本日、千葉県の行徳文化ホールで行われたコンサートのチケットが SOLD OUT した事でお馴染みの奥華子さんの 3rd アルバム「恋手紙」の中に「迷路」と言う曲があります。華子さん自信、もがき苦しんでいる時の実体験を元に出来た曲かどうかは定かではありませんが、「いじめ問題」や「引きこもり」などのドキュメンタリー番組のBGMで流したら、ティッシュ何枚あっても足りませんね…（涙）
で、実は僕も20代後半に2年間程「ひきこもり」状態だったことがあります。
なんやかんやで大学中退した後、バイトとパチンコと競馬に明け暮れていました。でも、6年程続けたバイトを人間関係のもつれから突発的に辞めました（笑）
当時、パチンコである程度の生活費を稼げていたので、バイトで稼いだお金はほぼ貯金…と言いたいところですが、半分は競馬で消えていってました…凄い金額です…（汗） それでもバイト代の半分は貯金してたので結構な貯金は出来てました。
ところが、Windows95 とインターネットという代物が世の中に現れたのでした。それ以前からコンピュータに興味を持っていた私は、早速、パソコンを買ってインターネットとやらを体験してみました。
当時はまだ今のように常時接続なんて高すぎて手が出ません…。一般的にはアナログの電話回線を使って、ダイヤルアップ接続をして、通信中は電話代と同じく3分10円の課金がされるものでした。
そんな中、脚光を浴びていたのが、NTTの「テレほーだい」というサービス。月額 1800円で、夜の11時から翌朝8時まで繋ぎ放題というもので、多くの人がこのサービスに入っていたものと思われます。そのため、午後11時になるとアクセスが集中して、インターネットに繋がらないという現象まで起こる始末…（汗）
で、「テレほーだい」入ったからには思う存分使わないと損！ってことで、毎晩11時から翌朝8時までインターネットに接続して、夜な夜ないかがわしい画像をダウンロードしたり（笑）、チャットやったり、東風荘（ネット麻雀）やったりで、あっという間に朝の8時を迎えていたわけです。
で、朝8時過ぎに寝て、午後4時くらいに起きるという、完全に昼夜逆転した生活が続きました。それでもパチンコはやりたかったので、夕方からパチンコ店に足を運んでいました。僕の打ち方は、金と時間にモノを言わせて儲ける打ち方だったので、夕方からの4、5時間ではなんともならず、貯金はどんどん減っていきました。
気が付くと預金残高は30万円程しか残っていませんでした…。こうなると収入はないし、外に出ればお金が掛かるので「ひきこもり」生活がスタートしました。親のすねをかじっていたので、なんとか食べさせてもらうことは出来ましたが、このままではいけないと思い、求人広告で仕事を探してはみるものの、3年程仕事しないで遊びほうけて、その後2年間、ひきこもっていたので、履歴書に何て書けばいいのか分からず、更に人と会うことに対する恐怖心で、どうにもならない状態でした…。
そんな中、仕事をやめて、次の仕事を探していた友人が「いっしょにハローワーク行くぞっ！」と毎日のように迎えに来てくれたのでした。それでもなかなか面接することも出来ずにいましたが、なんとか派遣でのバイトを見つけることができ、社会生活に戻っていったわけです。
その時の友人には本当に感謝しています。
ってことで、奥華子 迷路 をギターで弾き語ってみました。