パーソナルトレーナーの鴨谷です。
毎週自宅訪問でパーソナルトレーニングを受講していただいている70歳のお客様。
先日、セッションを始める前に、
「数日前、孫とテニスをしていて転んでしまったんです。」
と話を切り出されました。
私は驚いて「え⁈大丈夫でしたか?」
と聞くと(70歳の年齢で転倒は怪我のリスクが高すぎると思ったからです)
お客様は、
「それがどこにもケガがなくて、いつも練習している事が咄嗟に出たみたいです。」
と言われました。
お客様とは、コケた時に受け身を取る為の練習をしているわけではありません。
行っているのは、
依存せず自立した身体になる
為の身体の使い方です。受身のトレーニングをしているわけではありませんが、床にあぐらをかいた状態から、横に転がるという動きを最近取り入れていました。
「玉子転がり」という種目です。
後日動画でアップさせていただきます。
お客様は最初は、ドスンと横に転がっていました。
(私もそうでした)
これは、自分の身体の動きに合わせて重心をコントロール出来ていない事が原因です。
自立した身体になっていないという事は、何かに頼る事で身体のバランスを取っているという事になります。
「難しい~」と言われながらコツコツ一緒に練習し、先日出来るようになった所でした。
「ドスンと転んだ訳ではなく、コロンと転んだ感じでした。だからどこにも打ち身もアザもありません」
と言われました。転んだ事にも驚きましたが、そのような上手な転び方をされた事の方が驚きました。
転ばない事が大前提ですが、万が一転がんでしまっても、上手に身体をコントロールすれば、地面への衝撃を往なす事が出来るという事ですね。
私自身咄嗟にその使い方が出来るかはわかりません。
それだけ、真剣に取り組んで下さった成果だと思います。
今回は特殊な例ですから、どこまで参考になるかわかりませんが、アップした玉子転がりの動画を見ていただけたらと思います。
それでは今日はこの辺で。
お読みいただきありがとうございました。