振り出し | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

やっといい家を見つけた私。
目標額には全く達していないものの
気に入ってしまった。
毎日ウキウキと新しい家のことを考えていると・・・
イギリス人の友人は私の変化に気づいた。
そして、つい・・・私が引越しを計画していて
いい家を見つけたことを話してしまう。
そのことに興味を持った彼女。
実は彼女も家を探しているというのだ。
しまった・・・
そう思った私だったが、もう遅かった。

「その家、私も見たいわ。今度連れて行ってよ。」という。
ゲッ、見たいの??と思いつつ
「うん・・・いいけど・・・」と私。
「そのコンパウンドに空きはあるの?」と彼女。
「いや・・・」と嘘を言いそうになったが、ここは私。
そんな嘘はつけない性分。
「あるよ。見に行きたいなら連れて行ってあげるよ。」という私。
言ってしまった・・・。
そう思い、もう腹をくくった私。

「じゃあ、明日の朝、子供たち送った後に、どう?」と彼女
「いいよ。」と私。

そして次の日・・・
朝彼女に会うと・・・
「今日は駄目なの」と言い出す。
自分で言い出しといて・・・
でも、まあ、いいか・・・仕方ない。
そう思い、次の約束をする。

そしてその約束の日。
「今日も・・・駄目なの」という彼女。
私は「・・・・」と沈黙。
まあ、元々そんなに見せたいわけでもないけど・・・
約束したらその日は私も用事があっても
キャンセルしたり後回しにしたり
してきたのに・・・。頼まれた私が自分を犠牲にしても
頼んだ本人は、どうも、そうではない様子。
ちょっとイラっときたが、
まあ、この人はこんな人だ。
他人のことなんて考えるような人じゃない。

そして、別の日の私が忙しいときに
「今日見せてもらえる?」と突然いう彼女。
正直、私も忙しい。と言おうと思ったが・・・
もう、そんな意地悪しても仕方がないと諦めて
この日、ビザの申請に行く予定にしていたのを
次の日に伸ばして、彼女を新しい家の場所に連れて行く。
どこまでもお馬鹿な私。

すると・・・
彼女はとっても気に入った。
ここに住みたい・・・
彼女もそう思ったようだ。

もう、見せると決めたときから覚悟はできていた。
ここを見せれば気に入るのはわかっていたので・・・。
彼女も私もここに引っ越せば
お隣さんもいいところ・・・
今以上に付き合いが深くなる。

危険だ・・・危険すぎる・・・
心の中でそう叫んでいる私がいたが
もう、引き返せないのだ。

まあ、彼女がここに引っ越せば
私の娘の遊び相手には困らない。
彼女の娘はあの息子(問題児)よりも普通・・・。
だから、少し前から私の娘の友達なのだ。
とはいっても、学校のお迎えのときに少し一緒に遊ぶ仲。
だから、娘のとってはうれしい話。

彼女はかなり引越しに乗り気になった。
そして彼女の旦那さんに今度見せるのでついてきて欲しいと言い出す。
まあ、いいけど・・・
そう思って返事をする私。

この間全く動きを見せなかった不動産屋、
この後、友人の件も話すつもりで
すぐに連絡をすると・・・
いきなり、契約書を作成して送ってきた。

その内容が・・・・
洗濯機は自分で買え。とか
家賃を値上げするとか・・・・

はっきり言ってデタラメな内容。
口約束の内容とは全く違うことが書かれていた。

これに頭にきた夫。
元々、目標額に達していないのに
ちょっと環境がいいから&私がゴリ押ししたのもあって
妥協してこの家に決めた夫にとっては
どうしようもなく
頭にきた様子。

私に相談もなく
この男をバッサリ切った。
つまり約束をなもれないなら
この家は借りれない。
と・・・・バシッと言ってしまったのだ。

まあ、普通のこと。
このことに私は反論しなかった。
私たち二人、ここに住んでわかったことは
こういう契約関係で内容が二転三転するひとは
この先も信用ならないと言うこと。
だから、これで心を入れ替えて誠意を見せなければ
結局1年で出て行く決断をすることになるのだ。
今、私たちが住んでいるところのように・・・。

しかし・・・この男
この後一切連絡をよこさなくなった。


ああ、体裁が悪くなったので黙っているのだな・・・
と、いつものように思った私。
これは・・・あまりよくないサイン。

結局、私たちはこの家を諦める決断をする。
つまり振り出しに戻った。

私は落ち込んだ。
せっかくいい家を見つけたのに・・・
だけど、こんな素敵な家が見つけられたんだ。
もっと他にもいい家があるはず!!
気持ちを切り替えなければ・・・

こうして、私はまた新たな物件を探して
町の中をウロウロするのであった・・・。