ただ、くじけそうな心を母律子さん(49)が支えてくれた。盛岡市から北上市内の接骨院 求人
に毎週のように車で送迎してくれた。ぶつけようのない不満も、黙って聞いてくれた。初めての大舞台にも、不思議と緊張感はなかった。
「あこがれの都大路を走っている」。充実感で気持ちはいっぱいだった。1年生から県大会の3区に抜てきされた。区間新を出して優勝。しかし、直後に左足を負傷。都大路は断念した。ケガは長引いた。完治したら、また別の場所が痛くなる。「もう陸上なんてやめてしまいたい」。思い詰める時もあった。接骨院 求人
最後の秋。県大会直前にケガがようやく完治した。丸2年ぶりに臨んだ大会で再び区間新を記録。つらかった記憶を思い出し、涙があふれた。都大路では3区を任された。ラスト1キロの上り坂。「あきらめるな」と母親の声援が後押しし、区間11位の力走を見せた。「今まで支えてくれた皆にありがとうを伝えたい」。力を出し切った顔には、涙ではなく笑みがこぼれた。