【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.28』 | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.28』@神楽坂EXPLOSION

※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。

毎度の事ですが、こちらを読む前にまずは昼の様子からどうぞ。

・AnBぷれみあむぅ presents 『第28回イカすアキバ天国』@神楽坂EXPLOSION
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-11359364968.html

昼はゅん((・∀・))ゅんの11回目にしての優勝で大興奮のうちに終わった……。
しかしそうなると夜の部「ぢゃ☆ベストテン」の動向にも俄然目を離せなくなった。

ゅん((・∀・))ゅんと入れ替わる事になる出演者は一体誰になるのか!?
しかし今回待ち受けていた結末は……残酷なものではなく、輝かしい未来への序曲だったのかもしれない……。

中秋の名月のように輝くのは誰か!?
一方でその影にひっそりと消えてしまうのは誰か!?
初秋の一大決戦!夏の暑さが微かに残る「ぢゃ☆ベストテン vol.28」の様子をレポートいたします!

●開演前

某ファミレスで食事した後、会場に戻ったが昼よりも長い列がそこには並んでいた。
もう今か今かと戦いが始まるのを、待ちわびているように客の列が長かった。

毎回、誰かが入れ替わってしまうにも関わらず、長く残っている出演者の客同士はいわば運命共同体のような、ファミリーのような感じすら受ける。
ほぼ定刻通りに開場。
いや本当に列が長いから、入場するのに時間がかかりました。
このイベントがどんどん大きくなっているのが分かる瞬間です。

更に言ってしまえば、今回は欠席の出演者一切無しのフルメンバー・ガチバトル。
次回の結果は、完全にこの日のステージのみで判断されるという意味では、誰もが気が抜けない。

ただそんな中……ある出演者のファン層だけが異なる動きを見せていた。
彼らの行動が何を意味するものか……その答えが出るのは、これから数時間のうちに起こるのだが……。

やがてプロジェクターから映し出される、各出演者のCMが終わり、テーマソング「接吻 ~ハイパーダンサボーver.~」に乗せてに流れるOP映像。
今か今かと待ちわびた客層によって巻き起こる盛大な手拍子。
「ぢゃ☆ベストテン」の文字が現れ爆発音と共に映像は燃え尽きて、司会~ずの二人が現れる。

こうして今回も二ヶ月に一度のライブバトル「ぢゃ☆ベストテン」の火蓋は切って落とされた……!

●本編

本編入る前に諸注意を行う、司会~ずの二人。
今回から喫煙所の移動や、酸素缶の販売などもあり、若干長めだっただろうか。
投票ルールや、諸注意を経て、いざ本番となる。

そして今回の昇格組の名前が告げられる。
方々から「おかえりー」のコールが起き、彼女に向けられる……。

再び帰ってきた昇格組……。
今回は彼女の熱いステージから、戦いの火蓋は切って落とされる!

・昇格組:小泉千秋
「第27回イカすアキバ天国」を優勝し、再び勝ち上がった小泉千秋。
二度目の昇格!昇格組……というよりは「復帰組」という表現が本来なら妥当か。
しいて言うなら「小泉千秋復活祭」(爆)
そんな千秋ちゃんのステージは、靴音が響くSEから始まる……。
復帰第一弾の一曲目は「mistress」
ノッケからのハイテンションで早くも会場のテンションはクライマックス!
千秋ちゃん、すげーよー。
でもちょっと残念なのは、2番の途中で音源が飛び飛びになった事。
しかしそんなアクシデントにも負けず、堂々と歌い続ける千秋ちゃん。
そしてサビの口上では、最前の千秋隊の「口上入りTシャツ」が威力を発揮(笑)
Tシャツの背中に書かれている口上を読みながら、皆が口上を叫ぶ(笑)
千秋ちゃん、嬉しいけど、ちょっと複雑な心境(笑)
そんな感じで一曲目が終了したところで……再びSE(笑)
今度は「ドン・ドン・パ!」のリズムが流れてきて、二曲目「Shake It!」
これも盛り上がるのだが、口上の浸透度ではこちらに軍配が上がるか?
こちらはソラでも言える人が多い。
でも良く考えたら千秋ちゃん、OPのSEが二種類あるんですな。
実はこれって珍しいかも。
そんな訳で千秋ちゃん復活祭(笑)もラスト一曲。
ラストは「DRIVE ME CRAZY」で締め。
この時点で盛り上がりが半端無かった。ラストではもうすっかりお馴染みとなりつつあるスキャットの大合唱も起こった。
序盤、しかもイベントのトップバッターとは思えない盛り上がりが会場全体を包んでいた。
「復活祭」故の盛り上がりなのか……それとも、これが夜の部で戦う者の実力なのか……。
こうして二度目の昇格を果たした小泉千秋のステージは幕を閉じた。

しかしこのステージはこれから行われる「ライブバトル」の「序曲」に過ぎない……。
この後、10組の出演者の競演に熱い視線が注がれていく……。

ここから前回の投票を元にしたランキングの発表となります。
当日発表はされておりませんが、おさらいの意味も込めて……。

・11位(脱落):YUIMINO
前回より2ランクダウンでの脱落でした。
欠席の影響をモロに受けた脱落と言って過言では無いでしょう。

そんなYUIMINOと……10位との差は僅か4点差!
その僅かな差で脱落を免れたのは……。

・10位:FICE
前回同率7位より3ランクダウン。
主催なのに10位のFICE。
先日、10周年を迎えたから10位!?というシャレにもならんシャレを田川さんが言いつつ(笑)FICE、登場時から4点差に対する恨みつらみを述べながら登場。
今回はMC挟まず三曲連続(笑)シャレにならんセットリスト。
まずは一曲目「蟹祭」
ひよちんが明らかに怒っている(笑)
4点差について、しつこいくらい苦情ばかり申し上げていた(笑)
続けて二曲目は「魂唄」
先日の10周年祝大祭では、アンコールで感動の渦に巻き込んだ名曲……のはずが「振りは決まっていないけど、踊り続けろ!」という謎の号令のおかげで、これまた意味不明な盛り上げ曲に(笑)
あぁ……どんな名曲でも発表から一ヶ月程度でもうネタになってしまうんだね(笑)
「魂唄~いまいちばん伝えたいこと~」
……一ヶ月経った今、FICEが一番伝えたい事は「4点差しか無かった!」事(笑)
そしてラスト「桃缶」では4点差しか無かった事に対する怒り(?)のため、いつもより激しい運動を課す(笑)
何がいけない?全て4点差がいけない!(笑)
なんだこのこじつけ(笑)
とにかく今回分かった事は僅差で10位とかになるとFICEは逆ギレします(笑)
変なセットリストを組まれないようにするには……もうちょい上に上げるか、もう落とすしかなさそうです(笑)
きゃん様の「だから誰が10位にしたんだ!」が全てを物語っていました(笑)
以上、FICEのステージでした。

そんな訳で気を取り直して、9位の発表……。

・9位:Ma:rchen-holic*
前回10位から1ランクアップ。
やたら明るい音楽に乗って、まずりゅうきが「ワイロ」(笑)と称して飴を配りながら登場(笑)
続いてまほしが登場し、Ma:rchen-holic*のステージは始まる。
そして今宵は「カーニバル」と称し……一曲目「月虹カルナヴァル」からスタート!
明るい曲調から一転、幻想的な曲調が会場を包み込み、彼女たちのステージという「カーニバル」はこうして幕を開けた。
さて今回のコンセプトが「カーニバル」なのは……ちょっと早いハロウィンがテーマ。
なので衣裳の随所になんか、カボチャやら、そんなのがあったりする。
続いて二曲目に「幼芽と幻有と~A certain infant」
皆様、お馴染みの「ソーランソーラン」の振り付けで会場が左右に揺れる。
とにかく今回は幻想的な楽曲がセットリストに揃った。
Ma:rchen-holic*の最も得意とする路線で勝負をかけてきたような印象がある。
そしてラストは「空想テラー」
まさに彼女たち自身の事を歌っている、Ma:rchen-holic*きってのキラーソング。
僅か15分の「カーニバル」であったが、この一時だけはMa:rchen-holic*が作り上げた世界そのものに会場は迷い込んでいた。そう違いない。
そんな訳で今回も「めでたし、めでたし」という事で終了。
結果も果たして「めでたし、めでたし」となったのか……。
気になるところではある。

そして8位の発表……呼ばれたのは、あの歌姫の名前だった。

・8位:うさぎのなみ平
前回6位から2ランクダウン。
今回は名前から「旧」が抜けた、うさぎのなみ平の登場。
一曲目「ミルク」から順調なスタートをきった、うさぎのなみ平。
しかしこの一曲目を終えた後のMCで彼女は重大な発表をした。

今回限りでのAnB卒業の宣言だった。
詳細は彼女のブログを拝見すればお分かりいただけると思うが、今後活動の幅を広げるにあたって、今の音楽活動のスタイルなど色々熟慮した結果、今回AnBを卒業するという結論に至ったとの事です。
しかし話を聞いている限り、非常に前向きな思考の末、出した結論なので、彼女の顔からは悲愴感やそういうものは感じられなかった。
なおこの話をした経緯には、今回の卒業をFICEに直接口で伝えた際、最後に今回出場して皆の前で話せばどうかという計らいがあったとの事。
彼女もこの配慮に非常に感謝しており、また皆の前で卒業に至った理由を話せたとあり、非常にスッキリとした表情だったのが印象的でした。

そんな彼女がAnBを巣立つにあたり、残したのがこれからの二曲……。
二曲目「七色の宇宙船」

以前からうさぎのなみ平、珠玉のバラードと聞いていたので、この場で聴けて良かった。
歌詞の内容は「夢」と「恋」。
手に入れたいものは同時は手に入らない。だけど……的な歌詞。
この歌詞の中では「夢」を取って、泣く泣く「恋」を諦めたけど、いつか「夢」を叶えたらその時は……。
……となっている。
今回、彼女の中で一つ大きな「夢」を叶えるにあたり、今まであった幾つかのものを諦めたり、捨てなくてはいけないものに多く出くわした。
歌詞の中では「恋」に括られているけど、それは今回AnBを卒業したり、これまで「うさぎのなみ平」として築いてきたものを一度崩すという意味でもとても大きな覚悟が必要だったかもしれない。
その心境をこの歌に託して、皆に伝えたかった……。
そう感じ取れます。

そしてAnBで歌う最後の楽曲……彼女にとって、自らをここまで引き上げた珠玉の名曲……。

「タイムキーパー」

歌い出しの瞬間、会場がピンクに光る海に様変わりした。
今だから言えるが、実はこの日、開演前、彼女の固定ファン層が皆にピンクのサイリウムを配っていたのだ。
皆、この時、既に何かを悟っていただろう。
そして彼女の覚悟を知ったこの瞬間だからこそ、彼女を……このAnBを愛した一人の歌姫を送り出そうと心を一つに出来たのだろう。

一瞬、なみ平嬢は声を詰まらせた。
しかし最後のステージ、最後に残すべき歌があるとすればこの歌しかないとばかりに歌った。
そんな彼女に応えるように、客たちは力のばかりの声援を送った。
彼女の最後のAnBを見守るために、そして輝かしい未来へ向かう門出を祝うために……。

ピンクに輝く海の中で、一人の歌姫と会場の熱気は一つとなった。
AnBラストの「なみ平MIX」が響き渡り……そして終わった。

こうしてうさぎのなみ平、2年間のAnBのステージはこうして幕を閉じました。
最後に盛大な拍手の中、彼女はAnBのステージを降りていきました……。

とてもじゃないけど8位とは思えない程、熱気とそして感動に包まれたステージ。
余韻がしばらく残っていました。
しかしランキングは続く。続いて登場したのは……。

・7位:森永まみ
前回と同ランクキープ。
まみぴょんこと、森永まみの登場です。
前回は一曲分の時間をコントに割いてもこの結果(笑)
よって今回は新曲ラッシュで勝負をかける!
一曲目「MagicalBeam」からスタート。
いかにもまみぴょんらしい、キャッチーな歌詞にテクノポップが乗った心地よい楽曲です。
今回は正統派……いやこの楽曲の最中でも銃をぶっ放していたなぁ(笑)
でもまたまた素敵な楽曲が出来たと思いました。
……しかし今回のまみぴょんの凄さはこんなもんじゃなかった……。
二曲目はライブでは初披露。
一曲目「MagicalBeam」のC/Wなのですが……このタイトルだけで、打ちひしがれる客大多数……。
その楽曲タイトルは……。

「まことにざんねんですがぼうけんのしょはきえてしまいました」

この楽曲タイトルだけで、あちこちから悲鳴が上がりました(笑)
そしてまた歌詞がトラウマを抉り出す……。
……心の底から悲鳴を上げる、屈強の強者たち……。
そう……今はアイドルヲタをやっていても、誰もがかつては「ぼうけんのしょ」に名を刻む勇者たちだった……。
某氏の「『ぼうけんのしょ』はただのデータじゃないよ『人生』だよ!」が会場にいた全ての客たちの心に届いたのは言うまでもない……。
しかしまみぴょん……ある意味、ラスボスレベルの恐ろしさを発揮していたよ(笑)
あんた只者じゃないよ!(笑)
そんな訳でトラウマを引きずりつつもラストは「トルネード」
まぁここでグルグルしていたら、嫌な事も全部吹っ飛ぶかもねぇ(笑)
そんな訳で、まみぴょんのステージは終了。
コントの次はトラウマソング(笑)
この娘は本当に化物だわ……(苦笑)

・6位:美弥乃静
前回より3ランクダウンでベスト3からは陥落。
しかし「安定の美弥乃静クオリティ」発揮で6位にとどまった美弥乃静。
いや何が凄いって……3ランクダウンはまぁ仕方ない。
むしろ前回の3位が(失礼な表現ですが)ある意味「事故」みたいなもので……。
前回の3位以外は、ここ一年、なんと6位か7位をずーっとキープしているのです。
(本当にそれ以上、それ以下にもならず)
ある意味「定位置」に戻った静ちゃん。
今回も例に漏れず安定感抜群のライブを披露。
曲だけでほぼ時間取ったため、ほぼMC無しのライブ。
一曲目「ムゲンダイ~∞」で盛り上げる。
といいながら、若干短めのMCが入り二曲目「my friend」
先程の盛り上がりとは対照的に切々と歌い上げる。
そしてラストは「JUMP!」で再び盛り上げるという構成。
アップテンポ→バラード→アップテンポとある意味王道の構成。
王道故の強さがここにあると感じました。
これが「安定の美弥乃静クオリティ」の真骨頂。
果たして次回のランクも安定を保つのか、それとも……?
そんな美弥乃静ちゃんのステージでした。

・5位:ひゞかな
前回と同ランクキープ。
今回も5位……最近、安定はしてきたけど、最高順位更新とはならず。
そんなひゞかなですが、楽曲前から何かと面白いし賑やか(笑)
たまーにひゞかなは漫才コンビじゃないかと錯覚するくらい、MCが面白い。
ってか、響己は客を乗せたりいじるのがうまくなったと思う。
奏っぽの立ち位置は相変わらずだが(笑)楽屋にタンバリン忘れて非難轟々だったし(笑)
一曲目「再生」からスタート。
最近話題(?)のゾンビロマンスを要求するものの、1番ではやらなかったりすると響己が「ソンビだと言っただろ、ゴルァっ!」と叫んだり(笑)
なんか最近、奏っぽいぢりより、響己の恐怖政権がメインになっているような(笑)
でも二曲目「祝唄」のように、かなりの良曲を面白おかしさ抜きに魅せる事が出来る技量はさすが……。
ひゞかなは別名「ひゞかな漫才」と呼ばれるMCと、この楽曲の演奏におけるクオリティの高さが両極端かつギャップがあり、それぞれ魅力を引き立てていると思う。
ラストは「夜桜お七」(坂本冬美)
ひゞかなカヴァーとしてはすっかりお馴染みのこの曲、響己の歌唱と、奏っぽのベース……この二つが織り成す至高のメロディが最高である。
この時ばかりは二人の表情から、いつもの親しみやすい笑顔は消え、完全に曲の世界に入り込んでいるような憂いを帯びたような表情になる。
AnBをこの二人で勝ちぬいてから一年経過したが、どんどんいいユニットになってきたと思う。
次回はいよいよ最高順位更新となるか?それとも奏っぽのせいでそのままか、ランクダウンか!?(笑)
以上、ひゞかなのステージでした。

・4位:まかべまお
前回2位から2ランクダウン。
惜しくもベスト3から陥落のまおまおこと、まかべまお。
果たして今回のステージは……。
一曲目「春色グラフィティ」からスタート。
爽やかな曲調が清々しいこの楽曲ですが、歌詞の中の「新しい旅立つ鐘が聞こえてくる」という歌詞はまるで今回卒業する、うさぎのなみ平にも向けられたようにも思えた。
本人がそれを意識したしなかったは知る由も無いですが、それをガチで伝えたのは次の楽曲。
先程、感動のステージを終えた、うさぎのなみ平をロビーに呼んで、彼女の前で歌ったのは「言い訳Maybe」
AKB48の楽曲ですが、これはまかべまおカヴァーバージョンでアレンジが違います。
ただ歌詞はそのまんまなので「好きだ」の連呼は間違いなくなみ平嬢に向けられていました。
空気を読んで、なみ平嬢の周りを盛り立てる客の皆様。
ラストは「SPIRAL」なのですが……なんとここで驚きの演出!
最後だからという事で、まおまお、ここでなみ平嬢をステージの上に上げる。
そして二人で「SPIRAL」を熱唱する事に!
……実は以前、この二人、別のライブでお互いの楽曲をコラボした経緯があったため、最後の最後でこのサプライズが実現しました。
まおまおのメインヴォーカルに、なみ平嬢のコーラスというメチャクチャな豪華仕様!
これにはまおまおファンならず、先程まで燃え尽きていたなみ平嬢のファンも一体となって声援を送る。
でもこれは普段から公私に渡り、親交の深い二人だからこそ実現したコラボ。
実際「SPIRAL」を聴いて、これは一朝一夕で出来るレベルじゃないのは、容易に分かりました。
こうしてまおまおのステージは、かけがえの無い戦友を送り出して終了と相成りました。
ちなみにまおまお、現在「ホッピー」の歌作成中との事(爆)
しかも作曲者があの「日本酒」の歌を作った、樽兵衛氏(笑)
こちらもどうなる事やら……。

そしてここからベスト3。
残り3組、果たしてどういう順位になっているのか……。

3位にランクインしたのは……。

・3位:noisy
前回4位から1ランクアップで久々のベスト3返り咲きのnoisy。
衣裳は……出ました!「Amour de la tromperie」のセクシーな衣裳。
ってか、二人とも目に毒過ぎますってば!(笑)
そんなnoisyのお二人、今回はいつになく気合が入っていた模様。
まず一曲目「DISCOTHEQUE」(水樹奈々)からスタート。
まぁ衣裳のセクシーさはともかく、あまりダンス向けじゃないとは思うんだよね。
でもあれだけ動けるnoisyがまず凄い。
続いて二曲目「LOVE&JOY」(木村由姫)
こちらも相変わらず、衣裳云々ではなく、ここまで動けるのが凄い。
ってか、この二曲は衣裳関係なく完璧でしょう。
しかしこの頃から、さすがに酸素が薄くなってくる。
空調がかなり改善したとは言え、正直言うときつい……。
だがnoisyのステージは留まる事を知らない。
さてMCでは、実は自分たちが今残っているメンバーでは2番目の古株という事に言及(笑)
意外と気づいていない客も多くて「あぁー!」と一斉に声を上げる。
かつては四連覇を飾るなど、一時代を築いた時期がある事を考えると昨今の成績は若干寂しい限り。
ここらでいっちょ優勝したい……という気合の表れか三曲目、久々に「KISSの℃」を披露。
何度聴いても、素晴らしい……。
まさにnoisyの神曲、キラーナンバーと言って過言では無い。
2010年、一番強かった頃のnoisyの象徴と言ってもいい曲である。
そしてラストは衣裳通り……「Amour de la tromperie」
noisyの素敵要素満載の良曲です。
そんな訳で今年に入って、最もガチなセットリストを組んできたnoisy。
これは久々に本気で優勝を目指している。
そんな気合がビシビシ伝わってくる、素晴らしいステージでした。

そして残されたのは2組。
連覇継続か、はたまた……初ランクイン初優勝か!?
運命の2位は……。

・2位:大和撫子
……遂に連覇途切れる。
大和撫子、2位陥落。
実は今年になって初めて優勝を逃す結果となった……しかし彼女たちに悲愴感は一切見当たらなかった……。
そんな衝撃の中、一曲目は「風車~大和の風に吹かれて~」からスタート。
これまでのアップテンポが多い彼女たちの楽曲からするとスローテンポの聴かせる楽曲なっている。
こうして大和撫子の一曲目が終了。
MCに入り、まずは客に感謝を述べる、百合の姿があった。
趣旨としては「前回欠席にも関わらず、2位に踏みとどまれたのは、前々回までのお客様の厚い支援があったから」という内容である。
それに対する感謝の気持ちである。
今回2位……と言っても、大和撫子は力負けはしていない。
前々回の得票が、今回の総得点の割合で換算されたのが今回の結果なのだ。
(少々、ここの欠席時の得点の計算方法が複雑なのが難点ではあるが……)
まさに今回の2位は、百合が言うとおり、それまでの客の力が無くしては有り得なかった結果なのである。
特に今年に入ってからは、欠席の影響で大幅ランクダウンしている出演者や、また欠席した回がたまたま下位でそのままずるずる脱落した出演者がいた事を考えると、感謝してもしきれないだろう。
ましてや2位……前回欠席でこの位置にいられる事の方が、脅威ではある。
逆に言うと、百合がこの一言が言える状況こそ、大和撫子の強さが凝縮されているような気がした瞬間でもあった。
こうして感謝の弁を述べた後は二曲続けて「桜撫子」→「大和万華鏡」と連発。
鳴子を使う両楽曲で今度は一気に会場の空気をアップテンポに持っていく。
そしてラストは毎度お馴染み……「大和魂~日本の力~」
はい「日本酒」の歌です。
ここで勇敢な挑戦者が発表されるのですが、今回は「ホッピーの歌」製作中のまかべまお(笑)
実はお酒大好きMa:rchen-holic*のりゅうき。そして何故か、タイミング良く現れてしまった、ひゞかなの奏っぽ(爆)
それにプラス、お酒が飲めない先日誕生日を迎えた某お客様のためにノンアルコールを用意して楽曲は始まる。
楽曲の盛り上がりもそうだけど、終盤の酒を飲むところ……まおまお、りゅうきちゃんは心配してなかった。
意外にも奏っぽが飲んだ(笑)酒、あんまり強くないはずなのに、これは意外だった。
こうして2位に陥落したものの、大和撫子のステージは終了。
ある意味、貫禄すら感じるいいステージでした。

こうして残すは優勝した一組。
そして今回の優勝は……史上3組目の快挙達成の瞬間でした!

・1位:みく16歳
前回は昇格組で初出場!
そして今回、史上3組目の初ランクイン初優勝の快挙を達成した!
そんなみく16歳の三人……なんと体操服風衣裳と称し、みく16歳Tシャツ+ブルマで登場(笑)
Tシャツとの組み合わせが、本物の体操服に見えた(笑)
序盤は毎度お馴染み「みっくみくにしてあげる」→「ルカルカ☆ナイトフィーバー」→「-Meiko Paradise-」のメドレーからスタート。
それにしても体操服(ブルマ)大人気。
この後MC(?)で「秋を先取りした衣裳に着替えましょう」という事で、ステージ上で生着替えにも……関わらず大ブーイング(笑)
そして「ブルマ」コール!(爆)おい、どんだけブルマ好きなんだよ!(笑)
しかもMC用の音源、途中で終わってしまうし(笑)
(この時、みく16歳が「終わっちゃった!」と叫んだように見えたのは心の声って事にしておきましょう・笑)
そんなこんなで生着替え真っ最中ですが、先に一人着替え終えたるか20歳……。
着替えたのは「バニーガール」
そう秋を先取りして「うさぎ」になった今回、バニーガールという訳です。
ここでるか20歳によるソロで「Bloom Bloom Bloom」
だけどなんだろうなぁ……この時、るか20歳に前の方のお客様が踏まれていたような気がしないでもないが(笑)
何気にるか20歳、Sっ気が強いし(笑)
まぁそんな事はさておき、全員うさぎさんになったところで(笑)
続いて歌ったのは「KAGGYA -隠夜姫-」
この楽曲、水着で歌っているイメージが強いから夏の楽曲のイメージあるけど、タイトル的には秋の歌でも通用しそうだよね。
まぁそんな訳で、うさぎさんなみく16歳たち。
ここから「ロマンスが欲しいの」に繋げる。
もうこの時点で(色んな意味で)テンションが最高潮なため客は止まらない。
いやもう止まれなかった……その表現の方が正しいだろうか……。
そしてラスト……「ワールズエンド・ダンスホール」
極限に薄くなった酸素の中、最後の最後でトドメの一曲!
一心不乱にヘッドバンキングで頭を振り続ける客たち。最後の力を振り絞って打ち続ける!
もう既にテンションのメーターはとっくに最高点を振り切れていた!とにかく最後の最後まで止まらない!
みく16歳、初優勝の宴は極限まで最高潮のままだった!
……圧巻のステージでみく16歳のステージは終了。
最後は万歳三唱にて、彼女たちの初優勝を祝い、そして締めました。

こうして「ぢゃ☆ベストテン vol.28」は最後の最後まで熱気を帯びたまま、全出演者のステージが終了しました。
ただ前回と一つ違ったのは……今回は脱落が無いため、全てが終わった瞬間、皆の顔が安堵感と満足感で満ちていた事……。
それだけでした。

●総括

色んな意味でターニングポイントになる回でした。
いや本当に歴史的なシーンばかり。

まず最初に触れるなら、史上3組目の初ランクイン初優勝を飾った、みく16歳。
圧巻のステージを披露してくれました。
前回で初めて夜の部を肌で感じ「生き残れるかな!?」なんて言っていたのに、いきなり優勝とは(笑)
でも客層も厚い事だし、この結果に驚きつつも、誰もが納得はしてたとは思います。
また彼女たちで、ちょうどこの「ぢゃ☆ベストテン」での優勝者が10組目……彼女たちが「十代目女王」となりました。
そういう意味では最高にいいタイミングで優勝したと言っても過言では無いでしょう。
タイミングという運すら味方につけたみく16歳、今回の優勝で一気にランキング争いの中心に身を投じる事となりました!
「史上3組目の初ランクイン初優勝」「十代目女王」……記録が二つ並びましたが、今後の事を考えると楽観出来ない状況もチラホラ……。

今回2位の大和撫子。
連覇は今回で途切れたものの、今年に入って初の陥落。
しかも前回欠席でこの位置なのだから、やはり壁は厚いと再認識。
ステージも堂々としており、最早風格すら漂っていた。
今回は欠席した出演者無しのガチンコバトルのため、みく16歳にとっても大和撫子の存在は大いなる脅威となるはず。
また大和撫子としても、今回で巻き返しを図りたいところだが、実は大和撫子には追い風となるデータがある。
過去、彼女たちが優勝から陥落した場合……次の回では必ず返り咲いているのだ!
第21回で3位になった際は、22回で優勝している。
また23回で2位になり、次の24回から前回の27回まで四連覇を達成しているのだ!
つまり2回続けて優勝を逃した経験が一度も無いのだ……。
(しかも史上2組目の「初ランクイン初優勝」組だったので、昇格組直後の事も含めての話である)
……もっとも11回出場して、そのうち7回が優勝という、いわば「化け物ユニット」なので、このデータすら参考程度なのだが(汗)

更に今回3位には久々にnoisyが入り込んできた。
一時の勢いが無いとはいえ、かつては彼女たちも2010年に四連覇を達成するなど、絶対的な女王だった時期がある。
今回のステージは、その時の勢いを彷彿とさせる勢いのあるものだった。
また過去にも大和撫子の優勝を意地で阻止した(第21回)例もあり、今回のように本気モードの時はかなり得票を集めている可能性がある。
思えば「初ランクイン初優勝」の元祖は彼女たちで、今回ベスト3はいずれも「初ランクイン初優勝」経験者となった。

この絶対的女王・大和撫子、更に古豪・noisyに、新鋭・みく16歳が挑むこの構図……。
この三者の次回の順位に大いに注目したい!

それ以外の出演者について……。

4位・まかべまお。なみ平パワーが注入された回でした。
「SPIRAL」のコラボは圧巻でした。
しかしなみ平嬢とのコラボ抜きでも実力はあるので、今回はベスト3から陥落しましたが、巻き返せる力はあると思います。
果たして次回の結果は如何に!?

5位・ひゞかな。成熟期を迎えたか。
以前と比べて、MCも楽曲における全体の流れも全てにおいてスムーズに感じます。
ここが彼女たちにとって一つの成熟期となりつつあるように見えます。果たして次回結果は?

6位・美弥乃静。やはり超安定。
大崩れが無いステージ。しかし一方で冒険はしていないようにも見える。
次回この位置はあっても、もっと上位を狙うには……というところである。

7位・森永まみ。破壊力抜群!
新曲のインパクトがかなり強い!前回と今回とこの位置が続いたものの、試行錯誤してこのライブに臨んでいるのが良く分かる。
大幅なランクアップもあるか!?上位は強いが喰らいつきたいところ。

9位・Ma:rchen-holic*。魅せる世界観の確立はさすが。
ステージにおける魅せ方は相変わらずうまいし、コンセプトはしっかりしている。
もうちょっと上位に行っておかしくないけど、少し上位が強すぎるかもしれない。ここが踏ん張りどころ。

10位・FICE。一言「酷い」(笑)
ただ4点差をネタにして、あんな攻めのセットリストを組めるのは彼女たちを置いて他はいないでしょうねぇ。
主宰なのに守らない姿勢は立派ですが、攻めすぎている感も。次回もどうなんだろう(笑)

昇格組・小泉千秋。前よりパワーアップして帰ってきた!
前々回の脱落から、今回の「復帰」までのプロセスが更に彼女を一回り成長させたと思います。
次回以降も試行錯誤を重ねて、セットリストを組んでいくでしょうが、彼女の度胸を信じたい。



そして今回、卒業したうさぎのなみ平……。
素晴らしい最後のステージでございました。

昼の「イカすアキバ天国」では順調に3回で勝ち抜け。
この時、彼女の歌唱力の高さは、今後、確実に「ぢゃ☆ベストテン」でも上位争いの常連になると信じていました。

その「ぢゃ☆ベストテン」では意外な程、苦戦が続き、正直、こんなもんじゃないだろう!と思った日もありました。
それくらい、なみ平嬢の歌声は現在いるメンバーの中でも突出していたし、心震わせるものがあったと思います。

そんな彼女の名シーンを上げるとキリがありません。

初出場だった「第17回イカすアキバ天国」では、あの大和撫子と接戦で2位に入りました。
「第19回イカすアキバ天国」で優勝した時のホッとした表情は忘れられません。
また「ぢゃ☆ベストテン vol.23」の「なごり雪、それから」はアレンジしたカヴァーだけど忘れられないし……。
そうじゃなくてもいつも最前に張っていた、熱い志を持ったファン達の姿が、時に頼もしく、神々しく見えた時もあります。

そして今回の卒業……。
最後になみ平嬢自身の口から、これから進もうとする未来に向かって強い決意が聞けて、本当に良かったと思います。
本当に最後までこのイベントに携わり、そして愛してくれた事が良く分かりました。

ただ一つだけ……なみ平嬢の「ぢゃ☆ベストテン」優勝を見る事が出来なかった事だけが本当に残念でした。



これから、なみ平嬢が今の名前を捨ててまで進もうとする行き先には色んな物が待ち受けていると思います。
大いなる未来、希望。
またそれと同じくらい大きな不安や恐怖……。

だけど自分はなみ平嬢ならきっと大丈夫だと信じています。
何故なら彼女には「うさぎのなみ平」として輝いた時間があるからです。
その大切な時間が、これからのなみ平嬢をきっと後押しすると思います。

それでもほんの少し、後ろ向きになった時は……このAnBでの2年間を思い出して欲しいと思います。

このAnBにいた2年間で、なみ平嬢は自分たち客に多くの感動を与えてくれました。
それが出来たなみ平嬢です。簡単に負けるはずが無いと信じています。
そして何より……なみ平嬢を支えたいと思う人たちが、ここに居る事……忘れないで欲しいと思います。



最後になみ平嬢……素敵な思い出をありがとうございました。
あなたが居た2年間、決して忘れません。
だから安心して卒業してください!



……そんなところで、久々に「脱落」が無く、これから新たな旅路に旅立つ「戦友」の「卒業」を見守る事となった、「ぢゃ☆ベストテン vol.28」……。
今まで色んな方の卒業を観て来たけど、今回ほど感動した「卒業」ステージも他に無いくらい素敵でした。

だけど……感傷に浸っている暇は無い。
二ヵ月後には再び「ライブバトル」の火蓋は切って落とされる。

みく16歳は連覇を果たすか!?
大和撫子の返り咲きはあるか!?
noisy、久々の戴冠となるか!?
それとももっと下位から抜け出すのか!?
また脱落争いに巻き込まれてしまうのは……!?

次回、「ぢゃ☆ベストテン vol.29」……2012年最後の戦いも、あなたの心を熱くする……!