0FF)と舞台上
(0N)の混乱を、客席側(表)のセットと舞台側(裏)のセット
の両方からお観せする…という、有名なお芝居です。
・キャストとスタッフ間の三角関係、共演者同士の恋愛関係の
いざこざ、アル中の老俳優…などなど、「これでお芝居がちゃ
んと上演できるのかよっ!」って、激しくツッコミを入れたくな
るようなもつれ具合が、上演中のお芝居のなかに投影するさ
まを、芸達者の俳優陣が究極のドタバタ劇として展開してみ
せてくれた、超痛快コメディです。
・男優陣では、特にソンハ氏と山口馬木也氏の体を張った
ドタバタぶりが超圧巻で、階段のところでも思い切って蹴躓
く演技等を、何度かみせてくれました。
ただ、「ケガが無いように…」と祈っていたら、悪い予感は当
たるもので、ソンハさんが負傷してしまい、直後の公演を中
止する事態になったことも、付記しておきます。
・女優陣では、妖艶な魅力の月船さららさんは予想通りでし
たが、舞台監督助手役の小林夏子さんが、地味目のキャラ
のなかに秘めた(演出家への)恋愛感情を爆発させる場面等
の演技がとてもステキで、ちょっとファンになってしまいました。
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【No.8】←2011年度観劇の通し番号です
ただし、観劇順とは必ずしも一致しません
【公演名:銀河旋律 】
【カンパニー名:演劇集団キャラメルボックス】
【観た季節:7月初めの定期試験の頃の変則ソワレ】
【劇場名&座席:山野ホール11列18番】
震災対応の一種の「特別公演」故、いつものサンシャイン劇場等
ではなく、山野美容専門学校のホールを借りての公演でした。
【チケット購入方法】
・劇団のHPから購入。セブンイレブンで発券。
・チケット代は、4,000円(税込)でした。
【客層】
これはもう、いつものキャラメルファンばかりです!!
【隣に座った人】
左隣りは50代男性で、開演前まで iPhone で電子書籍を読んで
ました。右隣りも40代男性で、公務員風の人でした。
ただし、私の前列同番号の女性が和田アキ子並みの大女さん
で、すごく舞台が見にくくて閉口しました。
【評価】
☆☆☆
=チケット代分くらいは十分楽しませてもらいましたよ
←評価基準に関しては、ブログ初回の記事をご参照ください
【コメント】
・キャラメルの「古典」とも言うべき作品で、かつ、タイムトラ
ベルものですから、お芝居自体の詳細は記しません。
・西川浩幸さん、大内厚雄さん、岡内美喜子さん、若手では
稲野杏那さんらが出演する「BLUE」ユニットの手堅いお芝居
を、堪能しました。
・ただ一つだけ皆が心配していたことは、脳梗塞(左前頭葉
皮質梗塞)で倒れた看板俳優、西川さんの、快復ぶりでした。
台詞の言い間違いや、言葉自体がややもつれることもありま
したが、ちょうどこの日が西川氏のバースデーだったことも
あって、カーテンコールでは、舞台&客席が一体となって、
彼の誕生日をお祝いしました。
・キャラメルのお芝居は、これでいいんです(^o^)
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【No.9】←2011年度観劇の通し番号です
ただし、観劇順とは必ずしも一致しません
【公演名:11のささやかな嘘】
【カンパニー名:ジェットラグ プロデュース】
【観た季節:なでしこジャパンが世界一になった日】
【劇場名&座席:銀座みゆき館劇場D列4番】
地下にある客席数約100席の、趣のある小劇場でした。
【チケット購入方法】
・チケットぴあで購入。セブンイレブンで発券。
・チケット代は、3,500円(税込)でした。
【客層】
業界関係者がものすごく多かったです。
終演後、マネージャーらしき人の、「この娘がウチの若手の
○○です。ぜひ舞台の機会を与えてやってください」などと
いう会話が、あちこちで聞かれました。
【隣に座った人】
左隣りは王子小劇場でも見かけた60代の老人で、右隣りは
20代の男性でした。
【評価】
☆☆☆
=チケット代分くらいは十分楽しませてもらいましたよ
←評価基準に関しては、ブログ初回の記事をご参照ください
【コメント】
・ある作家の書斎。書き損じのたくさんの原稿用紙が、まる
でオブジェのように天井までディスプレイされた舞台。
その売れない小説家の死後、彼を慕う老若男女11人が、そ
の書斎に集います。
慕うといっても、そのなかみは「十一人十一色」で、その真偽
すらお互いにわかりません。
そういった筋立てで、芝居は始まります。
・黒い服の男性が死んだ作家に飼われていた猫だったり、
猫にはその作家や、作家に殺された友人(しかもその作家
の唯一の作品の真の著者)の霊が乗り移ったり…
そしてお芝居は、よくわからず絡み合っていた伏線の解答が
一挙に明らかになるラストへと、見事に収斂していきます。
・ですが、実は、この日の早朝まで、なでしこジャパンの試合
を見てましたので、眠くて眠くて、体調的にはつらい観劇でし
た。
観劇も、体調維持が最重要であることを実感した「海の日」
でした。
・小説家の「(自称)最後の弟子役」を演じた梅舟惟永さんと、
終演後お話しができたのはラッキーでした(*^_^*)
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