バスに乗っていたときの話です。

その日は、気温が低く雨が降っていたので、運転士さんが、

 

「バスの窓の曇り防止のため、エアコンを除湿モードにしております」

 

とアナウンスし、エアコンがつきました。

続いて、

 

「エアコンの風が冷たい場合は、 

吹き出し口の向きを変えるなどして、調節をお願いします。」

 

というアナウンスが流れました。

 

上着も着ていたので、特に寒さを感じるほどではありませんでした。

 

 

少し時間が経って、おじさん(いや、おじいさん)が、

運転士さんのところへ行き、何か言っています。

 

どうやら、「エアコンを止めろ」とクレームを言っているようでした。

 

座席に戻った様子から、

おじさんの要望は受け入れてもらえなかったようでした。

 

それに腹を立てたおじさんは、バスが信号待ちの時に、

 

「うるさいから、こっちに来て確かめてみろ!」

 

と、言いました。

対して、運転士さんは(運転席から)、

 

「運行の安全のため、そのままエアコンをつけさせていただけないでしょうか」

 

少し口論になっていました。

 

一連のやりとりを見ていて分かったことは、

どうもおじさんは、エアコンの音がうるさくて、

エアコンを止めろとクレームを言っていたようでした。

 

 

バスの中が快適であるに越したことはありません。

 

しかし、安全に目的地へ向かうことに比べたら、

エアコンの音は小さな問題です。

(普通はそう考えると思います。)

 

車の窓が曇って運転しづらいのは、私も経験があります。

 

ですから、「おじさん、音ぐらい我慢しろよ」って思いました。

(心の中でです)

 

 

今の世の中、とても便利で快適になりました。

その便利さ、快適さと引き換えに、我慢強さが無くなっているような気がします。

バスの中のおじさんを見ていて、そう感じました。

 

人には我慢強さが必要だと、私は考えます。

そういう意味で、不自由さや、苦労も味わう必要はあると思います。

 

 

最後に、我慢強い人の書き方を紹介しておきます。

 

 

我慢強い人は、はねを強く書きます。