本のまえがき掲載!!!(再アップ) | グローバルに活躍する若手CFPの視点

グローバルに活躍する若手CFPの視点

思ったことを勝手にほざきます。内容は、資産運用や経済、社会の事を主に書いていきたいと思います。読んでくれた人に私も資産に対するプランニングしなきゃ!と思って頂く内容を目指していきたいと思います。私個人の趣味等の話も書きたいと思います。よろしくお願いします。

こんにちは!


たかちんです。


標題の件、早速書いていきたいと思います。


昨年、10月24日に父の本が出版されました。(私も執筆に携わりました)


もうそろそろ出版されて6ヶ月以上になります。


世界の富豪に学ぶ資産防衛術/ジービー

¥1,680
Amazon.co.jp


本の内容についての感想や実際にお問い合わせも増えており、忙しい毎日を過ごしています。


弁護士や税理士などの専門家の方から非常にいい評価をいただいているように感じています。


まぁ、私どもの会社も独立系FPとして、専門家としてやっておりますのでそういった専門家の方からのお言葉はうれしい限りです。


さて、ここからは本の「はじめに」を掲載させていただきたいと思います。ご興味をいただけた方は手に取っていただけたらと思います。


はじめに


「アベノミクスで日本が変わりますね!」


ある知り合いと話をしている時にそんなことを言われました。私は、


「なぜそう思うんだい?」


と聞き返しました。すると、


「これからは政府がお金を使い、企業にお金が回るし、給料が上がりますよ」


との返事が返ってきました。私はそれを聞いて驚きとともに落胆した記憶があります。


彼に対して私はこれまで国債のリスク、地震のリスク、高齢化する日本のリスク、世界情勢と日本の地政学的リスクといった日本特有のリスクについてさまざまな観点から論じてきました。


そのリスクをきちんと理解しているなら、アベノミクスを細かく分析せず、「無批判」にすべての政策を肯定してしまうことはないのではないかと思ったのです。


確かに景気はフィーリング(気)です。アベノミクスで国内の雰囲気は変わりました。でもそのフィーリングだけで判断していいのでしょうか?それではあまりにも安直です。


先ほど私は「無批判」という言葉を強調しましたが、これは日本人に対するキーワードだと私は考えています。


「あの偉い人が言っているから大丈夫だ」とか「お上がやっているから安心だ」とか本質的な部分を見ずに結論出す傾向はないでしょうか?これは実は資産運用で最も陥りやすいワナです。皆さんは上記のような理由だけで無批判的に資産運用をしていたりしないでしょうか?


中には自分が何に投資しているのかも明確に把握していない人もいるかもしれません。


資産運用とは本来自分の将来を豊かにするために行うものです。自分の資産は自分で守るのが基本です。しかし、どう守るかはさまざまな選択肢があります。


本書ではその選択肢の1つとしてスイスのプライベート・バンクに対する理解を深めていただき、そのプライベート・バンクを用いてどのような運用を実践していくかをモデルポートフォリオやデータを参考にしながら考えていきたいと思います。


この運用部分の実践に関しては正直プライベート・バンクでなくてもできます。それは個人個人がご自分で一番いいと思う方法を選べばよいと思います。


本書を皆様のこれからの資産運用にご利用いただけたら幸いです。


2013年10月 高島一夫



以上、引用終了!