シューのハイドン・トランペット協奏曲 | 出戻りトランペットのブログ。

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ほぼ初心者みたいな、復活ラッパ吹きの記録です。

古いホンダCB750(RC42)とWave110i(カブ)でのバイクツーリングとキャンプの事も少々。 

*伝統のハイドン・トランペット協奏曲でした。
5月24日
オーバーシュッツエンでのグラーツ音大の演奏会でした。
一曲目は ブラームス「ハイドンの主題による変奏曲」
好きな曲です、始めはちょっとばらついていましたが、だんだん後半から良くなってきて、
最終的にはまとまって、品のある演奏になりました。

2曲目はいよいよ待ちに待ったハイドンです。
シューの音をラッパのベルの前で聞いてみたかったので、前から3列目に座りました。
セカンドバイオリン側に立って、正面を向いて演奏したので、私に向かって鳴りまじめました。

楽器はローターリーのEs管です。
B♭管で吹くかな?と思っていたのでちょっと始めは気になりました。もちろん現在の常識はEs管です。
しかし良い音をしています、まろやかで力強い、音を文章にできないので残念です。
もう少し離れて聞いたらもっとまろやかな音に違い有りません、今回はわざと近くに行きました。

何よりウイーンのアーティキュレーションが、ハイドンのトランペット協奏曲はこれでしょう、という感じで
心地よい。 演奏スタイルが好きです。 ハイドンの生きていた頃200年前、この曲がクラッペントランペットで演奏されて以来。きっと連綿とこのスタイルで吹きつづけているのではないかと思わせてくれました。
ヘルムート・ヴォービッシュの演奏も同じでした。 レボラ教授に教わったのもこのスタイルでした。

偶然その演奏会にG.K先生がご家族と来ておいでで、30年ぶりの再会となりました。
17歳から24歳で大学を卒業するまで教えていただいた、恩師です。私は不肖の弟子です。
トランペットが再びG.K先生のところに私を引き戻してくれたのかも知れませんね。

72歳に成られたそうで、まだ現役で演奏していらっしゃと言うことで、すごいことです。
いつまでも現役で演奏を続けていって欲しいものです。

私も頑張らなくちゃ。 

今回の最大収穫は再会でした。 しかし残念ながら荷物紛失でせっかく録画した、また録音した
レコーダーが無くなって記録に残るものは有りません。 記憶だけです。