もうすぐ抗癌剤の追加治療を受けなければならないのだろうと、勝手に覚悟してから、どうも今まで頑張っていた勉強をする気になれない事態に陥っている。


相変わらず、両大腿部が痛む。
痛みの原因を、癌のせいなんじゃないかと思いながら2時間ほど前にロキソニン®を飲んだ。

そうでなかったとしても、局所制御しきれなかった部分には、早く手を打った方が良いに決まっている。


再び、治療ガイドラインや抗癌剤の添付文書を読んだ。
以前読んだときは、子宮頸癌の扁平上皮癌だと思って読んでいた。
でも、今は腺癌だと思って読む。

腺癌にはタキソール®とプラチナ製剤使うらしい。
そしたら、また入院だね。
タキソール®は筋肉痛、関節痛、発熱、しびれなんかが出るらしい。

子宮頸癌には保険適応になっていないけれど、タキソール®と同じ系統でタキソテール®のほうが副作用が軽めらしいよ。


そんなことは、どの抗癌剤を使うと分かってから考えても全然遅くは無い。
でも、もう抗癌剤からは逃げられない気がしている。


それはそれとして、自分に問う。

6月にPET-CTの結果を聞くまでの3週間、ずっとこんな状態で過ごすつもりか。

いつまで勉強できるか分からないけれど、それを承知で復学したんでしょう。
だったら今すべきは、くよくよすることじゃなくて、勉強でしょう。

逆に、抗癌剤始まったら、それこそ勉強どころじゃなくなるよ。
勉強、今しかできないよ。
何しに実家出て、一人でここまで来たの。
頑張りなって。

勉強のことで先生に質問したくても、入院したらもう聞けないかもよ。
それこそ、もう学校にもいられなくなるかもしれないよ。


もう、臨床に戻れないんだったら、何のための勉強だろうね。


結局、また受ける(かもしれない)治療が奏功しない(かもしれない)ことまで考えて、不必要に怯えている。
お母さんの悲しそうな顔が目に浮かぶ。


今まで、こんなときは、どうしていたかな。
サイモントン療法で助かっていた。


今日は、深く長く深呼吸を繰り返しながら、眠りにつく。
そして、明日は明日の風が吹く。