HDD鑑賞


君と好きな人と…
hm1
ハナミズキ


監督:土井裕泰
脚本:吉田紀子
主題歌:一青窈
音楽:羽毛田丈史
写真提供:渡部陽一
出演:新垣結衣/生田斗真/向井理/蓮佛美沙子/ARATA/松本春姫/木村祐一/金井勇太/小柳友/徳永えり/高橋努/松重豊/薬師丸ひろ子

東京の大学進学を目指す紗枝(新垣結衣)は、釧路の進学校まで遠距離通学している。一方、漁師の家に育った康平(生田斗真)は、父の跡を継いで漁師になるため、地元の水産高校へ通う。
ある日、大学の推薦試験に向かう紗枝と運転免許の卒検に向かう康平を乗せた汽車がトラブルで止まる。「人生がかかっている」という紗枝を親戚から黙って借りた車に無免許運転で乗せたことをきっかけに、二人は付き合い始める。
やがて、高校を卒業した紗枝は東京の大学へ、康平は地元に残り漁師となる。若く不安定な二人には、北海道~東京の距離は遠い。次第に心の距離も離れ、別れを決意。康平は漁協のリツ子(蓮佛美沙子)と結婚し、紗枝はサークルの先輩でカメラマンの北見(向井理)を男性として意識するようになる。

hm3
ガッキー可愛いけどね。

涙そうそう」チームが、北海道を舞台に一青窈のヒット・チューンを映像化。「涙そうそう」の妻夫木・長澤コンビに対するのはガッキー・斗真の若手コンビ。
初見時は、キラキラな印象。親目線。若い二人の恋の話にニヤニヤしてたと思う。大人の恋話であったことに、今回気付く鈍さ。恋と、進路と、就職と。共感できる若者は多かったんだろう、と今では思う。

北海道ロケである。が、雄大な大自然はあえて封印。汽車、駅、漁港、街中、野原…生活の場に寄り添ったのは正解。黒板五郎ではない。新米漁師と女子大生のカップルの背景には、大自然は不釣り合い。

hm4
向井君、好きなんだけどね。

紗枝がニューヨークにやってきて、いとも簡単に成功の一端をつかむ。北見に至ってはカメラマンとして成功している。少々、カッコよすぎる。いろんなところが、都合よく出来過ぎている。まあそれは「奇跡」だったり「運命」だったりするのだから大目にみよう。

二度目の鑑賞で思ったこと。

蓮佛ちゃんがここでもグッジョブ! いつもより出番が多く、見せ場も多い! 初見時に気付かないhiroの目は節穴。

●北見の作品として紹介されている写真作品は、戦場カメラマン渡部陽一氏の作品。だからどう、ということではないけど、渡部さん、スゲエ!

●斗真くんは、北海道だけに「僕等がいた (前編・後編)」とかぶる。こちらは北海道弁バリバリで、「僕等がいた」は標準語。

●ガッキーは演技はさておき、まずはカワイイ。

●楽曲とのリンクは「涙そうそう」よりは薄い。


本作は箇条書き風にザックリと。

初見時にため息を漏らした作品だけど、前より好きになれた。

懐かしい高田馬場駅が見れたのも、なんか嬉しい。




hiroでした。