大聖堂 ~ケン・フォレント | 神戸の三代目

大聖堂 ~ケン・フォレント

一気に読みました。

ケン・フォレット, 矢野 浩三郎
大聖堂 (上)

いつかこの手で大聖堂を建てたい―果てしない夢を抱き、放浪を続ける建築職人のトム。やがて彼は、キングズブリッジ修道院分院長のフィリップと出会う。かつて隆盛を誇ったその大聖堂は、大掛かりな修復を必要としていた。折りしも、国王が逝去し、内乱の危機が!十二世紀のイングランドを舞台に、幾多の人々が華麗に織りなす波瀾万丈、壮大な物語。

上・中・下の三部作で、合計1800ページにも及び壮大な物語。
物語自体も40年以上の年月を書き上げている。

ひたすら大聖堂を立てたい側とそれを阻止しようとする側のヒューマンドラマ。
登場人物が魅力的な人物で、グイグイ物語に引き込まれてノンストップ。
1週間で読みきりました。

典型的な勧善懲悪の物語ですが、俗人的な修道僧などが出てきてくどくない。
さらに、ロマネスクからゴシックへ建築スタイルが移り行く時代の流れも知ることができる。
ヨーロッパに行く前に読んでおけばよかった・・、と思わされた一冊でした。

ホント、お薦めの一冊。