こんにちは黄色い花

 

回想録の続きを書いておこうと思います。

 

 

 

2015年10/20(火)トリプルネガティブと告知される。

そして、23日(金)の術前抗がん剤が始まるまで中二日。

 

二日間で何をするか。

 

 

もう、抗がん剤治療の不安なんて、考える余裕もなく・・・

 

水曜、午前中、自宅レッスンをして

午後から、インフルエンザの予防接種を受けた。

 

夕方、10年通っている美容院へ。

長かった髪もバッサリ切った。

「1年くらいしたら、またお世話になるね・・・」って半べそ。

スタッフ一同、やさしい笑顔でお見送り。

 

木曜、午前中はまたレッスン。

 

午後から、友達に頼んで、横浜のウィッグ屋さんを3件まわる。

 

さすがに、初のウィッグ選びは、そう簡単にはいかず・・・あせる明日から、抗がん剤なのにだいじょぶか~~ってくらい疲れて果てた。

 

そして、10月23日金曜日。

 

第一回目、EC療法。

一人で出かけるつもりだったけど、

友人が朝から付き添ってくれた。

楽しいおでかけじゃないのに・・・ダウン

 

私にとっても、友人にとっても

未知の世界・・抗がん剤治療

こんなところに、付き添ってくれる友人に

こころから感謝。ありがたいドキドキ

 

 

 

午前中から、心電図を取り、血液検査。

そして、ケモ室の看護師さんと面談。

血圧と体温を測って

毎回、体調や副作用のお話をここでするらしい。

 

時間は指定されていなかったので、早めに出かけて、一旦病院の外でランチナイフとフォーク友人のおごりで、おいしいイタリアンをお腹いっぱい食べていざ!

 

13時に乳腺外科へ戻り

主治医の診察。

 

なんだか緊張して、

血液検査→ケモ室での面談→乳腺外科の診察→点滴準備の注射→ケモ室で点滴開始

この流れを覚えるのも大変で

先生との話なんて覚えてない。

 

一回目投与後は、一週間め、二週間目と

様子を見せに来てほしいと言われ

診察の予約を取った。

そして、投与後二日間飲むイメンドとナゼア

四日間飲む、デカドロンを処方された。

 

お隣の部屋に移り、インターンと思われる若いドクターに

点滴の注射をされた。

やっと血管を見つけて、注射。

痛いえーんって、思ったけど

こんなところで泣きごと言ってらんない。

 

まさに、心は緊張して、戦闘モードの私。

誰と闘うの?

注射?抗がん剤?

いや違う、弱くて心細くて泣きそうな自分。

弱い自分をやっつけて、強い私にならなきゃ・・・

無意識にそんな気持ちだったかも汗

 

 

友人がケモ室の前までついてきてくれた。

強い自分にならなきゃいけないのに、

友人の顔お見て、握手して「頑張って」って

言われただけで、涙が出ちゃう。

 

ケモ室は本人以外、立ち入り禁止だ。

一回目の投与は、窓際の特等席が用意された。

 

午後一時半くらいから、五時過ぎまでかかった点滴。

初めてなので心電図付けて。

気分だけでも明るくと、お気に入りの2PMのDVDを持ち込んだ。

 

投与中は、体が熱くなって、

なんとなく、気分が悪くなった。

無事に投与が終わると、何とも言えない

体が重た~い感じで、頭が重くなって

ふら~としながら会計窓口へ行った。

 

夫と娘が会社を早退して、迎えに来てくれていた。

二人の顔を見たら緊張の糸が一気にどっとほどけた。

 

もう、夕方なので会計はすぐ終わった。

薬局は、かなり待たされて、このあたりでもうふらふらになった。

 

病院から家までは車で15分足らず。

 

夫の作ってくれたお鍋のうどんを

ひとすすりして、午後8時過ぎには横になった。

 

 

抗がん剤初めての日の事でした黄色い花