【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.51』 | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.51』@池袋mono

※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。

毎度の事ですが、こちらを読む前にまずは昼の様子からどうぞ。

・AnBぷれみあむぅ presents 『第51回イカすアキバ天国』@池袋mono
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-12183858298.html

池袋初の「イカすアキバ天国」は蛍光灯の優勝で幕を閉じた。
素晴らしい熱戦を終え、池袋monoは一時の静寂を取り戻す。
昼の会場に居た客の半数は、他のイベント会場なり、それ以外の所用、もしくは家路についた者もいただろう。
だが残りの半数はしばし時を過ごし、やがて始まる夜に向けて各々英気を養っていたに違いない……。

かく言う自分も前述の「残り半分」にあたる人種。
正直言うと、一旦自宅に帰って、小一時間休んでから戻るだけの余裕はあった。
それくらい今回の池袋monoという会場は自分にとって身近な場所だった。
本当に交通の便が、立地条件が格段に向上して助かっている。
(もっとも交通の便は個人の現住所に大きく左右されるので、あくまで私一個人の話で「便利」になっただけですが)

昼の熱戦を振り返り、しばし休憩スペースで休んだその後、再び向かったのは池袋monoの地……。
開場時間前には、昼とは明らかに違う……けど、毎回のように顔を合わせてきた、見知った客層の顔がそこにはあった……。

会場は変われど、競う相手はほぼ変わらない……何よりもそれを証明していた。

戦いの舞台は東高円寺から池袋へ!
それでも変わらない、二ヶ月に一度の大勝負!
待つのは喜びか、悲しみか、それとも驚きか!?
池袋初戦は「真夏の一大決戦!」
「ぢゃ☆ベストテン vol.51」の様子をレポート致します。

●開演前

前述の通り、見知った顔が多いものの、新会場となりこれまでとはどことなく違った雰囲気だった会場前。
ほぼ定刻通りに開場すると、しばらくは列を形成して、会場への入場を待つ事となる。

こうしてこれまでの会場と同様、客は徐々に増えていき、いつものように少しずつ人口密度が高くなり、会場の熱気が上がってくる……。
CM映像が一通り流れ終わり、諸注意を経て、池袋になって初のOP映像が流れる……。

巻き起こる手拍子、徐々に上がってくボルテージ……そして爆発音と共にイベントタイトルコール……!
池袋初の「ぢゃ☆ベストテン」が幕を上げようとしていた!

そして登場したのは……石崎姉妹!(爆)

あれ?おかしいな?
今回からまた通常通り、新生司会~ずに戻るはずだったんだが(笑)

……そんな訳で☆★朋★☆のちょっと遅刻で、東高円寺時代に引き続き(?)石崎姉妹の進行で諸注意、投票ルールの説明が進む。
いつものように進む諸注意ですが、会場が今回から池袋になった事で多少なりとも変更点があって、そこの説明が若干たどたどしかったのが却って新鮮だった。

……こうして説明が終わったところで、いよいよ本編開始!
池袋初の「ぢゃ☆ベストテン」……トップバッターで登場するのは、前回「第50回イカすアキバ天国」……最後の東高円寺での「アキ天キング」となったこの二人組!

●本編

・昇格組:化面狂奏戯樂
「第50回イカすアキバ天国」にして池袋初の出演者に名を連ねたのは「化面」(バケメン)こと化面狂奏戯樂!
響と京呼、いざ初陣の舞台に立つ!
黒を基調にした「化面」……というよりは覆面に近い、布状の「化面」が印象的だった。
……あ、昼と違って今度は本物ですよ(笑)偽京呼の中の人、最前列にいたけど(笑)
一曲目「アイ」(ATOLS)からスタート。
非常に重厚感ある楽曲をバックに、ツインヴォーカルとハーモニーが心地よい……。
カヴァーではあるが、一曲目からいきなり自分たちの世界に引き込んだ感がする。
こうして初の舞台で一気に自分たちの世界に引き込み、二曲目……満を持して歌ったのは「Hu:ckebein」!
……そう!昼のゲストコーナーで偽の二人が振り付け講座を頑張った、化面狂奏戯樂のオリジナル楽曲!
最前に偽京呼の中の人(笑)がいた事もあり、学習能力の高い客層は大盛り上がり!
……だがここで予期せぬ事件が起きた!

2番のサビの最中……京呼が吹っ飛んだ!(爆)

当時の状況をありのまま話すと……。
サビの部分の振り付けは、客層が全体的に上手側、続いて下手側に移動するという大胆な移動が伴うものである。
先にステージからロビーに降りた響はその動きを見て、客がいない側に立って歌うというパフォーマンスをしたが……。
同じようにロビーに降りた京呼が、ステージに戻るタイミングを見誤って、某お客さんと衝突!吹っ飛ぶ事態となった……。
幸いにして京呼に怪我などはなく、その後も「Hu:ckebein」を歌いきったが……。
MCでも響の笑いのネタにされるなど、京呼には吹っ飛んだり(?)蹴ったりの「ぢゃ☆ベストテン」デビュー戦となった。
※なおこの一連の出来事をこのレポートでは「Hu:ckebein」の曲中におきた事にかけて「ヒュッケ……ばい~ん事件」と勝手に命名しようと思う(笑)
そんなトラブルもありつつも、ラストに新曲披露。
タイトルは「咲果て」
響と京呼、二人の織り成すハーモニーが非常に聴き応えのある一曲に仕上がっていた。
さっきまでの喧騒とは打って変わって、締めるところはしっかり締める:化面狂奏戯樂。
池袋初の出演者として、そして素晴らしいデビュー戦を見事に飾りました。
これからの二人から目が離せなくなる……そんなステージでした。

……なおここから本来の司会、☆★朋★☆が登場。
このイベントではお久しぶりなものの、前月の舞台で某みく16歳の中の人と共演した時の思い出を語るなど、エロ親父(?)な一面を見せて客層を安心させていました。

ここからランキング発表。
まず現地では発表されませんでしたが……。

・11位:華原ひよ美
前回昇格組で即脱落。
……もういう事無いわな(笑)本当にあっという間に燃え尽きて終わったよ、ひよ美。
ちなみに話は前後しますが、やはり彼女の低い得点は、EDで流れる集計結果で散々ネタにされた(爆)
やっぱり点数低かったわ……ひよ美……。

そんな訳でそのひよ美より1,000点ちょっと差をつけて10位だったのは……。

・10位:Bevitrice e Goloso
前回と同ランクキープ。Bevitrice e Goloso、略して「ベビゴロ」
さて毎回、コントをもってくるベビゴロの二人。今回のテーマは……。
いきなり登場したのは、水着姿の……Benjamin(笑)
誰も得しない水着姿(爆)で「あ~夏休み」(TUBE)を熱唱しているもののワンコーラスで強制終了(笑)
スナックネタの時はお馴染み(胸の谷間が強調されている)神戸ママに、夏だからどっか行きたいという話から、縁日というネタになり……「夏祭り」(JITTERIN'JINN)を熱唱。
ちなみに「ワッショイワッショイ」の掛け合いをビニール傘でやったのは、恐らく二人が東京ヤクルトファンなのも大いに関係している(笑)
なおJITTERIN'JINNバージョンであって、間違えてもWhiteberryバージョンじゃないのは、付け加えておこう(笑)
再びコントパート……今度は神戸ママが店を休んで、どこかバカンスに行きたいと言い出す。
行き着けの店が無いと困るといってBenjaminは反対するが、神戸ママの心は既にどこかの空の下……という事で「世界で一番暑い夏」(PRINCESS PRINCESS)を歌う。
神戸忍のソロにおけるロック志向を考えるとこの楽曲は有りかと。そういえばBenjaminは某ラジオでPRINCESS PRINCESS特集してましたな(笑)
そういう意味もこの楽曲は非常にお互いの得意な方向性と好きな音楽が合致したいい選曲だったと思う次第です。
そしてまたコントパートに戻ると、さりげなくBenjaminが8月の某BDライブと、某15周年ライブを宣伝(笑)
(前者は完全に自分の推しの都合だったが・笑)
最後は飲んで、食って体力つけるぞ的な流れになって「一升!」という流れ。
もうこの楽曲の盛り上げ具合と破壊力は言うまでもないでしょう。
こうして今回も絶妙なコントと、類稀なる歌唱力で最後まで15分のステージを成立させたBevitrice e Goloso。
「イカすアキバ天国」を優勝してからちょうど一年……今は押しも押されぬ、このイベントを代表する芸人……じゃなかった男女ユニットとして定着しました(笑)
果たして彼らはどこまで突き進むのでしょうか……以上、Bevitrice e Golosoのステージでした。

・9位:りゅうきいずむ
前回と同ランクキープ。Ma:rchen-holic*などでお馴染み、りゅうきのソロプロジェクト、りゅうきいずむの登場。
……さて前回のりゅうきと言えば、あの衝撃的なやる気の無いステージ(笑)あれを思い出す人も多いかも知れない。
だが今回、最初にステージの上に登場したのは、りゅうきじゃなく……パンダのかぶりものを被った……金色樽兵衛(爆)
正直、一体、全体、これから何が始まるんだ!?……そんな不安をよそに登場したりゅうき。
前回のような真っ青な着ぐるみ……という事はなく、白のブラウスを基調とした衣装。
髪には青と白の花、そして小さな鳥かごがきれいに飾られていた。
昼の偽響の時が黒を基調とした衣装だったので、それとはまた正反対な色調が印象的だった。
そんなりゅうきいずむの今回のステージ。
先に結論から言うと、アコースティックでのステージだった。
前述の金色樽兵衛……その名も「たるパンダ」(笑)のギターの演奏に乗せて、りゅうきが歌うスタイル。
まずは一曲目「それは小さな光のような」(さユり)からスタート。
某深夜アニメの主題歌という、りゅうきらしいマイナー路線を選曲からのスタート(笑)
彼女が歌っている間、会場は全員腰を下ろし、彼女の歌声と、それに乗せて奏でられるギターの音色に耳を傾けていた……。
先程までの喧騒が嘘のように……まるで別の世界にいるような、そんな錯覚にとらわれた。
続いて二曲目は「夜の国」(Annabel)
りゅうきいずむの中でカヴァー率が比較的高い同曲。
彼女のオリジナルと勘違いしている方も多いかも知れないが(笑)
ただそのように勘違いする方が現れるであろうくらい歌っている回数も多いので、この楽曲もしっかり歌いこなしていた。
こうして二曲終えたところでMCに移行。
今回、アコースティックをする事にしたキッカケなど裏話や、翌日に控えたバースデー主催ライブの話などを交えて会場を和ませる。
そしてラスト一曲。
これまでカヴァーだったがラストにもってきたのは「ずっと欲しかった未来の話をしてもいいかな」
りゅうきいずむ、正真正銘のオリジナル曲。彼女の代表曲と言って過言では無い。
普段の音源のバージョンもそれはそれでいいのだが、アコースティックになってより味が出たというか……。
とにかく歌声が透き通っていて、きれいだった。
世界観の個性が強いため、歌唱力の面で評価される事の少ないりゅうきだが、今回は歌い手としての実力を思う存分に出したステージとなった。
こうしてりゅうきいずむの15分間の優しい、アコースティックの調べに乗ったステージは終了しました。

続いて8位の彼女も、偶然にもりゅうきと同じ誕生日、同じ出身県……。
この並びにも一種、運命めいたものすら感じる……。

・8位:清水舞美
前回と同ランクキープ。まみたんこと清水舞美。
この日の衣装もグラマーかつ、脚線美を意識したスタイルの衣装で登場。
このスタイルの良さだけでも目を奪われるくらい、惚れ惚れする。
早速ステージに入るが一曲目は「メッセージ」
彼女のオリジナルの中でも特に明るい曲調で、いい感じで乗れる一曲である。
続いて二曲目は「記憶のあと」
「メッセージ」よりも前に発表された最初の音源化したオリジナル曲。
初期の彼女と言えば、この楽曲だったが、久々に聴いたような気がした。
この楽曲も「メッセージ」とは違う感じだが、どちらかというと盛り上がる楽曲である。
……とは言え、ここまでは今までの彼女と比べて、特に大きな変化があったかというと、そういう感じではない。
良くも悪くも、平常運転。いつも通りの我々が知る清水舞美、その人だった。
ここでMCに入るが、女性にしてはやや低めの淡々とした口調で、翌々日に控えた自身のバースデーライブの話に及ぶ……。
(余談だが、9位・りゅうきいずむのバースデー主催の翌日にあたる)
ここで彼女はそこから昨年のバースデーライブの話をし始めた。
……知っている方も多いと思うが、昨年の清水舞美、バースデーライブはこのイベントと丸被りだった(笑)
しかも昼夜(笑)当時、AnBが行なわれていた四谷monoからほど近い、四谷の某会場での開催で中には、清水舞美BD→AnB回し、もしくはその逆とか、それに近い事をした猛者の話は小耳にはさんでいる(笑)
……そんな昨年のバースデーライブで披露した映像をなんと用意した!
清水舞美曰く「ここにいない人の多くは、多分、昨年これを見ていないので」(笑)←確かに自分はその中の一人だ。
……という事で、スクリーンが上から下りて来て、彼女は三曲目を歌いだす。
歌ったのは……「流れ」

……衝撃的だった。

清水舞美が描いた油絵が、次から次へ、スライドショーの要領で流れて行く。
そこに映し出された絵は、かの大震災の時の報道で見たような写真を彷彿とさせる、生々しく荒廃した人や街、自然の姿だったりした。
だけど不思議とそこからは絶望だけでない、何か希望にも似たような物が湧いてくるような……そんな不思議な光景だった。
……こうして清水舞美のステージは終了。
彼女が本当に自信を持っているもの……それは何かを訴えかける、絵を描くという才能なのかも知れない……。

ここまで8位まで終了。
……だが10~8位の3組、全く変動が無い事に気づく(爆)
まだまだ勝負は本番、この後7位に登場したのは……。

・7位:MicA
前回から1ランクダウン。みかぽことMicA。
まずステージに登場するなり、何やらボックスを並べるMicA。
5つあるボックスは順番に並べられており左から「M」「i」「c」「A」「☆」とあるが……。
そんな中、一曲目「ひまわり」からステージはスタートする。
7月といえば夏、夏と言えば……という事で「ひまわり」からスタートという理由。
すると例のボックスは楽曲の最中に、ひまわりの花にあっという間に様変わり……。
そんな感じで、一曲目を楽しませてくれたMicA。
ちなみにこのボックス、最終的にはブログの宣言時に「みっ」「かっ」「ちゃ」「った」「~!」に変化している(……文字の比率違うかも知れないけど)
この後は二曲続けて、夏の楽曲。
二曲目は「CRAWL」
確かに楽曲タイトルからしても、あの泳法の「クロール」を思い出す。
MicA屈指のロックナンバーではある。
客層も当初はきちんとクロールを振り付けに盛り込むが、途中で平泳ぎになっていたのはご愛嬌か(笑)
そしてラストにもってきたのは……ご存知「ミナミゾラ、ウチアゲハナビ」
もう押しも押されぬ、MicAの代表曲と言って過言では無い。
夏にこの歌を歌わないでいつ歌う!それくらいの楽曲である。
こうして最初から最後まで夏を満喫するような、MicAのステージはあっという間に終了した。
常に優勝を目指して戦い続けたMicA、果たして今回はどのような結果になったのか……。

ここまではほぼほぼ平穏だったランキング……だが、ここにきて一つの波乱が起きる。
その名前が読み上げられた瞬間、会場からは驚きの声が上がった……。

・6位:江織杏
前回から5ランクダウンで連覇ならず。えおりんこと江織杏。
これまでも優勝から一気にダウンという前例はあったものの、今年上半期絶好調だった彼女だけに、一部客層にはにわかに信じられない結果だっただろう。
しかし落ち込んでばかりもいられない訳で一曲目「桜月譚」からスタート。
ここはいつもの通り……というか、最近、この楽曲でお馴染みになった「ワンパンドライブ」もロビーで発動し順調にスタートを切る。
続いて二曲目「白黒戦士パンダマン」
江織杏といえば……で、こちらもお馴染みの同曲。
ちなみにこの日はいつものスタッフパンダの「さしみ」ではない、別のパンダが登場。
彼女の右手で持たれて左右に揺れていた。
こうしてMCに入る。
実は今年下半期にかけて色々ミッションが多い彼女。
隔月主催イベント然り、11月のバースデーワンマンしかり……さらには11月の新曲をオリコンデイリーチャートのランキング入りを目指すなどミッションが続く。
そんな状況でこのイベントの優勝を狙い続けるとなると、いささか酷だったのかも知れない……。
だがこういう状況を踏まえると、やはり彼女自身、落ち込んでいる暇は無いように思える。
そんな訳で今回は11月発売予定の新曲をAnBでは初披露……という形となった。
ラストに歌ったのは……「秘密結社逆パンダ団」(笑)
……またパンダかい!(笑)というツッコミはさておき、楽曲からして「白黒戦士パンダマン」との関連性は明らかである。
歌詞からして「白黒戦士パンダマン」と戦う、悪の秘密結社(?)の歌であるが……。
まぁ確かに古き良き日本の時代から、ヒーローの歌があれば、一方で敵役である秘密結社の歌があったりするのは世の常である(笑)
パンダマンがいるなら、敵の秘密結社の歌があったっていいじゃないか。そんなもんである。
カヴァーでギャ○ンや、シャリ○ンを歌った事のある江織杏なら、きっとわかっているだろう(笑)
……という事で、「逆パンダ団」を熱唱しある種異様な盛り上がり(?)の中、江織杏のステージは終了した。
果たして巻き返しとなるのか……今後の彼女の順位からますます目が離せない状況である。

・5位:まかべまお
前回から2ランクアップ。まおまおことまかべまお。
今回は浴衣姿で登場した、まかべまお。この手の衣装を着せたら右に出る者がいないくらい艶やかである。
むしろ夏といえば浴衣。まかべまおはそんなイメージが妙に定着している。
なお前回はまだ負傷中だった足は、完治した模様である。
そんな彼女が最初に歌ったのは「モノクロームシンパシー」
まかべまおお馴染みの楽曲の一つ。
序盤の盛り上がりには欠かせない一曲である。
さてそんなまかべまお、この頃、新曲ラッシュが続いていた状況である。
そんな訳でAnBでは初披露となる新曲2曲をここで連続して出してきた。
二曲目「閃光花火」
「線香」ではなくて「閃光」である。
この季節らしい歌詞が非常に印象的な同曲。今回の浴衣もこの楽曲に合わせてきたような感じすらする。
続いてラストは「Over tune!」
こちらも彼女らしいナンバーにしっかり仕上がっている。
新曲を交えて、オリジナル三連続でこの日のステージは終了。
ここのところ7位と5位を行き来している感のあるまかべまおであるが、この新曲二曲を引っ提げ、再び上位を狙えるのか?
あの三連覇の衝撃から一年以上が経過している……再び頂点に立つところをそろそろ観たいファンも多い気がする。
以上、まかべまおのステージでした。

・4位:桑名美沙子
前回と同ランクキープ。美沙っちぃこと桑名美沙子。
……ですが、この日は裏開催の某オーディションライブの準決勝出演のため、お休みとなった……。
司会~ずの☆★朋★☆には「画像が縦長」と突っ込まれていたが(笑)
さて今回お休みの影響はどう出るのだろうか……。
※なお余談ではありますが、そのオーディションライブは無事勝ち抜き。9月の決勝に駒を進めた。
次回は日程が被らないので、AnBにも出演となるが、果たしてこちらの結果はいかに……。

そしていよいよベスト3。
残った3組は一体誰が呼ばれるのか……。

・3位:大和撫子
前回から2ランクアップ。やまなでこと大和撫子。
さてこの日の衣装は和風……ではなくて、洋風のワンピース状のものである。
やまなでメンバー、全員、胸のところは盛っているのは分かる。
しかし……牡丹、その盛り方はあまりにも不自然でしたぞ……(爆)
(司会~ずの☆★朋★☆には「真横に開いて引き裂いてやりたい」と称されていたレベル・笑)
そんな大和撫子はオリジナル4曲連続構成で挑む。
一曲目は新曲「エンジェリックサマー」
この季節らしいタイトルかつ、夏の爽やかな感じがする印象的な一曲でした。
続いて二曲目は「勿忘草」
楽曲自体は結構前に出来ていたものの、元々五人での楽曲として歌われていた楽曲のため、このイベントでは披露する機会がありませんでしたが……。
今回、この楽曲が四人バージョンでリニューアルされたため、AnB初披露となりました。
更に三曲目は前回のAnBで初披露となった「浮世爛漫」と続く。
長くこのイベントに貢献している大和撫子だが、セットリスト的には非常に(このイベントとしては)新鮮なセットリストとなった。
そしてラストはこれはお馴染み「大和魂」で締めにかかる。
定番中の定番ではあるが、最後は非常に盛り上がりを見せ、20分にわたるステージをしっかりと締めて終了した。
気がつけば、芝浦以来、5つ目の会場での登場となった大和撫子。
今回で通算34回目の出場となり、次回でいよいよ歴代最多タイ35回目の出場となる。
果たしてそんな彼女たちの次回のステージは……以上、大和撫子のステージでした。

・2位:石戸なつみ
前回と同ランクキープ。なーここと石戸なつみ。
……なんとこれで3回連続の2位。
勝てない……とにかく勝てない……だがこれも投票の結果、勝負の結果、致し方ない。
そんな彼女は浴衣で登場。
髪の毛は金髪で脱色しているのだが、これが意外とよく似合う。
そんな彼女の一曲目は「WHITE OUT」からスタート。
いきなり熱いのだが、いきなり彼女の鉄拳が飛んでくる!(笑)
そんな感じでスタートした今回。
MCでは今回の2位について言及。
いつもなら「江織杏に勝って嬉しい」というはずの彼女が、この日はどうも表情が浮かない……。
3回連続2位……優勝まであと一歩で届かない。この位置が非常にもどかしく、悔しくあるのは間違いない。
そして彼女はこのイベントで初めて、この言葉を語るのであった……。

「優勝したい」

……3月の初の2位の時も、5月の事務所1、2FINISHの時も発しなかった言葉……。
石戸なつみの中で「頂点」は明確に目指す場所となった……それ故の一言だったと感じる。
その後、ステージは続く。
二曲目は「君が居る場所」
石戸なつみ屈指のバラードナンバーである。
バラードなんだけど……何か熱い。
彼女の良さが詰まっている感じがします。
そして終盤も立て続けにせめて行きます。
三曲目「I'm a Liar」
この楽曲も激しいんだけど、歌詞がどこか切なさというかそういうのを感じます。
ただこの楽曲の時の客席はやたら熱い気がするんですけどね。
そしてラストは「Meteor Light」と続きます。
この楽曲のサビにおけるモッシュの激しさは彼女のライブにおける名物であり、石戸なつみの熱さの象徴と思う次第です。
こうして見ると、今回も熱いセットリストですが、そのセットリストの中に、どこか切なさなどの感情も感じます。
3回連続2位だった石戸なつみ。果たして次回、悲願の優勝に手は届くのか……。

いよいよ残すは1位のみ。
池袋初の優勝者として名を残したのは……彼女たちだ!

・1位:デカシャツ喫茶
前回から2ランクアップ。デカシャツ喫茶の二人。
昨年11月以来8ヶ月ぶり、通算7回目の優勝となった。
これでついに通算優勝回数が歴代2位タイとなり、あのnoisyに並んだ。
そんなデカシャツ喫茶、一曲目は「ミラージュ」
デカシャツ喫茶の中でもカッコイイ楽曲の一つ。
和訳すると「蜃気楼」疾走感溢れるいい楽曲です。
続いて二曲目「ふわり、ひらり。~sweet dream meories~」
どちらかというと春のイメージが強い同曲。
しかし季節感をあまり気にしない二人(笑)夏でも春の歌、歌ってしまうぜー……的なノリで普通に歌う(笑)
そんなデカシャツ喫茶ですが、MCでは嬉しいお知らせがある!……という事で、来年2月に主催ワンマンライブ開催決定!
ただし7.5周年記念と称して、サブタイトルが「もうすぐ8年 やったぜデカちゃん」……このセンス(笑)
例年なら8月に開催している周年ワンマンですが、本人たち曰く「諸般の事情」で今年は開催せず、来年2月開催となりましたが……。
ただ既報の通り、今年3月以降のシノンの容態から現在の状況を顧みるにあたり、それだけでも十分に奇跡に近い状況なのかも知れません。
(当のシノンが今となっては、当たり前のようにライブをしているので感覚が麻痺しているだけかも知れませんが……)
そんな朗報を経て、三曲目は最近、あまり歌っていない楽曲シリーズという事で、初期のオリジナル「上京ガール」
このイベントでも歌ったのは2回目くらいではないだろうか。
今となっては相当レアなデカシャツのオリジナル楽曲。
レアなものが聴けました。
そして終盤も言われてみれば、お久しぶりな楽曲が続く。
四曲目「ロベ」
どこか切なくもあるけど、サビのメロディラインは凄い耳に残る同曲。
久々にシノンのかわいらしい振り付けも見れて、個人的には満足(笑)
そしてラストは「デカシャツ☆ナイト」
非常に久々だった感じはするけど、二人のハーモニーと、とっつきやすいメロディは相変わらず。
ラス前の盛り上がりも非常に良く、締めにもってこいの一曲でした。
こうして全曲オリジナルでしっかり締めたデカシャツ喫茶。
池袋初の「ぢゃ☆ベストテン」を、そして自身にとって節目となる優勝をしっかりと締めてくれました。

これで全ての出演者の出番が終了。
投票タイムへと移行する。

大きな混乱もなく投票タイムは終了。
今回から復活したブルーシート物販が行われ、会場はしばし和やかな雰囲気が流れる。

……だがやがてその時間は訪れた……。
突然、会場が暗転!

……あの発表が行われる!

●脱落者発表

池袋初の脱落発表……。
ちなみに無効票が1つあり、それで大幅に順位の入れ替わりがあったとか……。
こうして会場がざわついた後、ゆっくりと脱落が読みあげられる。

まずは脱落にあたる11位の出演者の点数が4,000点超えである点に驚きの声が上がった。
そして読み上げられた、その名は……。

・MicA

……会場からは落胆とも、驚きとも取れる声があちこちから上がっていた。
すっかりこのイベントにも定着した感のあるMicA……ここで脱落となった。

こうして池袋初の「ぢゃ☆ベストテン」は、残酷な結果を示し、記念すべきその初回を終えました……。

●総括

池袋初の「ぢゃ☆ベストテン」……真夏に相応しい熱戦となりました。

まず優勝したデカシャツ喫茶。非常にいいタイミングで優勝したと思います。
前回の結果が今回の結果に反映される訳ですが、久々の1万点超えは恐れ入りました。
確かに前回は(デカシャツ喫茶としては)シノン復帰緒戦で追い風は吹いていましたが、これだけの点数を集めた事でしっかり勝ちきった感があります。
こういう勝負所を逃さない点は、流石と言えば流石……もっとも本人たちがどこまで意識して勝負を賭けたか分かりませんが……。
さてそれを踏まえて今回。
最近、デカシャツ喫茶であまり披露しないオリジナルを中心に組んだ構成。
前回のセットリストと一曲もかぶっていませんでしたが、これはとてもいいセットリストだと思います。
確かに「ロベ」「デカシャツ☆ナイト」は意外と久々に聴いたし……「上京ガール」はいつ以来だ!?(笑)
ただこうして観ると改めて本当にデカシャツ喫茶はオリジナルも多いと思う次第です。
オリジナルだけでセットリストを組むのに、今後も苦労することは無いでしょう。
それにしても……前述のように通算優勝回数が今回で7回となり、歴代優勝回数でも2位タイとなりました。
長期的な観点から見ても、あのnoisyに追いつく出演者が遂に現れたと思うと感慨が深いものがあります。
ちなみにnoisyが最後の出場となった19回目の出場で7回の優勝に対し、デカシャツ喫茶は一回少ない出場18回目での達成となりました。
果たして今後、デカシャツ喫茶が8回目の優勝を果たし、優勝回数の単独2位に躍り出るのはいつになるか……。
次回で出場19回目……ちょうど丸三年となります。四年目のデカシャツ喫茶。
今後もその活躍に期待したいです。

続いて2位の石戸なつみ。優勝にもっとも近くて、遠いところにいる……そんな印象です。
3回連続の2位、これはもう「夜のシルバーコレクター」と言っていいでしょう。
しかし観点を変えると、今年に入ってから彼女の成績が上位で安定している事の裏返し。
vol.48では3位、その後2位・3回と今年に入ってから一度もベスト3から陥落していないのは唯一、石戸なつみだけになります。
またここ3回の優勝者を見ても、桑名美沙子→江織杏→デカシャツ喫茶と同じ相手に連続して敗れていません。
これは彼女が展開によって優勝は出来なかった何よりの証明であり、一方で安定した実力を長期にわたり発揮している何よりの証拠となります。
特に前回はデカシャツ喫茶の勢いに呑まれた……というよりは、叶わなかったというところで実力以外の点で差がついたように見えます。
ただ……この勢いがあるうちに一度でも優勝はしておきたいのが正直なところでしょうが……。
そういう意味で今回を見てみると、今回も非常に彼女らしい安定したステージの運び方でした。
熱いライブはそのままに、また若干構成に変化を加えて、熱さの中に微妙な違いを出してきていると思います。
一方、2月に出したミニアルバムの楽曲も一通り出尽くした後なので、新曲という観点など目新しさが無いのも確か。
もっとも今回、優勝したデカシャツ喫茶も同じように既存のオリジナルで勝負しているので、そこは懸念材料ではないでしょうが……。
正直、ここが彼女にとって一番の踏ん張りどころなのは間違いなく、このヤマをどう突破するか。
今後、ここで優勝を獲れる、獲れないかが彼女の歌い手としての成長にも影響するような、重要な局面にもなるのではないか……。
大げさでもなくそう思うところ。ターニングポイントだと思って、ここはなんとか頑張って欲しいところです。

3位の大和撫子。今回のステージ以上に翌日の発表に驚きましたが……。
ただまずは今回の3位というポジションから。
前回の「新」尽くしが功を奏した感はあり、大和撫子の四人体制再出発を高く、そして好意的に評価した客層が多かった表れと観れます。
それを踏まえて今回のステージ。
牡丹の胸盛りすぎ問題(笑)という衣装でのちょいネタもありつつ、セットリストを見るとこのイベントのお手本とも言えるオーソドックスなれど押さえるところは押さえた感じ。
新曲→イベント初披露→前回初披露の新曲→定番曲。
非常にバランスが良く展開されていたと思います。またMCを最初にもってきて4曲連続という構成もステージに客層を集中させる意味でも良かったかと。
今回のステージで四人体制での展開がだいぶ見通しが見えてきた、次回もいいところを期待していいかな……というのが個人的な所感でした。
……が、前述の通り、このイベント翌日、衝撃的な発表が駆け巡りました。

もうご存知の方も多いと思いますが、大和撫子のリーダー・牡丹の入籍、そして妊娠発表……。

驚き過ぎて、一瞬、この時のステージの事が吹っ飛びました(爆)前日の盛りすぎ問題なんてどうでも良くなりました(笑)
まずこの事自体、非常におめでたい事ですし、牡丹も今後、大和撫子に残る旨は発表しているので、瓦解とかそういう方向での心配は今のところ無いでしょう。
ただ気になるのは今後の大和撫子としての活動、そしてそれに伴うこのイベントにおける彼女たちのスタイル……。
牡丹も徐々に活動をセーブする時期に来ており、実際、現在の大和撫子を見ると残った三人での活動が目立つ。
恐らく今後の事を考えれば、しばらく残った三人での活動がメインになると思われます……。
四人でのスタイルでの見通しが立ったものの、精神的支柱ともいえるリーダー・牡丹抜きでのスタイルがどう影響するか……。
次回以降、残ったメンバーでの戦いに目が離せません。
いずれにせよ牡丹には無事出産を迎えて欲しいし、残りのメンバーには頑張って欲しいと願う次第です。

さてベスト3以下も見て行きます。
4位飛ばして5位のまかべまお。浴衣を着せたら本当に似合う。
前回も和風の衣装だったような気がするけど、本当にこの手の衣装が似合うと思います。
ステージについても新曲二曲を初披露して、しっかり新たな一面をアピールするなど見せてきたと思います。
ただ前述の通り、今年に入って7位と5位の繰り返しになっているのも気になる点。
安定しているとも見れますが、抜けきれないという見方も出来るので、どうにかして現状打破を狙っていって欲しいと思う次第。

6位の江織杏。完全に優勝の反動か……そんな印象。
過去にも似たような事例はありますが、優勝すると見方が厳しくなるか、もしくは自分が点を入れないでもいいという心理が客層に働くか……そのどちらか。
もっとも前回の彼女を拝見しても、新曲もふんだんに入れていたので、大幅に下落する要素が無かっただけにちょっと意外。
むしろ他の出演者の上昇要素に飲み込まれてしまった感はあります。
今回のステージも初披露の楽曲を入れて、巻き返せる要素はあると思いますが、運が悪いとあまり上がらないかも。
逆にこのまま再び中位安定にならないよう、気をつけてまた上を目指して欲しいと思います。

7位飛ばして8位の清水舞美。ようやくここで一つ武器を出してきた感が……。
前回のMCを聞いていて「奥の手」をあまり温存しすぎないか心配していましたが、今回の映像を出してくるあたり、その点は杞憂でした。
やはりあの「流れ」の映像は非常に衝撃的だったし、自身のバースデーワンマンの宣伝も兼ねた手法として秀逸だったように思います。
今後はこのような、今まで出さなかった隠し玉をどこで出してくるのかと言ったところ。
この手の手法は温存し過ぎてもダメだし、逆に出しすぎるとそれはそれで飽きがくる可能性はあるので難しいところ。
このイベントにも出演し半年経つので、そろそろ彼女自身、そのあたりの駆け引きを覚えてくると楽しみでなりません。

9位のりゅうきいずむ。前回との落差に驚嘆。
前回が色んな意味で彼女らしくないステージだったので(笑)今回のアコースティックは前回とは別の驚きがあったと思う。
良く考えたらバラードのみでセットリストを組む出演者はいたけど、アコースティックをとった人はほぼいなかった点でもいいタイミングで持ってきたと思います。
恐らく本人はそこまで計算はしていないと思うけど、実は「たるパンダ」の存在が緩くて、肩肘張らずに観れた方も多かったと思う次第です。
ここ二回は硬軟織り交ぜた構成で、非常にギャップのある世界観を見せたりゅうきいずむ。
次回の彼女から何が飛び出すか……意外と彼女にしてはオーソドックスな路線かもしれないし、そうじゃないかもしれないし、楽しみな次第です。

10位のBevitrice e Goloso。最早、名人芸の領域。
今回のコントは非常に分かり易く、またネタもシンプルで伝わり易かったです。
また最近はコントの内容だけでなく、Benjaminが体を張って笑いを取るようになったし(笑)ますます芸人としての進化が進んでいます。
……芸人……あ、ちょっと違うか(笑)ただオリジナル「一升!」にいかに繋げるかという意味では、それまでのコントと選曲が命綱の二人。
そういう意味では良くやっていると思いますが、次回でいよいよ「ぢゃ☆ベストテン」出場、丸一年経ちます。
異色コンビの挑戦は果たして、どこまで続くのか……年が一年回る次回、ネタの選出と共に更なる進化を楽しみにしています。

昇格組の化面狂奏戯樂。貫禄のある初出場……というちょっと矛盾した表現。
初出場なのに貫禄がある……って言い方もおかしいですが、響の雰囲気がまさにこれにあたる。さすがに自身(全部別ユニットで)三度目の夜となればねぇ……。
それに引っ張られるように京呼が非常に活き活きしていた姿は印象的。初出場とは思えない貫禄と安心感がありました。
アクシデントの「ヒュッケ……ばい~ん事件」(笑)ですら、ある意味味方につけたような印象も有。
ラストも新曲だったし、非の打ち所のないデビュー戦を迎えたと思います。
次回順位が非常に楽しみだし、これから長くこのイベントで愛される存在になってくれると嬉しいですね。

そして……7位で今回の投票結果で脱落となったMicA。非常に残念ではあるけど、これも一つの結果である……。
昨今の彼女について思うのは、4位近辺に居た頃に抜け出せなかったのが、この結果に繋がってしまった感がある事。
正直、このイベント一の努力家かつ、優勝に賭ける想いが強かったのは、誰もが認めるところ。
毎回のように創意工夫をこらして、15分のステージの中で色んな見せ方を考えて、表現してきた。その努力を継続してきたのはなかなか出来るものではないと思う。
ただ……前回あたりから、正直苦しくなってきた感がある。
言い方は悪いのかも知れないけど、小手先での変化にしか見えなくなってきた部分があったのもある。
本質的な大胆な変化や、また客層の驚きにまでは発展しなかった。それ故の伸び悩みがあったようにも感じる。
また今回に関しては、色々彼女にしては厳しい条件は揃っていた。
特にすぐ下の8位・清水舞美、9位・りゅうきいずむが誕生日間近だったのは究極の「上げ材料」だった。
それに比べると……大きな発表が無かったMicAには、何がなんでも入れるべきではない……今回はどうしてもなってしまっただろう。
8月中旬の花火大会での件もMCで発表があったものの、詳細が発表されなかったので印象が薄かったのはやや残念ではある。
しかしそうとは言え、脱落にも関わらず4,000点は超えている。
前回の華原ひよ美、その前のMINO+が2,000点台で脱落し、10位にも水をあけられたのと比べると、脱落ですら紙一重だったように思える。
よって今回の脱落、実力的な面よりは、状況的な一面が強いように思う。
恐らくやり方一つ、変えていれば、今回も残留できていた可能性もあったはず……でももう今更、たらればを言っても仕方ない。

まずは約2年半、このイベントで戦い抜いた事に敬意を表したいと思います。
そしてもしまだこのイベントの頂点を目指したいと思うなら、再び立ち上がって欲しいと思うし、もしそうじゃないとしても彼女の成長を願って止みません。

「一旦、お疲れ様。そしてこれからも頑張れ」

この言葉をMicAに伝えたいと思います。



……こうして幕を閉じた、池袋mono初の「ぢゃ☆ベストテン」
新たな戦いの幕は上がり、そしてこの会場でそれが繰り広げられていくと思うと楽しみでなりません。

今はなれない店内の構造にもやがて慣れ親しんで、楽しんでいる姿が容易に想像出来ます。

……そんな訳で次回は9月。
夏も終わり、秋がそろそろ始まりを迎えようとしている頃に戦いは始まる。

2016年9月17日。

「ぢゃ☆ベストテン vol.52」

秋の始まりの一大決戦!池袋で凱歌を上げるのは……果たして!?