血液検査の結果について。
まずは、ちょっとだけ悪い方。
白血球が、また1400/μLに減少。これで今週末は病院で大人しく過ごすことに決定。
もうちょっと上がっていることを期待していたので残念だけれども、少なくともあと10日間病院に缶詰の覚悟を決めた。
次に、まあまあ安心したこと。
ここ2日、起床時に両手と顔に軽度の浮腫が生じ、お昼頃には治っていた。
両手は、手を握るとちょっとした違和感がある、という程度で、見た目にはほとんど分からない。
顔も、二重が奥二重になった、というくらいで、ほんの軽いもの。
足は何ともなかった。
漢方薬を服用しているので、偽アルドステロン症(低カリウム血症、脱力、腎機能障害など)が気になる。
ロキソニン®も浮腫が起こるという人を複数知っているが、私も長期にわたり服用しているのでこれも気になる。
さらに、最近ロイコン®を追加で服用しているが、腎排泄の薬なので腎機能障害、高尿酸血症が気になる。
そんなことを考えつつ、担当ナースに相談したら、意外にもさっさと検査データを印刷してくれた。
…確か、以前同室者が検査データをナースに要求したところ、
「先生に渡してくれって言われたらしますけれど、私が今『はい、どうぞ。』って訳にはいかないんですよ。」というようなやり取りをしていたのを聞いていたので、あっさりデータを入手できて良かった。
今までは下の主治医に頼んでいたが、たまたま今日まで1週間の休暇だったので、ナースの取り計らいには助かった。
で、腎機能、尿酸値、電解質とも全て異常なし。
夕方、上の主治医が「まだデータ見ていないんたけれど…。」と言いつつ覗いてくれたので、
データを見せて自分のアセスメントを説明し、「そういう訳で、とりあえず、薬は今まで通り続けます。」という私の結論に賛同を得た。
上の主治医は「でももう、先が見えてきたと思わない?」と治療のゴールが近いことを言って元気づけてくれようとしていた。
なのに、「でも、あと1ヶ月ある。まだ7合目っていう感じ。」と正直に答えてしまった。
8合目あたりに雲がかかっていて頂上が見えないので、終わりが近い気がしない。
そういえば、先週も「あと1ヶ月ある。」って会話をした気がする。少なくともそこからは1週間経っているのに。
まあ、このままどうにか乗り切れると良いなあ、と思う。
最後に、結構良かったこと。
外泊中に自費で行った血液検査、腫瘍マーカーSCCの結果が、1.5ng/mLだった、と婦長がメールで知らせてくれた。
ひとまず、レトロネクチン®リンパ球移入療法の追加3回目の採血は急がないことにした。
今度、3月1日以降に、白血球が増えて週末外泊できるようになったら、2回目の移入を受ける。
ただ、リンパ球移入が効いて腫瘍マーカーが下がったのか、放射線皮膚炎が落ち着いたから下がったのかは不明。
SCCは扁平上皮系の腫瘍マーカーだから、扁平上皮細胞である皮膚に炎症が起きて、多少数値が上昇してもおかしくははない。
これから、放射線治療が進むに従って鎖骨部分の皮膚炎が本格化してくるだろう。
でも、その頃には2回目のリンパ球移入を受けて効果が残っているころだ。
そして、3月初旬だから、きっと腫瘍マーカーの採血がある。
その結果、SCCが再び上昇していたら、放射線皮膚炎の影響が強いと推測できるし、そこでSCCがまだ正常を保っていたら、リンパ球移入の効果だったのか、と推測できるように思う。
いずれ、白血球がもっともっと増えたら、久留米大学のがんペプチドワクチンを受けに行きたいと思っている。
だから、3回目・4回目のリンパ球移入に必要な代金約55万円を、がんペプチドワクチンの方に使えたら良いなあ、と思っている。
ちなみに、自費採血、SCC1項目の代金は2000円台だった。
これで、55万円の使い道をどうするか決められたのだから、安く済んだと思う。
また、明日から頑張ろうっと。