こんばんはぁ、すながっちでございまーす。
お昼に、ソバ屋で大モリをズルズル食べながら読んでいた朝日新聞の中にこんな記事がありました。それは「財務省の建物の建替えについての是非」といった内容です。
首相の小泉さんとしては建替えを希望としているみたいなのですが、ただでさえ増税の連発に憤っている国民から反対の声が上がるのは必至で、とここまでは僕にも展開が読めたのですが、面白いのは某財務官僚からのこんな意見
「このネズミ色した古い建物だから(財務省の)威厳があるんですよ」
ご存知のように財務省といえば、各官庁のお金の調整をする、大蔵省時代の昔から、「官庁の中の官庁」と呼ばれておりまして、そのディグニティはGHQにも接収された経験もある、無骨な建物が象徴としてあるからだとこういうのです。確かにこれがカーテンウォールの高層ビルに生まれ変わったとしたら、オフィス環境としては良くなるけど、何か薄っぺらくて、威厳なんて跡形もなくなってしまうんでしょうね。
何でも新しければウマクいくものでもない。古い建物も新築にはない側面で有効に機能する・・・普段は公務員各位を「愛情を持って」チクリとしがちなすながっちも建築に携わる一人として、目からウロコが落ちました。
但し、ネズミ色に染まっていいのは建物の外観だけ、「中身」までネズミ色になるのはイタダケマセンゾ。