スマホ用のHMDを特価で手に入れて以来、毎晩の様にリアリティとリアルの間を彷徨っております。
ちなみに昨日はエイリアンに襲われた後で、スパイダーマンとアバターと共演を果たしてました。

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このままだとVR彼女とかやり出しますね。
小森です。










……。














-本題-





レスが来たので前回の続編。
と言うか、他の曲の解説ですかね。

全曲やると長ったらしくなってしまうのでまた抜粋して何曲か、お話させて頂きます。

今回はオープニングと同時期に生まれた、まだストーリーの概要しか知らなかった頃の曲たち。

「ゲルダとカイ」
「Evil's Theme」

について。



「ゲルダとカイ」
ゲルダがカイについてキジマに話しているシーンで流れた曲です。
実は結構使い所が難しい曲でした。
本当は別のシーンで入れるはずだったのですが、僕の勘違いでうっかり、新しく曲を作ってしまい、危うくお蔵入りの可能性さえあった曲。
いやぁ、使うシーンがあってよかった。

作った時の環境と言えば、「5拍子のクリックを流す」というルールだけを課して、リアルタイムで弾いていきました。
音源はピアノだけです。

一応クリックは5/4拍子で流していたのですが、わりと無視して弾いていて、展開したい所で5拍子に戻ってくるという無茶をしてました。
しかも手グセとか気にせず。





なので。


えっと。



つまり。






再ビ、演奏スルノハ、難シイ。



個人的には凄く好きな曲だったので、ボツになっても悔いが残らない様に、楽譜まで残しました。

なんだったら
他の事で使ってやろう
くらいの意気込みで!!←オイ

ちなみにチラッと見せるとこんな感じです。
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打ち込みをそのまま譜面にしたので、余分なパート入ってるけど、まあいいでしょう。

「ゲルダとカイ」というタイトルは、ある程度曲が出揃い始めた段階でもう決まっていて、仮タイトルがそのまま採用されました。


使って貰えてホントによかった!(切実)




はい、次!

「Evil's Theme」
悪魔が出てくると、一瞬で空気が変わる。
聴いた人たちからするとそんな曲ですかね?

ですが。


元々。


悪魔の為だなんて微塵も思っていませんでした。


えぇ、これっぽっちも(酷い)

ただ、「一杯作ったよー!選んでー!」って演出家に投げた時に、即答でしたね、悪魔はこれで!って。
後日の声入れで五十嵐さんが声を当ててくれたらもうドンピシャとはこの事で。
演出家ってスゲーって思いました。

メロディは至ってシンプルだと思うんですけど、何故か作曲する人たちってこういうメロディ避けるんですよねー。
こういう、半音ずつオクターブで下がったり上がったりを繰り返してるだけのやつ。
コードアレンジはたしかに難しいなー、とは思いましたが、なんとか、やる気と根気でカバーしました。
(↑多分、気になるの、ここだと思いますけど、あえて濁しときます)


ちなみに、この曲は、ちょっと特殊なソフトウェア音源を使っています。
年末にNative instrumentsという会社が配ってたKinetic treats というやつ。
どうにかして使いたくて、作り始めたんですよね。
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↑これがそのソフトの操作画面です。

見た目も音もオモチャ箱。
そのオモチャをイジる感覚で、音作り。
それが難しくも楽しくて。
他にも楽器は少し使ってますが、圧倒的な存在感。


なんか変な音するんですよ。
メインメロディが流れる度にカチャカチャカタカタ言ってて。

これは、バランスこそ少し調整したものの、





完全にソフトの仕様です。




えぇ、もう


ソフトウェア、さまさま。





普通にメロディ弾いたら問答無用でカチャカチャしてました。
もしかしたら、このちょっとした混沌感が、悪魔には丁度良かったのかもしれません。


余談ですが、同じ様にKinetic treats を使用した音源はこちらです。

!?
メインメロディだけがKinetic treatsなんですが…うん、今改めて聴いたら使ってる音色は、本番で使ったやつとはちょっと違うので、引き合いに出したクセに本人が、あれ?ってなってます((汗




と、まぁ。
とりあえず、2曲のお話でしたが、いかがでしたでしょうか?

CDを持ってない方からしたらナンノコッチャだとは思いますが、制作環境やら、曲作りの時のアタマの中やらは中々見られないと思うので、何かのご参考にでもなれば。

次はどの曲の解説しようかなー。
むしろまた解説するのかなー(他人事)




兎にも角にも!
読んでくださってあざまっした!


おまけ
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三軒茶屋 東京餃子楼 本店

勇気がいる時、という公演パンフの出演者インタビューを見て、俺ならなんだろうと悩んだ結果、人をご飯に誘う時、が一番一歩踏み出している事に気付きました。

こんにちわ。

ブログでのコメント受付をしてない事に最近気付いてやっとさっき変えたポンコツ、こと、小森広翔です。


先月、劇団PUSHさんの雪の女王と言う舞台を一緒に作らせて頂きました。
僕は、作曲、音響。あと効果音とか録音も。
手が足りなすぎたので、当日のセリフの叩きだけは舞台監督さんにやって頂きました。

そんな雪の女王。

劇団PUSHさんの解散公演でもありました。

そもそもこの団体との関わりのキッカケは、3年前。
よく作曲の仕事や音響の仕事をくれてた人が紹介してくれて、「人魚姫の弟」という作品で音響で参加をさせて頂いたのです。

学生ミュージカルの音響や、音楽モノの音響は当時もたまにやっていたのですが、『舞台の音響を1人で担当する』と言うのが初めてで、舞台独特のルールやライブとは違うバランス、タイミングなど、全てに戸惑いながらも必死だった気がします。

とは言っても、この団体、客演も含めてみんな面白くて、優しくて、そんな四苦八苦な事よりも、《舞台って面白いな》って思わされてしまったんですよね。

人魚姫の弟の時にも、効果音作りはやったのですが、雪の女王ほど拘った記憶はないんですよね。波の音に至ってはフリー素材だったし(時効だと思ってる)

あ、けど。
そういえば、台車系のタイヤの音が必要になって、演出と一緒に、小屋入ってから録音したのを鮮明に覚えています。
よくやったよな、あんな撮って出し。

でも、あの時のおかげで、その後、PUSH以外にも色んな舞台に関わらせて頂ける様になったので、そう言う意味でもPUSHには特別な想いがあったんですよね。


で、久しぶりにオファーを頂けた時には、内心飛び跳ねるほど嬉しかったんです。
しかも作曲までやらせてもらえるなんて。


続けててよかったなー。音楽も音響も。

素直にそう思えました。


実はこの雪の女王のお話自体は、去年の段階で頂いていて、作曲も、年を跨ぐ前には始まっていたプロジェクトだったんです。
テーマ曲を考えながら、他のシーンコンセプトの曲も増やしていって、ちょっとのんびり目にやらせて頂いてて。
テーマの本採用のメロディ構成になるまでで3ヶ月くらいかな。それだけで20曲くらい作って話し合いながら進めてました。
テーマがアレンジも含めて本決まりになったのは3月半ば。

-PUSH公演7番目の作品-
-過去の作品世界との関連付け-
-ケルト音楽-

この3つを軸に、アレンジも進めていきました。
ちょっとだけ突っ込んで話してみましょうか。


-7つ目の物語-
2分の曲にも関わらず、実は、最初のオルゴールから7つの異なったアレンジを展開していて、最後の鐘の音は7発。
楽器の種類も7つ…にしたかったけど、パーカッションとドラムを小分けに考え出したらそれだけで7つになってしまったので、やめました。
(ちなみに、少し強引ですが、オルゴールや鐘の音を除くと「パーカッション」「ドラム」「ギター」「アコーディオン」「笛」「バイオリン」「琴」で7人で演奏出来る仕様には、なっています)

-過去の物語との関係-
中華風のメロディライン、和風のスケール(音階)、フルートの主旋律、などなど、過去の作品のコンセプトや象徴を可能な限り盛り込んでみました。
他の曲の解説もする事があればまたこの辺の話には触れると思います。

-ケルト-
演出の好みもあり、全体のイメージで事前に頂いたジャンルはケルト、アイリッシュでした。
実際にティンホイッスルやバイオリンを演奏出来る訳ではなかったので、ほとんどの楽器隊が打ち込みだったのですが、ケルトのアコースティック感と臨場感と言うか、生感が欲しかったので、ガットギターの音とパーカッションの音は演奏したものをそのまま使ってあります。

ちなみにこのテーマ曲の冒頭、風が吹き、ネジが巻かれ、オルゴールが流れます。
この段階ではプロットしか知らなかったので、どう使われるかはわかりませんでしたが、解散する事や、過去の作品に捉われず一つの独立した物語でもあって欲しい事などから、ここをリスタートポイントに出来るようにしたいと思って作ってました。

この一曲だけでも、音源をお持ちの方はこの話を見てから聴くとまたイメージが違うかもしれませんね。


と、まぁ、こうやってスタートした今回の雪の女王の楽曲制作でした。

この続きは、聞きたい人が万が一いたら書きます。
どこまでの内容が書けるかわかりませんが(汗

楽しい曲作りだったのは間違いなかったです。

ありがたい話しですね!

前略。

この度、西日本ツアーに出ることになりました!

出発は今夜!

弾き語りで3人で回るツアーです!


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

2017 Summer Tour          

仲街よみ、烈風金魚、小森広翔の3人による合同ツアーが決定!

ツアー日程

7/13
浜松 なんでモール(夜) 
オープンマイク形式でのライブに飛び込み!

7/14
神戸 三ノ宮(夜) 
神戸の路上の聖地で路上ライブ!
到着次第はじめるかも!

7/15
広島 スマトラタイガー(夜) 
open 19:00 / start 20:00
charge 2,000 yen (1ドリンク付)

7/16
大阪 梅田(夜) 
大阪の路上の聖地でも路上ライブ!


僕はこの翌日に東京に戻らなければならないのでここまでのツアー参加となります!

浜松、神戸、広島、梅田。

この地でお世話になりますので、皆様、何卒よろしくお願いいたしますすすす。



さらに!!!



去年の舞台でご好評いただいていました

宮沢賢治生誕120周年記念公演 
Kenji Miyazawa 
Galaxy spectacle Entertainment 

で用いた曲の入ったCD(歌入り)の手売り販売も各地で実施いたします。

しかもこれには今回のツアー限定特典が!
2曲入り特別CD(舞台の曲ではないものです)をつけて!



¥1,000 -


で販売します。


と、言うことは。

CDに入ってるやつもやるわけなので。

賢治の時のあの曲、弾き語る場面がある、と。

!!

ギター弾き語りでやる!

打ち込み前提で作った曲だから、ヒヤヒヤしますね!←


そんなこんなで本人のヒヤヒヤとワクワクを100倍にして、実りの多いツアーにしたいと思っておりますので、お近くの方は是非いらしてください!

お待ちしております!



ツアーお問い合わせはこちらまで。

hiroto.kom@gmail.com
info.info.lilac@gmail.com