こんにちは、ヒロです。

やっとこさ秋めいてきましたね。

私の秋の楽しみは、栗の渋皮煮。
どんなに忙しくても秋になれば絶対、
栗の渋皮煮を作ります。

これは皮を剥く作業と、何度も渋を取る為に重曹を入れて煮るという、大変手間がかかるのですが、子供達と一緒に季節を感じ味わいたい、
お母さんのこの味を覚えていて欲しいな〜という思いで毎年作ります。

子供達が小さかった頃は、ほぼ毎日外に出て日が暮れるまで遊んでいた。
日の暮れかたや、風で季節を感じたものです。
青とピンクとオレンジの空を見上げて
「ほら見て〜綺麗だね〜。」って
胸一杯空気を吸って季節を感じる…。
幸せと少しの寂しさを感じてた…。
「今ここ」に起きること
「今ここ」を味わい尽くしているつもりでも、
どこかで遠い未来に彼等が巣立って行く…。
その姿を…。
想像していた。

今、目の前のことに夢中で遊んでいる彼等の姿を見ながら、きっと彼等は好きなことに夢中になって、自由に飛び立って行くんだろうなって遠い未来を思っていた。

いつかと思っていた時は、あっと言う間に来るんだなぁ。

小さかった頃は、夢中になって遊びながらも、時々こちらを振り返って目を合わせて来た。
友達と喧嘩したり、痛かったり嫌なことがあれば泣いて訴えて来たもんだった。
そのたびに泣いて抱きついてくるけど、私が何もしないでも、「どうした?」って背中をトントンすれば、しばらくすると安心して、また友達の輪に入っていく。

子供達にとって親の懐は、
外で起きたこと感じたことによって起きる心拍数が上がる思いや、
ビックリして動けなくなる思いをした時に、
通常の気持ちや体、通常の脈や心拍数に戻り、
安心安全だと身体が感じとれる場なんだと思う。

目を見て、肌に触れてもらうってこと
触れあった時の互いの感覚が呼吸、心拍数、自律神経が落ち着いていく。

この事はポリヴェーガル理論のポージェスが言っている。
人は、どうして良いのかわからないような怖いと感じることに出会った時、心拍数を上げ、いつでも逃げるか戦うかの準備をする。
これは交感神経が私達のためにしていること、
そしてその人にとって、それ以上に怖いと感じたり命に関わることには、副交感神経のうちの背側迷走神経複合体が命を守るために、不動化(死んだふり、凍りつき、シャットダウン)のシステムが働く。
これは軟骨魚類以降の全ての脊椎動物に共有される防衛反応。
だから人も、血圧が下がり除脈し無呼吸に近い状態になる。
難しく言わなくても、頭が真っ白になり、身体がフリーズし、声も出ないという、自分の経験の中に同じような感覚は、誰でもあると思う。

生きているとその様な体験がある。
ましてや小さな子供には、頭の判断で理解出来ないことが沢山ある。
必要なのは、このフリーズした感覚から、人はちゃんと戻れるんだよということを身体が知っていることだと思う。

哺乳類以降、はじめてあらわれた腹側迷走神経複合体による「社会的関与」によるかかわり、安心安全な関わりがある。

哺乳類以外は、背側迷走神経複合体による死んだふりからは、自分で身を震わせて戻ってくるらしい。
でも私達哺乳類は、死んだふり、凍りつきからは社会的関与があって、戻ることができる。
安心安全を感じる場で、
社会的関与による安全を感じると、社会的絆の形成…健康な愛着が自然と形成されていく。
この二者関係が確立してはじめて三者関係は成立し、三者関係が成立してはじめて二者関係も安定しうると言われている。
恐怖による不動化が起きても、環境の安全さの元でオキシトシンが発生されると、背側迷走複合体
もまた、不動化された愛に代わるのだそうです。


安心だ、安全だと身体が感じることに意味がある。
どんなに怖いと表現しようの無い思い、フリーズしても、人は人と繋がり生きていくことが出来る…出来ると言うより、それが哺乳類本来の生き方なんだろう。

その事を、身体で体験していくこと、
互いに誰かの安心安全な繋がりの一部になりながら、生きていくことを体得していく…それが成長なんだろうな。

子育てってのは、
子供にとって安心安全であった場を、
友達や仲間や恋人や社会へと広がる過程を見守り、
子供らが、振り返りもせず離れていくのが丁度いい。

寂しいやら清々しいやら…秋の空のようだこと。

ポリヴェーガル理論と子育てについて…徒然でした。
そしてこのポリヴェーガル理論で言われている、安心安全な場、感覚、人と繋がっていく哺乳類特有な生き方を、大人になった私達も必要なんだと思う。
安心安全な場で、人と繋がり自分と繋がってみませんか?

ヒロゲシュト

ドキドキドキドキ家庭教育学級in永水小学校
10月12日

ドキドキドキドキコミュニケーション講座in霧島市
10月18日(金)10時〜12時
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ドキドキドキドキ家庭教育学級in隼人中学校
10月18日

ドキドキドキドキ学校に行かないことについて考える会
不登校児の親や経験者の方々と、子供達の心に何が起きているのか?どう関わっていけばいいのか?一緒に検討していきます。
10月22日(祝)
霧島市
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10月26日(土)、27日(日)
10時〜17時
霧島市妙見温泉楽園荘
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宿泊  3000円

ドキドキ11月1日家庭教育学級in福山小学校

ドキドキゲシュタルト療法ワークショップイルカの会
11月8日(金)10時〜17時
霧島市

ドキドキコミュニケーション講座in霧島市
11月15日(金)10時〜13時
11月29日(金)10時〜13時
霧島市
2千円

ドキドキ11月22日家庭教育学級in鹿屋

ドキドキ心を整える会in鹿屋
11月23日(土)9時半〜15時半
鹿屋市
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1セッション (60分)5千円
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「ヒロゲシュト」
kaimahoyume@gmail.com