今月もやってまいりました。
当社の‘月例食事会’。
昭和時代をささえてきたビジネスマン達(‘元’も含む、笑)が
ノンストップで好き勝手にしゃべりまくる宴の席。
今回は、当社の会長さまご推薦の、
ロケーションばっちりな、汐留の『so/ra/si/o(ソラシオ)』さん。
地上46階から眺める夜景はとても美しいです。
開始は18:00と早いので、
到着時はまだすこし青みがかった夜空。
今回は社長からの‘ワイン持ち込み命令’は出ませんでした!
(ホッ。ひと安心)
でも理由は不明。改心したわけではありません(^^;)
今期の〆として、最初は泡で乾杯。
カリフォルニア、ノース・コーストの
スパークリング。
KORBEL Brut Methode Traditional California
コーベル社が、フランスのシャンパーニュ方式(Methode Traditional)、
瓶内二次発酵のことですね、
その方法で生産した、上質のスパークリングワイン。
品種はシャルドネとピノノワール。
比較的お値段もお手頃、
でも丁寧に造られたような、深みと複雑さがあります。
シャープな果実味に、かすかに加わる樽香がいいかんじ。
(かすか、なのがポイント、笑。)
美味しいスパークリングワインでした。
この日のお食事は、あらかじめコースで依頼済み。
ディナーコースでは一番お手頃の5200円のコース。
アミューズ+前菜+スープ(数品から選択)+
メイン(数品から選択)+デザート+食後の飲み物
最初のアミューズはサンマ。
サンマの軽いスモーク。
添えてあるのは、酸味の効いた白ゴマのソース。
サンマの下にちょこんと、
ミョウガがあるのが涼やかでいいアクセント。
離れてポツっとあるソースはバルサミコソース。
サンマが、ややレアなところが美味しかった。
スモークの香りが豊かで、一口でも存在感ありました。
パンもアツアツでやってきました。
さっぱりとして美味しいパン。
前菜は2種を盛り合わせ。
左が、イタリアの生ハムとグリーンサラダ。
右は、カリフォルニア産天使の海老のマリネと、頭のフライ。
天使の海老、ネットリして美味しかったです。
頭もカリカリで香ばしい。
スープは初秋らしい面持ち。。
焼き栗の冷たいクリームスープ
秋によく、栗のスープはいただけますよね。
栗自体には、とくにはっきりとした味わいって、無いと思います。
サツマイモよりもスッキリしてるし、
キノコより香りもしません。
なんとなくほっこり、やさしい、大地の味わい。
そんなボンヤリしたところ、私は好きです(^^)
泡は一気に無くなり、
次のワインは白。
こちらのレストランのラベルで出しているワインがあるそうなので、
ソラシオさんはどんなワインを好みとしているのか(フフフ)、
試しに頼んでみました。
フランスのシャブリのワイン。
アペラシオンは、シャブリ・フルミエ・クリュ。
シャルドネです。
シャブリ・フルミエ・クリュなので、
もしかしてちょっと樽っぽいかな~と思いましたが、
いやいや、スッキリ。程よい樽加減。
これなら万人に好まれる味わいです。
誰かが単品で頼んでいたこちら↓(^^)
バーニャ・カウダ。
赤いプレートっていうのがいいですよね。
豚肉のリエット。
ワインや自分の料理に忙しくて、
いただくの忘れてしまいました(笑)
続けては赤ワイン。
メインを牛肉にした人が過半数だったので、しっかりめと思い、
何にしようかな~とリストを見ていたら、
YUME Montepulciano d'Abruzzo 2007
(ユメ モンテプルチアーノ ダブルッツオ)
イタリアの中央部、アブルッツオ州の生産地区、
モンテプルチアーノ ダブルッツオ(DOC)のワイン。
品種はモンテプルチアーノ。
果実味たっぷり、しっかりとした凝縮感、パンチがあるワインにしあがる品種。
この YUMEは、日本語の『夢』のことみたいですよ。
造り手である、Caldora社(カルドラ社)が、
‘ワインを通じてすべての人に幸せになってほしい’
という思いからのネーミングだそうです。
この、カルドラ社は、薬物中毒にあった若者を支援する協会で活動をしているとのこと・・・。
熱い信念でワインを造られているのですね。
色合いの色素の濃さ!
果実味の凝縮感、黒い印象の香り、果実味に負けない滑らかな渋み、、など、
存在感バッチリのワイン。
お肉料理にぴったりです。
とても美味しいワインでいした。
・・・といっても、このワインを選んだ理由は、
お肉に合わせることともうひとつ、
当社の会長が個人的に持っている会社と同じ名前だったから(爆)
当の本人はとっても喜んで、
「へェ~、こんなワインあるんだ~」と、
翌日、さっそくワイン取り扱い会社に電話してました。
(箱買いです。。^^)
メイン。
ほとんどの人が、特選黒毛和牛ステーキ(+3000円っ!!)のなか、
わたしは大人しく、本日のお魚にしました(笑)
キンキのソテー
鮮やかなソースは、酸味の効いたマスタードソース。
皮目パリッパリ、白身はふっくら。
甘くて淡白な味わいに、
酸味とコクのソースがとてもよく合って美味しかった。
いつもなら、お料理もワインも、この何倍も出てきますが、
今回は比較的、大人しめ。
お店の雰囲気がデートレストランということもあるのかな。
話題は、領土問題から各々の夫婦論まで、
言いたい放題の野放図状態。
団塊の世代って、ほんとに元気。
(お店の雰囲気、完全に壊してました、、、^^;)
最後のデザート。
かわいい盛り合わせ。
大きな巨峰とそのゼリー、
バニラアイスクリーム、
フロマージュブランのクリーム(たぶん)
食後にはさっぱりと、ちょうどよいデザートです。
最後の〆はレモングラスのハーブティをお願いしました。
お茶には、かわいい小菓子まで付いてきますよ。
ここまでちゃんと出てくるとは思いませんでした(^^;)
うれしい驚き。
ミニミニフィナンシェと、
抹茶のクッキー
カシューナッツのキャラメリゼ。
本来は、こんなキャンドルライトを眺めながら
ゆったりと会話を楽しむレストランです(^^)
いちばんお値段設定の低いコースでも、
十分楽しめる構成ですね。
(単品の、バーニャ・カウダとリエットは除いてくださいね)
サービスはややマニュアルっぽい感は否めませんが、
目の前にこんな素敵な夜景があれば、
そんなことはどうでもよいことなのかもしれません。
この汐留の天空の地には、
なくてはならないレストランですね(^^)