“ワイン好きです~”、“興味あります~”
などと日ごろから発信していると、
結構いろいろなところから
ワイン会へのお声掛けをいただきます^^
今回も、思いもよらず、ウクライナワインの試飲会へ
潜入してきました。
仙台にある、ウクライナワイン専門店、
ワインショップ“アンフォラ”というお店が行ったワインの試飲会。
ショップを運営する「株式会社アンフォラ・トレーディング」が取り扱うワインを、
今回いろいろいただけるようです^^
今回のワイン会をいろんな人にお声掛けし、開催までフィックスさせたのは、
なんと、大手都銀の銀行マン!!
本業とは別にワインや美味しいものが大好きな方らしく、
そのかたのお声掛けで、この夜に数十名の老若男女が集まりました。
突き詰めてますねー
(そんなサラリーマン、目指したい^^)
さて、
ウクライナ。
もちろん国名として知るものの、何か特別な印象もない・・・。
場所は黒海の北側に位置するのですね。
あらためて地図で確認すると、かなり広い国です。
ワインの歴史に注目してみると、
なんと紀元前4世紀(!?)、
クリミア半島(←ウクライナ南部の黒海に飛び出ている半島)に、
その起源があったそうです。
ウクライナ北部へワイン文化が移っていくのは、紀元後11世紀で、
修道士によってブドウ栽培が広められたとのこと。
歴史が深いのですねー
今夜はどんなワインと出会えるかな。
会場は円卓がいくつか配置された立席。
お食事はブッフェスタイルで自由にいただきます。
配られたワインリストを見ながら、
みなさん、お食事をいただいたり、おしゃべりを楽しんだり、
異業種交流会な名刺交換も盛んに。
ウェルカムドリンクとしていただいたのは、
シャルドネ種の白ワイン。
「シャボ・ワイナリー」という生産者さんのワイン、
場所は、クリミア半島から北西位置にある、
黒海沿岸の街、オデッサ。
(ここに国際空港があるのですね)
冷やして飲むとおいしい、
さらりとして若々しく、みずみずしいワインでした。
同じく「シャボ・ワイナリー」の、
ウクライナ特産種“サペラヴィ”という品種の赤ワイン。
色素はそこそこしっかりめ、
でも意外と口当たりはさっぱりドライ。
香りが、ボージョレーで知られるガメに似ていて若々しい!
いちごジャムにような可愛らしい香り。繊細です。
でもカカオっぽい香しさもあって、素敵なワインでした。
通常販売価格1980円。
こちらも赤↓
今度は国際品種、メルロー登場。
「ニワ・ワイナリー(Niva Winary)」のワイン。
メルロー100%。
こちらのワイナリーさんもオデッサにあるようです。
色素しっかり、若いです。
メルロー100って、場合によっては香りに変な生々しさがあったりするけど
そんなこともなくスッキリとした綺麗な香りに変身。
果実味と木や炭のような香りの調和もすてき、
味わいも適度な渋みありで、
優等生な雰囲気のする、バランスの良い赤でした。
美味しかった^^
通常販売価格1400円。←これは安い!
お次は、
ボトル単体で撮るのを忘れたこちらのワイン↓
当日配られたリストにあった写真(^^;)
白です。
でも、きれいなゴールデンカラーですね。
ウクライナ特産種の“ルカッチテリ”の白ワイン。
ワイナリーは、最初の2種と同じ、
オデッサの「シャボ・ワイナリー」。
グルジア古来のワイン製造方法である、
土に壷を埋めた醸造ワイン、、なのだとか。
ほ~・・・。
なるほど、その様子がラベルになってるのですね。
きれいな金色。
こんなゴールデンカラーだけど、
一応ドライです。
いろいろなお花のブーケのような香りがしました。
なんとなくイタリアの土着品種ワインみたいなかんじ。
凝縮感があっておいしかったな。
通常販売価格 2840円。
今度はクリミア産のワイン達。。
こちらは赤ですが、
なんと、ロシア現大統領プーチンさま御用達のワイン!!
(本当みたいですー)
「アルシタ」という名前のワイン。
(生産地域名なのかキュベ名なのか、
それ以外の名称なのか、さっぱりわかりません^^;)
国際品種のカベルネと、
サペラヴィ、モラステリという品種のブレンドです。
生産者は、「マッサンドラ・ワイナリー(Massandra Winery)」。
こちらはウクライナ国有のワイナリーなのだとか。
国有とは、すごいですね。
グラスで撮るのを忘れてしまいましたが、
お花のようなブーケの香りや、
スギのすーっとした香り、
カベルネに他の品種がブレンドされているからか、
味わいは複雑で存在感あるけど、軽さも感じます。
渋さや酸味もとってもバランスのとれた美味しい赤ワイン。
通常販売価格 3045円。 納得。
さてさて、
どうやら配られたリストには無いワインも
開けられているようです^^
そのワインがこちら↓
グリーンの綺麗なボトルの白ワイン。
「タミヤンカ」という名前のワイン。
グラスの写真は忘れました^^;
こちらはデザートワイン!
綺麗な黄金カラー。
凝縮感がほどよくあって、でも酸味が心地よくて、
さわやかなキレのよさもまた美味しい!
危険~っ!美味しい!
ボトルの反対側です。
品種はなんとアリゴテ!
信じられません。
ブルゴーニュで主に作られるあのアリゴテが
こんなに爽やかでスウィートなデザートワインになるなんて!?
生産者は、「ニワ・ワイナリー(Niva Winary)」。
通常販売価格 1900円。 安すぎ!!
タミヤンカの美味しさと安さに驚いていると、
またリストに無いワイン、今度は赤がやってきました^^
こちらも同じ、「ニワ・ワイナリー」から、
「リーディヤ」というワイン↓
この「リーディヤ」は、土着のブドウ品種名みたいです。
やや甘口の軽いデザートワイン。
これも爽やかで美味しいワインでしたよ~
香りは、甘いイチゴジャムのいい香り。
幸せな気分になります。
この写真だと、
ちょっと枯れたニュアンスがあるように見えますが、
実際はあまりその感じはなく、
若い印象でした。
フルーティで爽やかな甘さ。
これもまた危険なワイン!
通常販売価格 1900円。 信じられない!!
また新しいワインが開けられている様子だったので、
頑張っていただきに行きました^^
今度はリストにちゃんと載ってるワイン、、
それも後半に登場の、ちょっと特別感のあるワインみたいです。
こちらもまたデザートワインのようす・・
「白マスカット赤峡(Red Stone White Muscat)」というワイン。
こちら、品種はマスカット。
マッサンドラ・ワイナリーのワイン。
ボトルの反対側。
完全なるデザートワイン。
ワインというか、・・蜜、のレベル?!
非常に凝縮したマスカットブドウの香りと味わい。
こちらは爽やかというよりは、もっと熟成された重厚な風味です。いい!
色合いは当然、美しいゴールデンカラー。
とろみもあります。
お花のブーケ、とくにバラの香りや、
バニラのようなスパイスの感じも。複雑です。
なんとなく、フランス、ジュラの
ヴァン・ジョーヌの風合いに似ているようなかんじかも。
アルコール13%
糖分23%!?
いったいどれだけの量のブドウが、
この1本のボトルに使われているのでしょうか。
通常販売価格 3150円。
今日の中では高いほうだけど、もっと高くても売れると思う。
むしろ、もっと高いほうが売れるのでは!?(笑)
引き続き驚いていると、
やってきました、本日のトリの赤ワイン!
こちらもデザートワインです。
(ウクライナのかたはデザートワインが好きなのかな)
「マッサンドラ・ワイナリー」の
「バスタード」というデザートワイン。
特産品種の“マガラッチ・バスタード”から造られたワインです。
アルコール16%
糖分20%
色合いは濃いルビー色。十分な色素が美しい外観でした。
セミドライのプルーンの凝縮した感じ、
また、チョコレートのようなかぐわしい香り、味わい、
複雑で、重厚で、まったり・・・・
すでに、リキュールの領域に入り込んでいます。
高級なポートワインの雰囲気も!?
実際、現地の方は、氷を入れて冷たくしていただいたり、
ソータで割ったりして飲むのだとか。
とーっても美味しい~!!!キケーン!
通常販売価格 2520円。
理解できません。なぜこんなに安いのか?!
いただいたワイン、これにておしまい。。
後半のデザートワインの猛威に押されて、
プーチンさんお気に入りワインのこととかすっかり忘れてました^^
それにしても、、、ウクライナワイン、すご過ぎです。
本日いただいただけでも、
カジュアルなテイストから、しっかりした味わいのあるワイン、
そして濃厚なデザートワイン。
とくにデザートワインが好きなら、かなり興奮します^^
私がいつも楽しんでいるワインはなんだったのか・・・?
と、
さすがにそこまで言わないにしても(笑)
ウクライナワイン、もっと知るべきだと思いました。
味わいの満足感と価格の安さが信じられません。
とっても勉強になった本日のワイン会でした。
ウクライナ、恐るべし!
今回のワインショップ「マッサンドラ」さんは、
楽天にWebショップがあるみたいです。
欲しくなったらすぐゲットできますね^^