again ／ YUI
もう一度！初心を取り戻すために！
again/YUI
Sound Produce ＆ Directed by HISASHI KONDO
・・・思い返せば、オーディションで出逢ってから
休暇に至るまでの期間。
最初の頃は、福岡から東京に通ってもらって
地下スタで毎日曲づくりの日々、そして
その後インディーズ盤の制作を始めて
お互いの事がわかってくればくるほど
些細なすれ違いや、意見のぶつかりあい
本当に毎日、ケンカと仲直りを繰り返してたこと
何度か話題にしたこともあるけど
あれから、年月も経ち
YUI自身の知名度も
どんどん上がってきて
ちょうど一年くらい前の時期になってくると
僕もよく知らないスタッフ？関係者？など
たまに見かけるようになっていました。
LIVEやTV収録の楽屋などで
イッチィ☆に
こっそり「あの人だぁれ？」
って、聞いている始末で
僕もなんとなく
音源制作以外からは
距離を置くようになっていました。
ある日なんて
・・・イベント？？？開催の予告？？？
という、チラシを
会場で初めて見て知ることもありました。
だけど、売れてくるとは
こういうものなのかと
苦笑いをするばかりだったし
そんな余裕もなく
僕も締め切りに追われる日々・・・
ところが本人は
その不思議なスピードに
このまま自分が知らないところで
どんどん進められても
応援してくれる皆さんに
責任が取れない！！と
勇気を持って「待った！」を
かけたのです。
ハッ！としたけど
もっともだと思ったよね。
そして、もっと視野を
広げてゆくためにも
しばらく休んだほうが
いいと思うんだ、とも・・・
ときどき不器用だな？
と思う事も多いけど
心の奥にある信念は
まったくブレていないんだよね。
誤解も出るだろうし、
リスクだってあるけど
ファンを裏切らないために
ファンを信じて行動した判断に
結果、いろんな事が
しばらくしてから
正常に動きはじめようと
少しずつですが
なってきました。
確かに、僕も見てられないくらい
誤解も生まれたけれどね・・・
、、、さて、長くなりました。
今回のagainは
その休暇に至るまで、そして休暇中から
また歩き出すまでのキモチが
赤裸々に綴られているとおりです。
でも、それは決してプライベートな
YUIのストーリーだけに
留まらないメッセージが
込められている事にも
気づいてもらえると思います。
夢のつづきを
歩んでいたはずが
道に迷い
挫折を味わったとしても
♪この想いを消してしまうには
まだ人生長いでしょ？
と、語りかけてくるからだ。
そうだよな！もう一度 やってみよう！
というキモチだって生まれてくる。
そして、YUIリスナーは
すぐに思い出してくれただろうか？
かつて「Tomorrow's way」の中で
(1)♪叶える為 生まれてきた
という意思
(2)♪手に入れるための 傷み（痛み）なら So good
という覚悟
それが今！「again」の中で
(1)♪叶える為に生きてるんだって叫びたくなる
と初心を取り戻そうとして
(2)♪懐かしくなる こんな痛みも歓迎じゃん
と、新たに歩み始めた自分を再確認しているのだ。
今回、レコーディングミュージシャンには
ギターにオダクラユウ、ベースにバッキー
そしてドラムは初めてステレオポニーから
SHIHOを大抜擢しました。
僕がアレンジしたフレーズを
完コピしてきてくれただけでなく
その完璧な演奏力＋
聴いてもらえたらわかると思うんだけど
リズムに胸が熱くなって
ドキドキしてくるような表現力を
感じ取ってもらえるでしょう！
ほぼ１テイクの勢いを
そのまま頂きました！
それぞれのミュージシャンの
情熱もしっかり注ぎ込むことが出来て
YUIの”強い想い”と一緒にグルーヴする
そんなサウンドに仕上げられたと思っています。
カップリングに収録したSeaは、
バンドリハーサルの中で
少しずつ形にしてゆきました。
富士山近くに
リハーサル合宿行ったとき
持参したMacBookにて
楽器チーム含めてプリプロしました。
東京に帰って来てから
本録音し直していったのですが
イントロのトレモロギターだけは
最初のテイクがよかったので
そのままノートにて録音したものを
最終まで使いました。
ストリングスも海風のように心地よく
空気をたっぷり含んだ
暖かいサウンドになったと思うのですが
どうでしょう・・・？
YUIがギターを練習していたという
新宮の海はとても澄んでいて
砂のきめ細やかさに
本当に驚きました。
そのまま砂時計にいれて使えそうだものね？
「ふるさと」は初心を取り戻すために
とても大切な場所です。
そして最後に
いつもありがとう
と締めくくる。
なによりも
感謝を忘れていない
YUIの約１年ぶりとなる
CDをぜひ聴いてみてください。
HISASHI KONDO
乱文失礼します！！
ありがとうございました。