5本目(2月1日鑑賞)


予告のイメージより地味だと思う。


観たい映画を観て、読みたい本を読んで、聴きたい音楽を聴く!-アウトロー1

アウトロー


監督・脚色:クリストファー・マッカリー

製作:ドン・グレンジャー/ポーラ・ワグナー/ゲイリー・レヴィンソン/トム・クルーズ

製作総指揮:デヴィッド・エリンソン/ディナ・ゴールドバーグ/ジェイク・マイヤーズ

撮影:キャレブ・デシャネル,ASC

音楽:ジョー・クレーマー

原作:リー・チャイルド

出演:トム・クルーズ/ロザムンド・パイク/リチャード・ジェンキンス/デヴィッド・オイェロウォ/ヴェルナー・ヘルツォーク/ジェイ・コートニー/ジョセフ・シコラ/アレクシア・ファスト/ロバート・デュヴァル


ピッツバーグで白昼おきた無差別射殺事件で、なんのかかわりもないかと思われる5人が死亡。

遺留品から捜査線上に上がったのは、元狙撃兵のバー(ジョセフ・シコラ)。

警察の取り調べに対して黙秘するバーは、メモに「ジャック・リーチャーを呼べ」と記す。

護送中に囚人からの暴行にあったバーがこん睡状態に陥り、捜査が難航する中、エマーソン刑事(デヴィッド・オイェロウォ)と検察官ロディン(リチャード・ジェンキンス)の前に忽然と姿を現すジャック(トム・クルーズ)。

ジャックの存在を知ったロディンの娘でバーの弁護に回ったヘレン(ロザムンド・パイク)は、彼に調査協力を依頼する。

最初、バーの有罪を主張していたジャックだが、何者かが自分を尾行していることに気付き、事件の真相を探り始める。


観たい映画を観て、読みたい本を読んで、聴きたい音楽を聴く!-アウトロー3

「無法者」ジャック…なんか微妙な言い回しだ。


リー・チャイルド原作の「ジャック・リーチャー」シリーズの映画化。

ベストセラーらしいんだけど、こっちじゃどうなんだろ。

このギャップのせいか、タイトルのせいか、予告編のせいか、なんかぎこちなさを感じちゃった。


原題直訳は「ジャック・リーチャー」。これじゃ日本人はわかんないだろ(事実わからんかった)と。

それで何冊かあるシリーズのうち、今回の原作とした小説のタイトルをもってきた、って感じ。

「アウトロー」っていうと、やっぱクリント・イーストウッド? 無法者なんで「ワル」って感じですよね。

今回のトムは、死語となりつつある「チョイワル」だったかな。

住民票もなく、ローンの支払いもなく、携帯電話も使わない。

存在する痕跡が少ない、「法の外にいる者」といったニュアンスに近いかな。


それと予告。なにやらアクション超大作の臭いプンプンでしたが、アクションは薄かった。

どちらかというとミステリー。ハード・ボイルドっぽい空気かな。

そう観れば、わりとちゃんと作ってあったので、良作といえるかもしれないんだけど。

宣伝って重要だね。作品のイメージをどう植えつけるのか。今作はちょっとズレを感じたかな。


トムは相変わらずかっこいいです。ムキムキの胸筋もサービス中。

今回もスタントなし。自分でやってるそうです。

ただですね~、任せるところはプロに任せちゃったほうがよかったんじゃないかな、と。

カースタントが、凄いんだけど、やっぱプロじゃない。ちょっと緩いんですよ。

素人芸じゃないのはわかるんだけど、玄人芸には及ばない。

やりたい気持ちはわかるんだけどね。

観たい映画を観て、読みたい本を読んで、聴きたい音楽を聴く!-アウトロー2

元ボンドガールのパイク。

「タイタンの逆襲」では女神もやってたね。


ヒロインのパイクさん。熱演でしたが、残念ながら盛りはすぎてるかな。

かつてのボンドガールの輝きは残念ながら…。

今作では「演技派」への道を拓こうというチャレンジを感じました。

ただいま更新中。次回以降のアップデートを待ちましょうかね。

60秒で雑な包装で出されて「成功」って胸張られるより、時間かけてちゃんと出されたほうがいいもんね。

胸といえば、パイクさんのそれ、好きな人はたまんないレベルだったと思いますよ。


敵キャラ・チャーリー。ジェイ・コートナーっていう若い役者さんがやってるんだけど、彼、もうすぐ公開の「ダイハード ラストデイ」にジョン・マクレーンの息子で出てますんで注目~。

ロバート・デュヴァルも終盤まさかの大活躍。これもお楽しみに。


あとひとつだけ。

3バカチンピラトリオみたいなのが出てくるんだけど、やつらのシーン、笑っていいのか微妙だった。

いいんでしょうか、タモさん?


トムのファンは、彼が出ているだけで観ちゃう、って人が多いと思うのね。

hiroもその一人なんだけど。

止めませんが「これはミステリーだ」とだけ胸に刻み込んでご鑑賞ください。

イーサン・ハントのカッコよさも求めないでください。

ナイト&デイ」のお茶目さもありませんよ。



hiroでした。