ガンダム「こ、今度こそ・・・! 『実りの秋』でーす」

シャア「これならいけるだろう。コロニーと違って地球の自然は天然のものだし・・・」

ガンダム「お、珍しく前向きだな!」

シャア「個人の性格に左右される要素が少なそうだからな」

ガンダム「オレたち、クセの有るやつが多いからね・・・」

シャア「それに『実り』というのは種類も豊富だ。ネタに困ることもないだろう」

ガンダム「そう! りんごにぶとうに梨に栗! まさにより取り見取り!」

シャア「それから、松茸も有名だろう。きのこ狩りの時期でもある」

ガンダム「毒キノコとか、危険なものもあるから気をつけないとな。そうそう、山の幸と言えばさ、他にも山菜とか・・・」

シャア「・・・・山菜・・・」

ガンダム「・・・スイマセン、失言でした」

アレックス「(ドアをガラッと開けて)お兄さん大変ですー! 各所で『富士山に謎の怪物出現!』ってニュースが流れてるんですけど、その怪物っていうのが・・・」

シャア「・・・・で、デビルガンダムヘッドだなこれ・・・・本編中でも散々言われた『山菜』というトンデモ設定がここにきて・・・」


 ♪♪♪ ♪♪♪♪(着メロ『アジアの純真』)


ガンダム「この忙しい時に・・・いや、この着メロは・・・(電話とって)もしもーし」

マスター「もしもし、ニュースはもう見たか? ・・・実はその、ゴッドの修行の為にあの山菜を植えてみたのだが・・・地球の自然は一味違うと見えて急激な成長をしてだな・・・」

ガンダム「原因はそれかー! 責任とってあの危険物はあんたら師弟が退治しなさい! もう修行とか言ってる場合じゃないでしょうよ!」

マスター「す、すまん。こっちの都合でこんなに大騒ぎになってしまって・・・怒るのも当然・・・」

ガンダム「そーだよー! やっとマトモに『秋』の風物詩を取りあげられると思ったのにー!!」

マスター「は?」


シャア「気にするな。こっちの都合だ」

ガンダム「うう、今回もダメだったー・・・!」




続く



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