DVD鑑賞


縁側でビール飲みながら、観るといい(笑)
観たい映画を観て、読みたい本を読んで、聴きたい音楽を聴く!-hotaru1
映画 ホタルノヒカリ


監督:吉野洋    原作:ひうらさとる

脚本:水橋文美江 音楽:菅野祐悟

出演:綾瀬はるか/藤木直人/松雪泰子/手越祐也/安田顕/板谷由夏/神児遊助/高橋努


仕事はできるが、私生活はジャージ姿で縁側でビールを飲みながらゴロゴロと過ごす通称「干物女」ほたる(綾瀬はるか)。紆余曲折の末、かつての上司でイケメン、私生活もキチンとしている高野(藤木直人)と結婚。新婚旅行を兼ねてイタリア・ローマへの旅に出る。
ところが出かけたきり戻らない高野が誘拐されたと騒ぎになり、ローマで出会った日本人姉弟、莉央(松雪泰子)・優(手越祐也)を交えての救出劇が始まる。


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縁側で干されているから「干物女」(笑)


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そんな干物っぷりに癒されるぶちょ~


悪評・酷評の絶えなかったこの映画。まあノリもオチも、ドラマ放映の時からあんな感じだったので、それはいいでしょう。「テレビ特番で十分」。うんうん、特番ならあり。ん?特番なら面白いということか。「お金を払うのがもったいない」。ん?観たくなきゃ観なきゃいいんだ。

…ということで、hiro的結論。劇場公開作品としてのクオリティは高くないが、ドラマからのファンの方が観て楽しいと思えるなら、それでよし。


主に日本人4人だけの芝居というのもあるけど、お金かけたロケの割にはこじんまりとした展開。これは舞台が熱海だったとしてもすんなり入れちゃいますね(笑)。されど、ホタル。されど、サキさん。されど、八重。綾瀬はるかの底知れぬパワーに押し切られ、鑑賞後もそんなに嫌な感じはなかったかな。DVDだからかもしれないけどね。


残念だったのはゲスト俳優。まずは松雪さん。この人の顔、好きなんですよ。ですが、この作品では生かし切れてなかった。ローマ版干物女役なんですが、そのやさぐれっぷりがしっくりこない。きりっとした顔の松雪さんがダラダラするというギャップ狙いだったんだろうけど、そこまで振りきれてないというか。キャラクターが背負ってるもんが重すぎるというのも、振りきれなかった原因かな。

弟役の手越君。「いってQ」で人気(笑)。 「ハッピー・フィート」の声あてしてた。声の時はよかったけど…、続きは想像に任せます(笑)。

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ズッキュン、バッキュン!


なんかさ、気持ちがクサクサしてる時に映画観たくなることってありません? 元気をもらいたいとかさ。
そんな時、いくら名作と呼ばれる重厚な作品でも、合わない時は合わないでしょ。逆に格下の軽い作品が、案外合っちゃったり。要はタイミング。タイミング次第で、その作品は、その人だけの名作になったりする。このホタルって作品、そういう作品なんじゃないかな。

そんな感じなので、ドラマ未見の方は爆弾かも。観てた人は安心してどうぞ。


ああ。音楽はいい。ドラマと同じだけど。

メインテーマは菅野祐悟さんの「SP」と並ぶ代表作だと思ってます。



hiroでした。