銀河新年 あけましておめでとうございます | Byron Bayに魅せられた『にじいろかぞく』

銀河新年 あけましておめでとうございます

今日、7月26日はマヤ暦(ハアプ暦)では、新年にあたります。
最近、スピリチュアル タウン Byron Bay の住民の間では、この話題で持ち切りです。

本日、2012年7月26日~2011年7月24日は、『赤い倍音の月の年』で、
意味合いは、「輝き」「力を与える」「行動する」「普遍的な水」「清める」「流れ」だそうです。

ディジュリドゥは、モンゴルやトゥバのホーメイ(フーメイ)のように、「倍音」に満ちあふれた楽器として知られています。この倍音とは正確には「振動体の発する音のうち、基音の振動数の整数倍の振動数をもつ部分音(上音)。管や弦の発する楽器では、部分音は全て、ほぼ倍音となっているハーモニクス。」(広辞苑より)

まさにGOMA復活に相応しい年です!
ゆっくり、慌てず、日々に感謝し、リハビリ頑張って下さい!!
遠い空の下より、心から応援しております!

GOMA 記憶を辿る旅 in Australiaに旅立つ前に、
アボリジニの歴史や太古の楽器ディジュリドゥ(イダキ)についてまとめてみました。
参考までにどうぞ。

豪州、バイロンベイに魅せられた『にじいろかぞく』日記
:アボリジニの悲しい歴史
アボリジニの人々に、悲しい悲劇は突然起こりました。
イギリスの探検家がオーストラリア大陸を発見(?)してしまったのです。
アメリカ大陸はコロンブスが、、、、
当時の人々は、探検家が困難の旅のすえ、ヨーロッパの人が訪れたことのない地に到達すると、
その地を『発見した』と表現しました。
太古の昔から、大地を守り、自然と人々と調和し暮らしてきたアボリジニの人々がいた、
という事実を無視して彼らの文化を そして彼らという人間を排除しようとしました。

アボリジニの人々にとっては、大地そのものが物語です。
大地の一片一片がページのぎっしりつまった本であり、歴史と伝統という宝物でした。
彼らのドリーミングストーリーに出てくる 岩 動植物 人間 すべて精霊であり、
現世に生きた人間は、死ぬと再びドリームタイムに帰って精霊となる。
つまり自分の祖先は、ドリームタイムに創られた岩や動植物に姿を変えて目の前に存在していて、
だからこそ、彼らがおなかをすかせたり、雨風にさらされたりしないよう、
大地が親のように食べものや物資を与えてくれ、子孫の繁栄を見守ってくれている、
同時に彼らはいつも自分たちを守ってくれている親である大地と自然を愛し守ってきたのです。

ところが、文明文化が発達し、生活水準を上げることだけが人間としての価値 美徳と考えてい
た人々には、
その大地は未開の地であり、アボリジニの人々は進化の途中にある人間、、、、
自然の中で共に生きるということを野蛮なことととらえました。
そして植民地とし、自分たちの領土にし、まるで狩りをするかのごとくその命を奪いました。
政府は、『保護』といういつわった正義感のもと、アボリジニの人々を自分達と同化させようと
しました。
つまりアボリジニは 駆除されるか(土地の略奪) 追いこまれて飼育されるか(保護政策)
下層民として訓練を受け社会の片隅で働くか(同化政策) のいずれかしかなかった、、、
少しでも色が白くなってきた子供達は 泣き叫び嫌がる少年少女は、無理やり親から離され収容
されました。拉致監禁することが、法の下、正義として行われました。
二度と再会できない親子が沢山いました。
アボリジニの人々は 文化 人格 言葉 土地 を奪われ、キリスト教を強制され、また入植者
が持ち込んだ病気によっても 多くの命が消えていきました。
そんなことがつい30年前まで行われていたのです。
本当に悲しい悲しい歴史です。

豪州、バイロンベイに魅せられた『にじいろかぞく』日記
:Didgeridoo ディジュリドゥ (イダキ)
オーストラリア先住民である アボリジニの人々がオーストラリア大陸で生活し始めたのは今から
5~6万年前と言われています。
1988年に200年祭を迎えたこの大地を、太古の時代から守って暮らしてきたのが、アボリジニ
の人々です。
そして、祝いの儀式や人々の癒しや治療にも使っていたのが、地球最古の楽器と言われているディジュリドゥです。
ディジュリドゥとはシロアリが中だけを食べ尽くし、自然に空洞となったユーカリの木の筒です。
ディジュリドゥ発祥の地とされる北東アーネムランドのアボリジニの言葉では、イダキと呼びます。
またその呼び方も地域によって様々な呼び方があります。
[イダキ]は先祖の男性のシンボルとされ、楽器自体が神であり、楽器の中にも神が宿っているとされています。
アボリジニの間では、女性の演奏が禁じられていました。
男性のエネルギーの象徴ということもあり、女性が吹くと、妊娠してしまうという言い伝えがあります。
アボリジニの人々に伝わる-スピリチュアルチャイルド-という話しがあります。
新たに生まれでようとする精霊たちが雲のような乳房にぶら下がり、空からお母さんを探しているそうです。
イダキを女性が吹いていると、その音に精霊が導かれ、以前にお母さんの子宮の中にいた時に聴いた音や響きを思い出して、宿ってしまうのかもしれません。
この木の響きをお母さんのお腹の中で聴いていたような音と表現される方もいます。
唇の振動で響く木の音は、海に深く潜った時にジャックマイヨールが聴き、宇宙飛行士が宇宙で聴いた音。
オーンという音と似ています。そこに循環呼吸という呼吸法で演奏するので、音は途切れず、サークルしていきます。
イルカやクジラともコンタクトすることができたという話もある神秘の自然の楽器がディジュリドゥ
[イダキ]です。

豪州、バイロンベイに魅せられた『にじいろかぞく』日記
ディジュリドゥの音は、私達人類の五万年ほど前の記憶を呼びさましてくれる音です。

そして人類は今、それぐらいのタイムスケールで自分を見つめなおす時に来ています。

文参照:中村亘利氏 aka KNOB HPより


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