今回の新作帯は、こちらでございます。
「ニューオリンズのソウル・クィーン」の愛称で知られるアーマ・トーマス(1941年、アメリカのルイジアナ州生まれ)は、生後1年も経たない時期に、ニューオリンズに移住しました。
(誕生時の名前は、アーマ・リー。彼女は10代の時に2回結婚をしており、トーマス姓は2度目の夫の苗字)
彼女のデビュー曲は、1960年に<ロン・レーベル>から発売された、こちら♪
このデビュー曲は、いきなりR&Bチャート22位を記録!
アーマは、<ロン>で2枚のシングルを出しました。
1961年、新たに<ミニット・レーベル>と契約。
ここで彼女が出会ったのは・・・
アラン・トゥーサンは、ピアニスト、歌手、ソングライター、アレンジャー、プロデューサー、などであるマルチ・タレントであり、上質なニューオリンズR&Bを確立させ、数々のヒット曲を世に送り出した偉大なアーティストでございます。
当時まだ、新興レーベルであった<ミニット>には女性シンガーが居らず、トゥーサンが書き貯めていた女性用の曲は、アーマによって日の目を見ることになったそうです。
困るほど(?)の大名曲♪
(レコード盤のクレジットにある「ナオミ・ネヴィル」は、トゥーサンのペンネーム)
それからこちらは、オーティス・レディングにより、"Pain In My Heart"としてカバーされているバラード♪
トゥーサンのプロデュースにより6枚のシングルをリリースしたアーマは、地元ニュー・オリンズでは名前が売れるようになりました。
しかし<ミニット>は、カリフォルニアの大手レーベルである<インペリアル>に買収された為、1964年、アーマは<インペリアル>所属となりました。
ニューオリンズを離れての彼女の初シングルが、こちら♪
このバラードは、アーマの最大のヒット曲となり、彼女の名は全米中に知れ渡るようになりました。
また<インペリアル>では、1964年、アーマにとっての初アルバムも発売されております♪
さて、こちらのブログ冒頭に貼った"Breakaway"(1964年)は、1983年にトレイシー・ウルマンがカバーしてヒットさせていますが、他にアーマの曲でカバーされた名曲と言えば、"Time Is On My Side"がございます。
この曲は、1963年にこアメリカのジャズ、トロンボーン奏者のカイ・ウィンディングが発表したインスト曲でありました。(作曲者は、ノーマン・ミード)
ちなみに、こちらのバックコーラスは、シシー・ヒューストン(ホイットニー・ヒューストンの母)、ディオンヌ・ワーウィック、その妹のディー・ディー・ワーウィックであります。
このインスト曲に、ジミー・ノーマンがアーマの為に歌詩をつけ、1964年、発表されました。
程なくして、ローリング・ストーンズがアーマの歌う同曲をカバーし、このストーンズヴァージョンがブレイク!
ところがその為に、アーマヴァージョンの方をカバーと思われてしまう、といった誤解などもあり、彼女は、この曲を歌うことを自ら封印してしまっていた時期があったそうです・・・
白状致しますと、私が初めて聴いた"Time Is On My Side"は、もちろんストーンズヴァージョンの方であり、やがて「アーマ・トーマスがオリジナル」という真実を知るまでの期間、「当然ストーンズの曲!」と疑いもしなかった事を今ここに懺悔致します。
(そして今もやはり、最初にインパクトを受けたストーンズヴァージョンも、アーマヴァージョンと共に好きであります。)
近年のアーマは、ライブで"Time Is On My Side"を毎回ではないけれども歌っているそうなので、以前のその封印は解かれている・・・という事だと恐らく思います。
2011年にアーマが来日した際、ビルボードでのライブに行きました♪
が、その時は"Time Is On My Side"は、聴くことはできなかったと思います・・・(実はセットリストをハッキリ覚えていないのです!汗)
それにしても、ふくよかな体でゆったりと歌うアーマの歌声は、決して力んでる感じではないのにディープで力強く・・・そう、まるで大地の底から響いてくるような歌声に、全身が包み込まれるようでありました。
会場のビルボードは、六本木ミッドタウン内という「大都会の象徴」のような場所であったのにも関わらず、今あの時のアーマのライブを思い返してみると、やはり「おおらかな大地」という印象が強く蘇ってくるのでございます。
さて!
今回の新作帯をして行ったのは、4月2日に渋谷Homeで開催されました、こちらのイベントでございます!
こちらのイベントは、スクーターチームThe Numbers!主催による初のレコードレーベル<Gatsby Blues Records>からの第一弾作品となる、PHELGEの初アルバム「6×6」リリースパ
ーティーとして開催されました!
こちらのCDのブックレットに、フェルジのヴォーカルであるネモトくんにより書かれた「We Love You」と題され、「そして6人で演ったこの6曲をアナタに届けたい。」と、締め括られている、とても素敵な文章がございます。
この「アナタ」とは、フェルジを生み出し、東京モッズシーンのフェイスであった、CAMELさん(1969~2009)に向けて捧げられています。
こちらのCD、私も購入致しました!
ブックレットの数々の写真やネモトくんの文章も含め、フェルジやナンバースのメンバー達からの、故人への深い愛とリスペクトがジーンと伝わってきました。
フェルジのサウンドは、ローリング・ストーンズが取り上げたブルースやR&Bで占められ、しかし、単なるストーンズのコピーバンドとは異質のカッコよさを感じます。
それはやはり、フェルジが正真正銘、東京モッズシーンから生まれたバンドだから・・・と、思うのであります。
こちらのCDは、ナンバースのFBページから購入できますので、是非♪
https://www.facebook.com/pg/thenumbersofficial
また当日はRunも開催されましたが、駐車スペースが会場と離れた場所であった為、私はスクーターの写真を撮ることができませんでしたので、ナンバースのFBページから写真を拝借いたしました。
さてこちらは、当日のゲストDJであり、東京モッズシーンのボスでいらっしゃる、Manabu K. DOVEこと、マナブさん(Mods Mayday Japan/March Of The Mods)
マルくん(Modern Records)
(PHELGEのCDは、こちらからも↑購入できます♪)
イシイくん(The Numbers!)
ケイくん(The Numbers!)
ロックちゃん(The Numbers!)
アリくん(The numbers!)のDJ中の写真が撮れませんでしたので、代わりにこちらの写真を・・・
こちらは、ナンバースFBページから拝借しました、当日のRunのアリくんでございます♪
そして、当日のライブバンドは!
THE GENO!
Secret Carnival Wokers!
THE SHAKES!
そして、PHELGE!
キャメルさんのご家族であるユミさんも、マラカスで参加♪
フェルジヴァージョンの"Time Is On My Side"もアーマ帯と一緒に聴けました♪
フロアは満員!
右は、盛り上げ番長のマーク林さん!(この後ライトな感じのダイブをキメました!)
さてこちらは、当日の主催、ナンバースによる物販コーナー♪
アリくん、ロックちゃん、イシイくん
物販コーナーには、フェルジのCDに合わせて発売された、イラストレーターRUMINZさんデザインによる、素敵な「フェルジTシャツ」もございました♪
(こちらのTシャツもCDと同じく、ナンバースのFBページから購入できるそうです♪)
ところで、私がちょうど物販コーナーにいる時にTシャツを購入していたこちらの男性は、マークさんの弟さんとのこと!
キャラが際立つ素敵なご兄弟!マークさん(THE CASTLE/The Toucans)、ミトさん
スーくん(THE ACTION!)&エミちゃん、忍び寄るロックちゃん♪
ミキちゃん(JEWEL TRASH)、ゲンさま、エイコちゃん
左から→ババくん(The Steed hooves)、フジサワくん(THE SHAKES)、アキシロさん(Motels Sofa)、ネモトくん(PHELGE/The Numbers!)、ケンさん(THE BERGAMOTS)
マホちゃん(THE SHAKES)、イケダさん(The Befores)、エリーちゃん
オーちゃん、カオリちゃん(Move On Up!)、ウッチーさん(THE BEAT CAVE)、イケヤくん(Move On Up!)
ヤマちゃん&リカコちゃん
左から→KKくん、タマイさん(NIGHT FOX CLUB)、ジュリー(THE CASTLE/Mellow Fellow)、タケダくん(NIGHT FOX CLIB)、イシカワさん
ところで、タマイさんと共に現れたタケダくんは、ナイト・フォックスの新しいDJで、ノーザンソウルの聖地である神戸から上京した、23歳!期待のSOUL BOYとのことです♪
タケチヨちゃん、モモちゃん
エダさん、チヒロちゃん&サトウくん
ミキちゃん、川野さん
オーちゃん、ゴロちゃん&タカシくん
ウッチーさん、エリーちゃん、サワグチくん(54321)
ケイくん&モモちゃん
エイコちゃん、ルイさん(THE TOKYO LOCALS),、アキシロさん
ミキちゃん&ジュリー、キマタさん(THE GENO)、エイコちゃん
ゲンさま、THE GENOのワコちゃん&サトウさん、エイコちゃん、タツヤさん(GANG STAGE)
ワコちゃん、エイコちゃん
ミキちゃん、私、エミちゃん
去年の秋頃、「フェルジのレコ発イベントを予定している」との情報を聞いてから、この日をずっと楽しみにしていました!
主催者や出演者のみなさま、とても楽しく、そして心に残る夜をありがとうございました♪