こんばんは、管理人の葉月です
4月26日（火）に被災犬を保護して参りました。
（写真は27日の朝のもの）
転載頂ける方は転載して頂けると幸いです。
25日の深夜にレスキューにあたっている者が福島は30ｋｍ圏内へと足を運びました。
今回のレスキューは2頭。
どちらも日本犬系ＭＩＸです。
１頭目 仮名：ハチ ♂
とても人懐っこく、どっしりとした良い子です。
秋田犬が入っているかのような風貌です。
若い犬の割には首輪は使い古している物で留める所がワイヤーの様なものでネジネジと留めています。
わがままも言わず、一晩、車の中で過ごしました。
＜保護時の状況＞
保護場所・福島県浪江町赤宇木（あこうぎ）付近
しばらくご飯を食べていなかったのか
フードを与えるとすごい勢いでかなりの量を食べたという事です。
お水もエサも置いてあった形跡はなく
人間用のお鍋に雨水なのか汚れた水が入っていたそうです。
保護時も暴れたり唸ったりすることもなく
大人しく保護され、かなり人懐っこい所や人に対しての態度からして
きちんと可愛がられていて子だと思われます。
左足を痛めたのか、ビッコを引いていますが
そんな事も気にせず、お散歩も楽しんでいる様子でした。
2頭目 仮名：イチ ♂
少し神経質な所がありますが、この子も大人しく扱いやすい子でした。
雑種にしては小さ目です。
この子も首輪は、かなり使い込んでいる物です。
特に特徴のない首輪ですが
黒っぽい物で所々ほころんでいました。
鼻の頭がこすれてハゲてしまっています。
これは保護される以前からのものです。
＜保護時の状況＞
保護場所・福島県浪江町津島付近
この子は、当たりの付くお家もまったく分からない状況の子。
辺りは民家らしき建物も一切ない所、フラッと出てきたようです。
おそらく、お水もゴハンも食べていなかったと思われます。
この子達が火曜日の深夜に預かり、我が家で1泊し
翌朝、伊豆高原のドッグフォレスト （現在は廃業）へ。
ドッグフォレストは某大手ペットショップが経営をしている事もあり
被災犬の預かりの申し出に対し反対意見もありましたが
まずは、「命」を確実に助ける事が先決と判断しました。
大手の会社なので何か悪さをすれば直ぐに明るみで出るでしょうし
被災犬の預かりが、企業のイメージアップの為だ！
とおっしゃる方がいらしても
「それがどうしたの？」という程度の事。
動物でご飯を食べているのだから、恩返しって事で良いのでは？
一刻を争う動物達の命の前に、複雑な人間模様など、どうでも良い事です。
確実に、安心安全に保護をして下さるのですから・・・。
実際に行ってみて、安心して預けられる所でしたし・・・。
遊びに行かれた方はご存じかと思いますが、広い敷地にコテージがあり
コテージが被災犬のお家になっています。
コテージの中にはケージがあり、とても清潔にされています。
専用ランで自由に遊んでいる子もいました。
イチとハチのお部屋はここ。
あまり人に対して懐っこい訳でもないイチが一生懸命にアピール。
環境の変化が怖いのでしょう。不安なのでしょう。
でも、大丈夫。
ここでは、ちゃんとワクチンや怪我の手当もしてくれるので。
ゴハンだってお水だって、ちゃんと清潔です。
ただ、残念な事にこちらも満員の状態でこれ以上の受け入れは無理という事です。
若い係りの方達、7人でかなりの頭数のお世話。
1頭1頭、きちんとお世話をされているのは、見てて分かります。
この子達に見覚えのある方や飼い主様がいらっしゃいましたら
ご一報くださいませ。
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