前回の続きです。

 大切な約束を忘れたり勘違いしたり。そんな状況の、一体どのへんが好ましいかというと。

 そこにある滑稽さ、と言えばいいのかな。

 ただ、これだけだとちょっと聞こえが悪いかもしれませんが(笑)。



 でも、大切な思いがあるのにどうにも空回りして・・・それでもがんばって。

 時にすれ違い、転んだりしながらも歩みを止めない人間の姿というのは。

 無様などではない、愛すべきものだと思うのです。



 それに『現在』はどこかずれていたとしても、『過去』には大切なつながりがあって、わかりあえる『未来』の可能性は残されている。

 それなら、充分幸福なことではないかなーと。



 これは片方だけ忘れてたりするのはかわいそうだなーとか思うとどっちも勘違いさせたりします(笑)。

 でも、登場人物の性格を鑑みて、片思い(笑)になってしまう子もいます。

 苦労性の彼らへのご声援をお待ちしています(それは解決になっているのだろうか)。



 何もかもがうまくいっているわけではないけれど、それでもどうにかやっていく。

 全てが満たされていなくたって、人は幸せになれるんです、きっと。

 そんな持論をもっております。



 どうにも自分は対人関係の構築が下手でして。今の考え方にもその影響が濃く。

 人間同士、理解しあえないことなんてざらにある・・・っていうか、完全に理解しあった人間同士の存在なんてむしろ疑ってかかるくらいの勢いなのですが、でも別に悲観しない。

 「気楽にやっていくさぁ」って感じののん気さでやっていけたらなーと思います。



 まあ、実際難しいんですけどね(笑)。

 好意を持っている(親愛、友愛、恋愛等いろいろありますが)相手のことは理解したいし、自分のことをわかってもらえたら嬉しい。

 でも、そういうのは「ご褒美」程度の気持ちで、あんまり期待せずにおこうかなーと。

 「もらえればラッキーだよね」ってくらいがちょうどいいのかな、なんて。



 だから、私のお話の中でかみ合ってない二人がいても、悲しまなくていいのです。

 その子達は、道の途中なだけ。物語としてはそこがラストかもしれませんが、生きていれば必ずそこから先もあるものと思って書いています。



 書き手がその人を嫌っている、なんてことも勿論ないですよ。

 むしろ、お気に入りの子ほど苦労させてしまうヒドイやつです(笑)。

 そのあたりのことを考えたうえで私の書いた話を読んでみると、違った見方になったりして。



 何だか脱線してきたような・・・次回あたりでまとめようかなーと思います。

 悲劇はともかく、喜劇についてはあまり触れてないので。

 そんなわけで、もう少し続きます。