25本目(3月24日鑑賞)

魔法は終わらない
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ナイトミュージアム
エジプト王の秘密

監督・製作:ショーン・レヴィ/製作:クリス・コロンバス/マーク・ラドクリフ/脚本:デヴィッド・ギョン/マイケル・ハンデルマン/音楽:アラン・シルヴェストリ
出演:ベン・スティラー/ロビン・ウィリアムズ/ラミ・マレック/オーウェン・ウィルソン/スティーヴ・クーガン/ミズオ・ペック/パトリック・ギャラガー/リッキー・ジャーヴェィス/スカイラー・ギソンド/レベル・ウィルソン/ダン・スティーヴンス/アンジャリ・ジェイ/ベン・キングズレー

ニューヨーク自然史博物館のプラネタリウムのオープニング・セレモニー。特殊効果を装ったテディ(ロビン・ウィリアムズ)ら動く展示物たちのショーを演出していたラリー(ベン・スティラー)だったが、佳境に差し掛かった時、彼らの様子がおかしくなる。彼らを動かす魔法の石板が変色し、力が弱まっていると推測したラリーは、エジプト王アクメンラー(ラミ・マレック)から父王(ベン・キングズレー)なら原因を知っていると聞き、王のいるロンドンの大英博物館へと仲間とともに向かう。

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ハムナプトラ」か?…そう勘違いするスペクタルなオープニング。なんだこのスケール感。笑かせながらLIFEを語る一生懸命コメディは、いつの間にかのアドベンチャー巨編に!

…となるわけがない。我らがロビンのはまり役テディの登場で思わず頰が緩む。ジェド&オクトの漫才に腹筋も緩む。デクスターのど根性に10.0をつける。

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シリーズ3作目である。舞台はスミソニアンから大英博物館へ。新キャラに持ってかれた前作の轍は踏まない。本作、のっけからレギュラー陣主体。ロンドンに飛んでもレギュラー陣。シリーズのラストはやはり原点回帰。


新キャラは主に3人。名優キングズレーはエジプト王で登場。ナチュラルな濃いアイラインが適役。レギュラー陣の邪魔をしない適切な立ち位置。大英の夜警にはレベル・ウィルソン。天性のコメディエンヌか。以後気付かないことがないよう、体型の維持をお願いしたい。

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ダン・スティーヴンスは本作のお騒がせ男。「ザ・ゲスト」は見逃したスリラー作品。怖い役だったらしい。顔よし、役の幅もあり。今後よく見かけることだろう。

新キャラ原始人ラーには、ベン・スティラーが二役にチャレンジ。このキャラ、ウケる。新キャラじゃないけど息子のニッキ-は役者交代。悪くはないけど、継続で観たかった。ちなみに人気キャラ・オマキザルのディクスターは継続役者(笑)。今回は泣かせる演技。名優だ。


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あの有名スターも登場。あのモチネタまで披露するサービスぶり。パンフにも名前出てるけど、ノークレジットなのであえて伏せておこう。気になる方は劇場へ。ネタバレにはご注意を。ヒントは「アックマン」(笑)。

本作のテーマのひとつは父と子。洋画にはホントに多い、この題材。息子ニッキーとわかり合おうとするラリー。そんなラリーにテディが言う。「ニッキーはもう大丈夫。父親の役割は終わったんだ」…シリーズを通してテディとラリーは、ある意味で父と子の関係性であったことに気付かされる。

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仲間たちとの決別。それはラリーの博物館からの卒業。3年ぶりに催される自然史博物館でのダンスパーティー。そこを素通りするラリーに男の背中を見る。

残念。ぜひとも上野の科学博物館にも遊びに来てほしかった。小惑星探査機はやぶさが宙を舞い、タロもジロも、ランランもカンカンも踊りだすはずだったのに。

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1作目の懐かしいネタで締めくくるロビン。「笑いなさい」と言う。そう、いつもあなたにもらっていたのですよね、笑いを。



hiroでした。



脚本8 映像7 音響7 配役8 他(音楽)8

38/50