DVD鑑賞


最後の職人技によるアニメーション
sb1

眠れる森の美女


監督:クライド・ジェロニミ

脚本:アードマン・ペナー/ジョー・リナルディ ほか

楽曲:ピョートル・チャイコフスキー(バレエ組曲「眠れる森の美女」)

出演:メアリー・コスタ/ビル・シャーレイ/エレノア・オードリー/ヴェルナ・フェルトン/b-バラ・ジョー・アレン/バ-バラ・ルディ


国王夫妻の待望の姫が生まれた。その名はオーロラ。喜んだ王は、隣国の王子との婚約を早々に取り決める。

全ての国民が祝福する宴に、恐ろしい魔女マレフィセントが現れる。宴に呼ばれなかったと「16歳の誕生日の日没までに糸車の針に触れて死ぬ」という呪いをかける。その後、妖精の「死ぬのではなく眠るだけ。王子のキスで目覚める」という魔法をかけたものの、心配な王は、国中の糸車を焼き、3人の妖精を世話係につけ、森の奥深くで16歳の誕生日まで過ごすよう命じる。

自分が姫だとは知らないまま15歳の美しい少女となったオーロラは、16歳の誕生日に、森の中で一人の若い男性と出会い、恋に落ちる。そこをマレフィセントの手下が、15年間探し続けたオーロラを見つける。


sb2


知ってる人もいるかもしれませんが、実はhiro、ディズニーオタです。どちらかといえばパーク。今でこそ年に1~2回程度ですが、ピーク時は年6~7回のインパーク、シーズンイベントは逃さず、オフィシャルホテルも年1くらいで利用してました。マヂで年パス考えたこともありました。(笑)


パーク好きが高じて、映像作品は後追いで観はじめ、長編作品はシアターなりソフトなりで、おおかた観たかな。VHSビデオでずいぶん買い込みましたが、時代の趨勢、鑑賞環境が整わなくなったので、昨年、大量に処分。これもその中のひとつでした。


アナと雪の女王 」のソフトリリースに合わせて、ついでに購入しちゃいました。ディズニーは在庫を作らない主義で、ほしいときにほしい作品が手に入らない。リリースしてる時に買わないとダメなんですよね。たまたま出ていたので、ラッキー。「マレフィセント」も観る予定なので、参考鑑賞しちゃいました。


sb3


ヨーロッパの民話を題材とした童話が原作。本作はチャイコフスキーのバレー曲をベースにしているのだとか。ウォルト・ディズニーがかかわった作品の中で、童話をアニメ化したのはこれが最後で、 以降は「リトルマーメイド」まではオリジナル作品しかないそうです。


この後製作された「101匹わんちゃん」からはアニメーション作成に機械化が導入されたらしく、100%手作りのアニメーションとしてもディズニー最後の作品のようです。以降CG、フルCG、3Dと急速に技術が進歩するわけです。画面も暗く、背景のグラデーション等、手作り感はありますが、人物の動きの滑らかさ、表情の変化は驚愕ですよね。ものによっては、現代のアニメーションの方が劣ってみえるくらいです。


sb4


妖精はホントは12人。ドラゴンになって王子とバトルってのも創作らしいです。まぁ元はエンタメじゃなくて民話ですからね。

16歳の誕生日まで待つというのも、糸車の針というのも、まどろっこしい呪いですよね。第一、糸車って何だかわからんかったし。民話らしいっちゃ、らしい。

で、絶賛公開中の「マレフィセント」。何やら随分大胆な改変があるとか。「うぇ~る、うぇ~る」などと似てないモノマネなどしながら、いろいろ推理しちゃってるわけですが、観るまで封印。あまり記事にも近づかないようにしときます。


sb5 sb6

オーロラは、ディズニープリンセスにあって、16歳の若さながらあの妖艶さ。スノーホワイトのような無垢さはないですね。

一方、魔女マレフィセントは、ディズニー・ヴィランズの一番人気らしい。懐かしの東京ディズニー・ランドの夜 パレード「ファンティリュージョン‼︎」でもいいポジション。ゲームソフト「キングダムハーツ」でもラスボスに近かった。


ただし、hiroが本格的にのめり込んだのは、「リトルマーメイド」以降「アラジン」「ライオンキング」と続く第二次黄金期。本作は、新作を一通り観て、クラシックを大方観て、あと観てないのはどれだ?…くらいまで来て、やっと観た作品。終始暗いムードでなかなか手を出せなかったな~。

そんなこともあり、ディズニー・ランキングみたいなのをやっても、そんなに上位には入ってこないのが本作。アンジーのマレフィセントを観ることで、こっちの方も深みが出てくると、それはすごいことなんだと、思うけど。


さて、「マレフィセント」、いつ観ようかな。



hiroでした。