7本目(2月21日観賞)

ドラゴン・タトゥーの女


観たい映画を観て、読みたい本を読んで、聴きたい音楽を聴く!-ドラゴンタトゥー


『移民の歌』。おどろおどろしい音楽が、オープニングから異様な空気感を作る。


取材相手に嵌められ、裁判に敗訴した経済記者ミカエルの元に、過去の失踪事件の調査依頼が届く。

一方、裁判に絡んでミカエルの調査をしていた女性調査員リスペットは、ミカエルが嵌められた事実を知る。


失踪事件の調査が行き詰まったミカエルは、自分を調査していたリスペットの存在を知り、調査協力を依頼する。ミカエルの仕事に対して好感を抱いていたリスペットは、不遇な日常から逃れるために協力を受諾。


奇妙な二人の調査は徐々に確信へと迫る。そこには一族のぬぐいきれない血の宿命が潜んでいた。


監督はデビッド・フィンチャー。正直あまり好きではない。が、これはよかった。細大漏らさぬ人物設定と描写、絶妙なキャスティング、ベストセラーの長編小説を過不足なくわかりやすくまとめた脚本等々、基本的な部分を腰を据えてじっくりと作りこんだ感がある。映像へのこだわりは相変わらず。随所に出てくるシンメトリーの画面構成は「自分らしさ」のアピールなのだろう。


ダニエル・クレイグは007シリーズ以来、お気に入りの役者。いつも裸体を披露する。自身あるんだろう。今回もお好きな方は存分に堪能できます。


ルーニー・マーラー。初めて聞く名の女優。キャスティングが発表されたときは、原作のリスペットのキャラクターが強すぎたのか、「彼女で大丈夫?」という声が聞かれたそうだ。「大丈夫」どころではない。原作こそ読んでいないが、もう「リスペットは彼女しかいない」域だったと思う。アカデミー賞主演女優賞に若干26歳でノミネートされた実力も納得。注目の女優がまたひとり増えた。

観たい映画を観て、読みたい本を読んで、聴きたい音楽を聴く!-ルーニー・マーラー
ルーニー。
カッコイイ。そして可愛い。恋の矢

旧家の一族の秘密。

鍵を握るのは美しい女性。

この作品を観て、「犬神家の一族」を連想したのは私だけ?


公式サイト


hiroでした。