27本目(5月10日鑑賞)
年間トップ10入り内定!
監督:ガス・ヴァン・サント/脚本・製作:クリス・スパーリング/音楽:メイソン・ベイツ
出演:マシュー・マコノヒー/渡辺謙/ナオミ・ワッツ
アメリカの大学で非常勤講師をしているアーサー(マシュー・マコノヒー)が訪れたのは日本の青木ヶ原樹海。最期の場所を決めて自殺を図ろうとしたところ、一人の日本人(渡辺謙)が彷徨っているのを見つける。
これ、凄い好き!
でも、どこがどういいのか、書けません。何を書いてもネタバレになります。ぜひご覧になって、その目で確かめてください…と言いたいところだけど、ダメな人はダメなタイプの作品。困った!
とっても日本的。風景とかそういうんじゃなく、考え方とかスピリチュアリティとかファンタジーとか。撮られたガス・ヴァン・サント…実は日本人とか? ぃや、それほどよくわかってらっしゃる。
樹海が凄い。上から見たらまさに木の海。森の中の情景も音も、怖いくらいに美しい。日本語にある「畏怖」。ともに「こわい」を示す漢字ですが、恐怖とは違う。「こわい」ゆえに敬う。山岳信仰や自然信仰に根付く独特な言葉です。これがわかる監督、きっと日本人だ。
タクシーのドアが逆なのはご愛嬌。英語版でググると青木ヶ原樹海がヒットするのか、あんな看板今でもあるのか、あんなに死体がゴロゴロしてるのか…そこいらは創作なので。
hiroのこと信用していただける方、裏切られてもいいという方、その目でお確かめを。
hiroでした。
脚本9 映像9 音響9 配役9 音楽8
計44/50