14本目(4月7日観賞)
タイタニック 3D
因縁深い作品です。
公開当時、大ブレークしましたね。
「もう見た?」
「え、見てないの?」
「あたしなんか3回も見ちゃった」
猫も杓子もタイタニック。貧乏レオ様とお嬢様ケイトの恋愛スペクタル、みたいな。実際見たことない人、周りにあんまりいなかった。
そんな風潮が嫌で「世界中で最後の一人になっても見るもんか!」と思ってた。
若かったんだね~。
ただ、今思っても、当時のマスコミの煽り方は尋常じゃなかった。みんなで同じことすると安心するのが日本人。みんなしてそれに乗っかっちゃてた感じはあったけど。
数年前、テレビで、2週連続でオンエア。
もう大人だし、食わず嫌いもなんだから、ちょいと拝見。
そしたらまあ。
いいんですよ、これが!
確かにディカプリオはかっこいい!
セットも凄いし、スケールもでかい!
魅了されるのが理解できた。
正直、劇場で観たほうがいいだろ、これ、って思った。
天に思いが通じたのか、なんと3Dで再上映。
うん、行こう。
ホームグラウンドのシネコンではIMAX上映。
これこれ。
で、公開日に観にいった。もち、IMAX。
ストーリだけ追うと、ただのメロドラマに落ちてしまうので、あらすじは割愛。秀逸なのは主人公二人をめぐる人々の人間模様。強欲さや虚飾、エゴ、そんな人間の嫌な部分を、パニック状態の中で、これでもかというくらいに披露。そんな醜態を決して責められない自分も発見させられたりする。
避難する人々が右往左往するなかで、ひたすら演奏を続ける音楽家。指示を聞かない客に対し発砲で威嚇する船員。逃げたいけど助けたい、でもやっぱり逃げちゃう船員。いろいろな人の心模様がさらけ出されています。
映像。凄いね。パンフレットによると、3D加工する前に映像を一度きれいに加工し直したとか。その上での3D化。監督のこだわりなんでしょう。
3Dについてはタイタニックの巨大さを疑似体験。高さ、奥行きがリアルでした。機関室のセットも凄かったんですね。テレビじゃ伝わらない。
おまけにIMAX観賞。スクリーンの大きさ、音響の凄さ。IMAXはこの上映のためにあったのではないか(いや、言いすぎです、それは)。
教訓。
食わず嫌いはダメ。
そして、映画は劇場が一番。
さらに、IMAXはサイコー!
前に観た人も、観たことない人も、
以前「観るもんか!」って片意地張ってた人も、
ぜひ劇場に足をお運びください。
損しないですよ、絶対。
hiroでした。