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2016年06月28日(火)

ぶつかってでも捕れ!

テーマ:2016タイガース
「ぶつかってでも捕れ!」この言葉、私が幼い頃、監督やコーチがお見合いをして落球した選手に怒鳴っていた事を思い出す。

当然、プロ野球選手も アマチュア時代がある訳で少なからずも こういう言葉を耳にしたり 当事者になって怒られたりした経験があると思う。

お見合いするような消極的なプレーを強く戒める為に 「ぶつかってでも捕れ」と感情的に怒るのだ。

しかし、その少年にとって、大人のコーチや監督から大きな声で怒鳴られた事は 一生 忘れられない事になるだろう。

このような事は 中・高・大学といった学生野球でも お見合いで落球するような事が起これば度々 見かける。

当然のことながら、アマチュアの指導者も現役時代があり、彼らとてお見合いで落球する事がある度に 「ぶつかってでも捕れ」と指導された人達なのだ。

しかし、果たして選手同士が譲り合い、落球した時に「ぶつかってでも捕れ」と指導することは適切な指導なのだろうか?

プロ・アマを問わず、今の指導者が言ってる「ぶつかってでも捕れ」は、自分達も言われた言葉で それを自分が指導者になった時に 今度は 教え子に言う。となれば、今の現役選手も いつか 指導者になった時は「ぶつかってでも捕れ」と指導する事になる。

こんな伝言ゲームみたいな「ぶつかってでも捕れ」が適切な指導ならば、これは良き伝統となる。

しかし、これが不適切な言葉ならば単に悪しき指導になってしまう。

1988年 ジャイアンツの吉村禎章氏が 札幌円山球場で大怪我をした。

レフトを守っていた吉村氏とセンターが衝突して 吉村氏は靭帯断裂、選手生命どころか歩く事も危惧された大変な怪我をした。

病院の先生も 「このような怪我は スポーツをして起こる事ではない。大きな交通事故でしか 見た事がない」と言っていたという。吉村氏は 見事にカムバックしたが、野球界は その事故をきっかけに 二度と このような悲惨な事故が起こらないように対策を講じた。

まず、優先権を設定した。フライを複数人が捕れる場合には 内野手の場合、1塁手、2塁手、3塁手、遊撃手の順に優先権が与えられ、一番最後が投手となる。

内野手と捕手は内野手に優先権が与えられた。

外野手は 肩の強さや球場の広さ、風の向き、などで その都度 変わるが だいたいはセンターに優先権が与えられる。

また、声を出さない練習もした。普段は 大きな声を出して フライを捕るのだが 大観衆の中、声は 聞こえない事を想定して わざと 声を出さずにフライを捕る練習をしたものだ。

各チームが吉村氏の事故を教訓に 色んな対策をしたのだ。それから しばらくの間「ぶつかってでも捕れ」という言葉を発するコーチや監督は 見かけなくなった。

選手同士が激突すれば 大なり小なり 怪我をする。2014年の東京ドームでの西岡と福留の激突も記憶に新しい。

選手が消極的なプレーで落球するのは見ている方も残念である。まして、それが原因で得点されれば 首脳陣も頭にくるだろう。思わず「ぶつかってでも捕れ」と言いたくなる気持ちは理解できる。

しかし、衝突が原因で選手が怪我をしてしまうのは吉村氏の怪我の大変さを知ってる私にとってお見合いのシーンを見るより悲劇である。

実際、俊介が怪我をして登録を抹消された。

「落球」を回避するために「ぶつかってでも」という発想になるわけだが、そもそも、ぶつかればフライは捕れない。

軽い衝突なら捕球できるだろうが ある程度 速度がある状態で衝突すれば落球は避けられない。

感情的には ぶつかって落球した方が納得できる人も多いだろう。

しかし、本来の目的である落球防止に「ぶつかってでも捕れ」という対処法は不適切である。

よくよく考えれば、多くの落球の原因がお見合いをしたり衝突をする事なので これらの2つの対策を講じないと いつまでも落球は続く、という事なのだ。

私は お見合いによる落球もプロとしては恥ずかしい事だが 選手同士がぶつかる事もプロとしては恥ずかしい行為だと思っている。

そんな中、タイガースは 今シーズン、落球が目立つ。消極的なプレーを戒めるだけではなく、衝突防止も含め、この2つの恥ずかしい行為を回避するための対策を 一刻も早く 講じて欲しい。

さぁ、今日から6連戦だ。甲子園で DeNA戦が終わると名古屋ドームでドラゴンズ戦だ。甲子園でのDeNA戦は まだ 安心して見ていられる。

ドラゴンズも イマイチ 調子に乗れない。どんな結果になろうと 最後まで 応援したい。

しかし、勝ってくれる事に越したことはない。6連勝、とは言わないが せめて 4勝2敗で 今週は乗り切って欲しいと願っている。


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2016年06月27日(月)

お知らせ

テーマ:ブログ
皆様、いつも当ブログご愛読いただきありがとうございます。
今週の記事は所用につき、明日の試合前を目途に更新させていただきます。
申し訳ありませんが宜しくお願い致します。


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2016年06月20日(月)

「淡々とプレーする選手はいらない。」

テーマ:2016タイガース
強烈な言葉だが、これは19日のソフトバンクとの試合、0-5で負けている7回裏の攻撃前、円陣を組んだ時に金本監督が選手に向かって言った言葉である。

特に若手選手に対しての言葉だったと試合後、金本監督がコメントしていた。金本監督の目には、若手の選手のプレースタイルに必死さが見えなかったのであろう。

その回、原口や中谷、北條にヒットが出たのも ゲキが効いたのかもしれない、と監督自身のコメントもある。

心理学的に言えば、選手の恐怖心をあおって選手を動かした、という事になる。

「淡々とプレーする選手は いらない」という言葉を突き詰めれば「淡々とプレーする選手はクビだ」という意味なので当然、選手は解雇やトレードを恐れて必死になるわけだ。
しかし、モチベーションが「恐怖心」というのは プロとしては いささか 問題がある。また、このようなモチベーションは、一時的な効力はあるかもしれないが長いシーズンは乗り越えられない。

かく言う私も、まだ幼い頃、親や監督から そのような教育を受けた記憶がある。また、私には息子が二人いて 今年、24歳と26歳になるのだが、彼らが幼い頃、私も気が付けば 恐怖心をあおるような教育をしてしまった事があった。

今思えば 自分の息子とはいえ 本当に申し訳ない事をしてしまった、と思う。もっと、彼らが納得するような言葉を私が言えたなら良かったのに、と、つくづく 後悔している。

私達の時代は そのような恐怖心をあおる教育は それはそれで良いと言われていた。そこにあまり疑問もなかったような気がする。しかし、時代は変わったのだ。特に 今の20代の若者達は ゆとり世代だ。ゆとり教育の良い・悪いは別として 彼らに恐怖心をあおる教育は馴染まない。

結果、無謀なヘッドスライディングをしてみたり 「ここぞ」という場面でミスしたりしてしまうのだ。

ここ数年間、私は大学の野球部を指導しているので 若者達が「萎縮」と葛藤する姿は よく見かける。そこで思ったのは今の若者たちが感じる恐怖心が昔と違ってきているということだ。

我々の頃に感じた恐怖はシンプルに「打たないと監督に怒られる」だった。鉄拳制裁などと言われたりもしたが、自分が打てなかった事が原因で試合に負けようものなら、自分が罰を受ける事はもちろん、チームメイトも犠牲になるという直接的に身に降り注ぐ恐怖があった。

一方、今の若い選手達の多くにそういう直接的な恐怖はない。その代わり、「打たないと仲間の期待に応えられない」などというように、与えられたシチュエーションに怯えてしまう恐怖心だ。今の時代、監督から罰を与えられる事は無いが、局面の重大さに怯えてしまったり、仲間の期待に応えられない事に罪悪感を感じてしまい萎縮してしまうのだ。

別に殴られたりするわけではないのだから、甘いと言ってしまえばそれまでだが、実際そうなっている現状がある。大事な試合や大事な場面、例えば無死満塁で打席が回ると急に固まってしまうようなケースがその典型だ。

そんな彼らのモチベーションを上げるのに、最も効果のあるのが「おだてる」である。実際、この結論に至るまで色んな事を試してみた。怒ったり、叱ったり、突き放したり、と。しかし圧倒的に効果を上げたのは「おだてる」だった。

思い返せば、私は 小さい頃から、おだてられた記憶などほとんど無い。いつも、ダメ出しばかりだった。その反発がモチベーションに繋がったと自分に納得させていた。だが、振り返れば、私も子どものころから おだてられていたら もっと違った選手になれたのに…などと思ってしまう。

話を戻すと、こういうことだから総じて指導者が恐怖心をあおる事は 今の若者には馴染まない。ただ、人間は十人十色なので 中には恐怖心をあおることで良いパフォーマンスを出す人もいるだろう。

しかし、全体ミーティングで組織のリーダーが恐怖心をあおるとチーム全体に萎縮ムードが漂ってしまう。チームの借金も「5」になり結果も伴わない中で 監督やコーチからの叱責が飛び交うベンチの中は 雰囲気も最悪だろうと、想像してしまう。

私は 金本監督の性格を熟知しているとまでは言わないが ある程度は理解している。金本監督とは 野球人というより ゴルフ仲間としての付き合いがあるのだが、そのある程度理解した性格から判断すれば「淡々とプレーする選手は いらない」という発言は 若トラに向けたのでは無いと思っている。

若トラを叱責していることを装いながら 実は ベテラン選手の誰かに発しているのだと思っている。賢い人間なので あらゆる事を考えているのだと思う。

もしも直接、ベテランを全員の前で注意すれば 彼のプライドを傷つけてしまう。若トラをクッションに使い、そのベテラン選手の奮起を促すという作戦に出たのではないか、と思うのだ。

あの言葉を聞いたら ベテランも危機迫るものがあるだろう。その選手が誰なのかは 皆さんの想像に任せます。

もちろん、このことはあくまで 私の想像の域を超えない。が、この作戦が上手く行き、チームが機能するのならば 何の問題もない。

金本監督の事だ、若トラのフォローも しっかり やっているだろう。ベテランと若トラが噛み合わないとタイガースというチームは機能しない。ベテランが活躍して 初めてプラスアルファで若トラの活躍がある。

まずは たくさん給料を貰っている人が働かないと若トラだけでは どうしようもない。主軸の選手の打点が 新人の高山より少なくては話にならないのだ。

ヤクルトの8番打者の中村ですら 既に打点30を上げている。主軸は ランナーを返してナンボである。若トラが塁を賑わし主軸が返す。そんなタイガースを見たいものである。

今日(20日)も試合があるが 交流戦の最後の試合で有終の美を飾り、21・22・23日と空き日を有効に活用し、24日からのカープ戦に備えて欲しいと思う。

特にベテランの活躍を 切に願っている。




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