貧困の米国 | かこちゃんのブログ

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東京新聞 11/14(木) 「本音のコラム」

【貧困の米国】竹田茂夫


「『繁栄からこぼれ落ちたもうひとつのアメリカ』は痛切なルポだ。米国の新自由主義が本格的に始まるレーガン時代からリーマン・ショックに至る30年の貧困を記録する。ピュリツァー賞受賞作家の視線は、たまたま遭遇して知り合いになった底辺の人々に徹底してよりそっている。貧困と絶望に沈みこんだ人もいれば、はいあがった人もいる。失業率・貧困率・乳幼児死亡率のような統計データでは見ることができない米国社会の実相を内側から伝える。

すごみのある多くの写真は、失業者、ホームレス、ワーキングプアの家族、シングルマザー等の悲しみと怒りや廃墟と化した製鉄所の空虚感を写し取っている。作者は静かな筆致で、安全網のない市場原理がどう中産階級を没落させたか、創造的破壊や企業家精神がどう心と街の風景を荒廃させたかを告発する。米国はもうかっての米国ではないのだ。

日本の政権は躍起になって労働・農業・医療を市場化し、既得権益を打ち破ると称して創造的破壊を称揚する。市場原理の負の側面に目をふさいだまま、小泉構造改革の再演を謀る策士が政権中枢を取り仕切ろうとする。労働は再び商品になったと宣言する経済学者や、解雇自由の米国式雇用システムをとるべきだと提言する財界首脳もいる」(法政大教授)



同僚が「中国が日本の土地を買い占めている」と危惧していたので

「日本は借金だらけのアメリカに貢ぎ続けて奴隷になっていることに、国民が気づいていないほうが愚かだ」

と憎まれ口を叩いてしまいました。


原発事故以降、ダマスゴミを鵜呑みにしない私は、周りから浮いた状態ですが、

少しでも目覚めて欲しいと願うので嫌われても「ま、いいか」とめげずに、憎まれ続けています。