蒸し暑い夏の夜をいかがお過ごしですか、すながっちです。


今日の僕の夕食は日清食品の「チキンラーメン」のカップ版でした。

この、チキンラーメンって、あるとき無性に食べたくなるものですよね。

今日がまさしくそれでして、あっという間に平らげてしまいました。


そういえば、日清食品が運営している、「インスタントラーメン発明記念館」の来館者数が100万人を突破したことです。詳しくは会社が運営しているHPの記述にお願いするとして、

http://www.nissinfoods.co.jp/

ここですながっちは、日清食品にもう一つ、100万という数字にまつわることがあったことを思い出してしまったのです。


それは、今から40年以上前のこと。正確には昭和37年11月13日~昭和40年5月25日の間、毎週火曜日の夜7時30分から30分間生放送だったと思いますが、フジテレビで、「日清オリンピックショウ 地上最大のクイズ」という視聴者参加の大型クイズ番組が放送されていたことをです。(司会進行は落語家の桂小金治師匠)


「日清」と冠してあるとおり、この番組は日清食品一社提供番組で(このときは昭和33年に発売された「チキンラーメン」が爆発的な大ヒット商品で絶好調!)、「オリンピックショウ」とあるように、昭和39年に開催された東京オリンピックの基金募集番組としても機能していました。


しかし、なんといってもすごいのは当時としてはかつてないスケール。毎回100人の解答者が、ローマのコロッセオを模したひな壇状の解答ボックスに立ち、「ソクラテス博士」と称された出題者の出す○×クイズと三択クイズに連続正解を要求されます。(一問でも間違えたら、そこで失格)そして15問連続正解し、かつプレーオフで残った、たった一人に賞金100万円が与えられるというものです。因みにこの当時の大卒初任給は約2万円、現在に換算すると、1000万円位の価値があるということなんですね。


(何故、当時は影も形もなかった僕が知っているかというと、僕が中学校に進学するかしないか、というとき、同じフジテレビで放送開始30年記念番組(放送開始は昭和34年3月1日)というのがスペシャルで放映されまして、その中の1コーナーでこの番組のリメーク版が放映されたからなのです。因みにこの番組のビデオテープを僕は大切に保存しています)


加えて良かったのが、この番組のテーマソング(題名「この日のため」に。このテーマソングのテープも直後に入手しました。これも保存してます。)いかにも開会式を思わせるような、明朗なトランペットのファンファーレに続き、エコーの効いた「日清、オリンピックショウ、地上最大のクイズ」とアナウンスしたあと歌が始まります。


♪この日のために、課された意地と

 この日のために、励んだ事を

 大地に水に惜しまず示せ

 晴れの姿よ、若人我ら

 最後の覚悟で戦う

 今この辛抱も、オリンピック、オリンピックのため

 歌詞カードがなく、また混声コーラスのため、ヒアリングが一部間違っているかも知れません。正しい歌詞をご存知の方是非お知らせ下さい。)

 歌詞から想像できる通り、力強いマーチ調で、敗戦から不断の努力により、再び世界の檜舞台(オリンピック)に立った日本国民を讃え合い、その舞台での活躍を期する(事実このときは新種目柔道や「東洋の魔女」の女子バレーボールなどで金メダルを大量獲得した)背景が色濃くあります。


この番組が終了してはや41年、確かに生活レベルは段違いになったと思いますが、それに見合う活力は・・・とつい思ってしまうのです。