HDD鑑賞
プロダクションのPRフィルム?
インシテミル 7日間のデス・ゲーム
監督:中田秀夫
原作:米澤穂信 脚本:鈴木智
出演:藤原竜也/綾瀬はるか/石原さとみ/阿部力/平山あや/石井正則/大野拓朗/武田真治/片平なぎさ/北大路欣也/日村勇紀
ある条件の中で1週間、研究者の監視下で暮らす、高収入のアルバイト。そこに集まった結城(藤原竜也)、須和名(綾瀬はるか)ら10人の男女。参加者の中で最も猜疑心の強い西野(石井正則)が何者かに殺されたことで、参加者はお互いを疑い始める。
監視される10人の男女。
流行りの密室系・監視系のサスペンス。原作は「ソウ」シリーズあたりからの着想か。hiroはホラーが苦手。「ソウ」をホラーと呼ぶべきかどうかは知らないが、とりあえずあのシリーズは嫌い。なので、これもダメらしい。どうしてこれを観たのかは、後ほど。
主役は竜也君。欣也さんは謎のオッサン。
どうもホリプロさんがかかわっているもよう。所属する、さまざまな年齢層の男女優が勢揃い。まるで事務所のサンプルPR。こんな俳優、揃えてますよ、と。
文句があるわけじゃないので、自慢の俳優陣、拝見しよう。
欣也さん、なぎささんは、余裕の立ち位置。
竜也君は安心・安定のオーバーアクション。
真治君は、凄いね、鍛えてるね。
はるかちゃんは良い意味でのいつもどおり。
阿部君、大野君はよう知らん。
さとみ嬢とあや嬢は…予想以上のでき!
と、名鑑っぽい。おおかた予測の範囲内での演技。不機嫌なさとみ嬢といっちゃってたあや嬢の二人のみ評価を上げた。
主婦と逃走犯(?)とカップル。
ん~なかなか、のれない。
竜也君、真治君…ちゃんと演技してて、結果として他の方との協調が取れず暴走気味…いや、他の方がついてこれない。
はるかちゃんのキャラクターはなぜ必要なのか。タネあかしまで観ても腑に落ちない。キャラにあっていないし、はるかちゃんキャラも活かせてない。原作は評判いいらしい。原作ではどうなってんだろ。
欣也さんは最後、何が、どうして、ああなるのか、わからん。
カウンターの謎が終盤判明するけど、描写が「数人が携帯を眺めている」程度にとどまり、マクロなイメージが伝わらない。
ホラーが苦手なhiroでも知ってる中田監督。なのに、スケール感もない、恐怖も緩い、セットがチープ。らしかったのは前述のさとみ嬢とあや嬢のみ。
鍵を握るのははるかちゃん?真治君?
お気づきだとは思います。中田×竜也=MONSTERZ。そう、新作の参考作品として観た。ところが、どうも、そんなに、おもしろく、ない。新作の方の評判も芳しくない。他に観たい作品がいっぱいある。などの理由で、新作鑑賞はパス。参考作品を観たという事実だけが残った。
それぞれいい味だしてるとは思うんだけど、プロデュースサイドの思惑か、無駄なところに無駄な力が入って、うまく使いきれていないという印象。地上波放送版なので、どこか欠落してるかもしれないけど。
「MONSTERZ」は、「なんだ~観ればよかった~」と後悔させてくれるような内容であってほしいな。
hiroでした。
めずらしくネガティヴ記事。