2014年夏のガザ空爆、日本人医師の報告

この夏、イスラエルが行ったガザへの激しい空爆。
ガザ地区に暮らす1500人近い人が無くなり、その半数は子どもでした。
生き延びた子どもたちは、生まれてから、戦争しか知らない子どもたちです。


こどもまもりたいのメンバーの大学時代の同級生が、
今、パレスチナ難民救済事業機構(UNRWAウンルワ)という国連機関で、
医師として、保健局長を務めています。

12月にその医師が一時帰国する時に、相模原や川崎で、ガザについての報告会を開いてくれることになりました。
こどもまもりたいが主催します。

ぜひ、ご御都合のつく方は、ご参加ください。

無料です。
でも、会場でガザへの支援カンパを集めさせてくださいね。

相模原(小田急相模原駅)会場では、奈良本氏の解説は、残念ながらありません。
でも、講演の後に、こどもまもりたいメンバーを交えた座談会的なことも考えています。
関心を持ち、何かをすることが始まり。お待ちしています。

医師が見たガザ報告会 ~戦禍を抱きしめて~
清田 明宏(せいた あきひろ) 医師
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWAウンルワ) 保健局長

12月2日(火) 18:00開場 18:30~20:30
(元法政大学教授 奈良本英佑氏解説あり)

会場:エポックなかはら(川崎市総合福祉センター) 7階 第三会議室
JR南武線 武蔵中原駅1分


12月4日(木) 18:30開場 19:00~21:00

会場:おださがプラザ 多目的ホール(ラクアル・オダサガ 4階)
小田急 小田原線 小田急相模原駅北口1分

お申し込み kodomomamoritai311@gmail.com 松下宛


川内原発の安全対策が新しい規制基準に適合しているとして原子力規制委員会は今年9月、再稼働に必要な「設置変更許可」を出しています。

これについて、地元の住民をはじめ全国の1400人余りが行政不服審査法に基づき許可を取り消すよう求める異議申し立てを行ったことが、12日の規制委員会で報告されたそうで、

住民らは

「最大規模の地震による揺れの想定や、重大事故の対策に問題があるにもかかわらず許可が行われた。」

「住民の避難計画の実効性を確認しないことも、人と環境を守るという規制委員会の組織理念に反する」

としています。

許可取り消しの方向性に進んでくれるといいのですが、

そもそも、避難しなければならない程の重大な事故が起こり得る施設が、世の中に存在している事自体、間違っているのではないでしょうか?

避難計画の実効性を確認していないことも問題あるけれど、根本的に 福島の事故から考えれば、原子力発電の今後の方向性は縮小の道を模索していくことが、人としての常識で、人道というものでしょう。

2014年11月現在も15万人の福島県民が避難しており、第一原発の廃炉作業は40年もつづき、使用済み核燃料の置き場も無い、事故によって拡散された放射性物質の回収後の中間貯蔵施設も無い、さらに汚染された土地の環境を浄化するのも困難で、食の安全が脅かされ、放射性物質の拡散による健康被害も懸念され、事故による経済への打撃や、国の信用も失墜する。


原子力発電を辞めると、メーカーや日本経済が一時期は衰退するかもしれないし、科学技術の発展においても、少なからず影響はあるかと思いますが、

それと比べても、福島第一原発の様な事故が起これば 失うものが多過ぎるのではないのか。

原発を廃止しろという意見は、女 ・子供の意見だと発言する、世の男性がおりますが、私達が生きていく上で、女・子供の存在価値というものは、何ものにも換えることが出来ない程、男性には 大きなものしょう。

女・子供の発言と言いますが、これは生存する権利を求める まっとうな意見です。


原子力を推進している人達は、

何を守るために、生活しているのですか? 

誰のために生きているのですか?


経済損失によって利益や利権が失われることよりも、
自分の子供や、嫁さん、家族、知人、友人、日本の豊な自然が失われるほうが、大きな悲しみや苦しみを伴うのではないのか。

愛する家族と離ればなれになること、古里を放棄しなければならないことは、

お金を失うことや、権威を失う事よりも、もの凄い 苦しみを味わうはず。

子供や嫁さんの生存権よりも、利益や利権を優先する考え方を持っているとすれば、それは
もう一度 小学校からやりなおして、自身の価値観を一から築いていったほうがいい。

計画停電等で電気の供給が少なくても、電車の本数が減っても、そんな物は、あって便利なだけであって、生活に絶対必要なものではない。多少不便になっとしても我慢出来るではないか。

守らなければならない大切な人達と、幸せに暮らせる事が一番大事なのではないのか。

自然災害の発生が懸念されるこの国では、被害のリスクはなるべく減らした方がいいに決まっている。

この国の人達は、自分が守るべきものは何かを、しっかり考えたほうがいい。

とくに男性と、父親と呼ばれる人達は。





11月28日に小田急相模原にて、開催する、地域で暮らすーをテーマに医療・介護の連携について、事例発表などのシンポジウムー・公開研修会のご案内です。


今小田急線沿線の地域はいずれも高齢化が一気にすすんでいます。

介護保険法施行から施設中心できた国の方針が、在宅にシフトするからと言って、市内37カ所も特養ホームを作ってきた相模原市で、在宅中心の計画見直しが来年4月の介護保険見直し時期に間に合うのかー地域を回ると焦燥感が強くなります。

是非この研修会を活かしてもらって、一人一人に沿った計画に出来るよう応援したいと思います。

現役世代にも直結する問題です。ご参加を。


日時 2014年11月28日(金) 18時45分~21時まで

場所 おださがプラザ 多目的ルーム 小田急線小田急相模原駅 ラクアル オダサガ4階

料金 資料代金 300円

主催 医療介護の連携~地域で暮らすために~ 実行委員会

後援 社会福祉法人 相模原市社会福祉協議会

申し込み先 アドレス
 医療介護の連携~地域で暮らすために~ 実行委員会
 shizumaru1@outloook.jp


発表予定

18時45分 開会挨拶
18時50分 事例発表 「地域で暮らすこと」
19時30分 医療の視点から、「今の課題とこれから」
20時10分 質疑応答



映画「A2-B-C」上映会と講演会のお知らせ

 福島のこどもたちに、何が起きているのか?
 講演・牛山元美(さがみ生協病院内科部長)

日本在住のアメリカ人、イアン・トーマス・アッシュ監督が福島原発事故以降の、福島の子どもたちを追ったドキュメンタリー。
こどもたちを姿を追い、校庭や通学路の除染などを追いながら、アッシュは、ある異変が起きていることを知る。


東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故から3年半がすぎました。
それなのに、いまだに、解け落ちた燃料がどこにどのような状態にあるのかもわからず、
海に大量の汚染水を流し続け、除染という名目で放射能のまき散らしが続いています。
いま、福島のこどもたちはどうしているのか。
そして、私たちは、何をすることができるのか。
この映画をもとに、一緒に考え、話し合いましょう。

なお、上映会ですが、多くの方がお集まりになることも予想されます。
会場のキャパシティもありますので、当日の判断にてA2-B-Cの3回上映に変更する場合もあります。

その場合、お知らせしている第2部の開始が20分程度遅れることになりますので、予めご了承頂ければ幸いです。

また、会場の東林公民館には駐車場がありますが、他の団体も使用しますので、極力車でのご来場はお避けください。 


場 所:東林公民館 1階和室 相模原市南区相南1-10-10 TEL 042-744-0087
日 時:10月26日(日)
    1部:14:30~ A2-B-C 上映 
       15:50~ チェルノブイリ28年目の子どもたち上映

2部:17:30~ A2-B-C 上映
        18:50~ 講演:牛山元美
       20:30~ ホットスポットファインダー勉強会

参加費:1,2部とも 各1,000円
    通し     1,500円
    中学生以下無料

問い合わせ:042-747-2858 東林間測定室

主催 ・・・さがみ(仮)、チャンプール、東林間測定室、こどもまもりたい、カフェ・カチル、厚木ままラボ、麦っ子畑保育園、ママカフェマノ、有機野菜プロジェクト、ホットスポットファインダー神奈川 ほか(仮称、予定団体も含む)
神戸で行方不明になっていた女の子が残念ながら遺体で発見されました。

同じ年頃の娘を持つ親として、やりきれない想いでいっぱいなのと、容疑者を許せない気持ちでいっぱいです。

亡くなられた女の子のご冥福をお祈りします。


ここ相模原市でも、近所の田名地区にて、女の子が誘拐された事件がありました。

また、前年には原当麻駅の近くで、女性が中肉中背の男性に刺されて重傷を負う事件もありました。

この事件の際には、小学校では登校時に保護者が付き添う対応をとりましたが、それは数日しか続きませんでした。

たった数日だけの付き添いが何の役に立つのでしょうか。

現在もまだ容疑者の特定には至っておりませんで、事件は未解決のままです。


神戸の事件も、被害者の女の子と同じ地域に住む容疑者は、普段から時々問題を起こしていたと聞きます。

「もし」「だったら」などの、言葉をこういう痛ましい事件が起こった後に使うのは好ましくありませんが、

もし

もし、地域の人々で容疑者の男性を見守っていれば、容疑者の男性に普段から声をかけていたのなら、歩いている女の子を見守っていれば、尊い命は失われる事はなかったかもしれない。

普段から男性を見守っていたとしたら、もっと頻度を高くして見守る時間を増やせなかったのか。。。。

事件の事はニュースでしか知りませんし、地域の事情も知らず、少ない情報で語るのはおこがましいですが、けれども何か打つ手はなかったのでしょうか。

地域も離れていますし、関係する人間ではないにしろ、残念です

本当に残念です。

私の家の近所にも、時々 全裸で歩き回る男性がいると聞きます。

けれども、具体的な対応はまだ地域でなされていないようです。

国内では、夕方の下校時、それと放課後の時間が圧倒的に児童誘拐の事件が集中しています。

学校や教育委員会が、放課後の児童の行動に気を配ることは難しいはずですから、それならば今後、児童誘拐を防ぐにはどうすればいいのか、もっと家庭や地域で考えなければいけないのではないでしょうか。

継続的にPTAで防犯パトロールをするとか、自治会が地域をパトロールするとか、子供達が安全に暮らせる町を皆で知恵を出して作っていかなければならないと思います。

私ごとになりますが、私は朝の登校時の交通指導をかれこれ1年つづけています。

仕事で横断旗を持てない日は仕方がないとしても、朝の登校時間は30分程ですから、時間があれば、30分という短い時間でも 交通事故から子供達を守りたいですし、

下校時も時間があれば、街頭での見守りをおこなうようにしています。

街頭で見守りをしていれば、犯罪や事故が少しは減るかもしれません。

減らないとしても、横断歩道で横断旗を振っていれば、少しは車が速度を落として 子供の横を通過するかもしれない。

何か、自分で出来ることがあるかもしれません。

子供を守るために、今 何が出来るのか 模索する日々がつづきそうです。





川越駅にて、目の不自由な女子高生が蹴られて負傷した事件

この事件において、加害者を擁護するような発言が、ツイッターや、フェイスブックで挙がっておりますが、この肯定する意見に関しては開いた口が塞がらないほど、飽きれてしまいます。

白杖につまづいた時に、杖を持っている被害者がとっさに謝らないことが原因で、両者とも悪いなどという意見もありますが、

それが事実だとしても、目の見えない方を蹴るという行為は肯定出来ません。

身体が不自由な方は、社会的な立場からすると、もの凄いハンディを負っています。

これは、小さい子供もそうですし、足腰の悪い老人や、あかちゃんを抱っこしている人、妊婦さんなど、皆 同じ様な社会の中で守ってあげないといけない人々です。

小さな子供が、悪気はないしろ、例えば大人の人を転ばして、またその時に謝罪がなかったとしても、大人はその子供に仕返しで蹴りを入れるようなことはしないでしょう。

普通の大人であれば、子供に蹴りを入れる前に、子供の諭すか、事故を未然に防ぐために何らかの方策を考えます。

今回も、その例と同じです。

白杖につまずいて転倒して、そして相手から謝罪が無かったとしても、ぐっと堪えて我慢するのが大人というものです。

蹴りを入れる前に、頭を冷やして、どうしたら今起こった事故を防ぐことが出来たのか? 盲人の方が人混みで安全に歩くにはどうすべきか、そういうことを考えるでしょう。

今回の事件で、両者が悪いなどという発言は、あまりにも幼稚です。

社会的弱者に対してどんな事があっても、傷つける事は絶対にやってはいけません。

これは、その方達が、普通に衣食住に困っていない方達よりも、何十倍も何百倍も日常において、私達には想像も出来ない程の大変な苦労を強いられているからです。

迷惑を掛けられても、我慢出来るではないですか。

人が意図的にこれ以上の苦労を弱者に強いること、私は与えてはいけないと考えます。

心に余裕を持つことは、今 大事だと思います。

さがみ生協病院の牛山先生は郡山の病院に時々、勤務しておられます。

その牛山先生のつぶやきを記しておきます。

福島の現状は、事故以来 何ら変わってはいません。

変わったのは、福島の現状や震災の記憶を忘れようとしている私達です。


今日の郡山駅前は0.188、そこから1㎞近くなだらかな坂を登ったところにあって、いつもバスの窓からモニタリングポストが見えて気になっていた公園は奈良・平安時代の安積の役所;郡衙の跡地に作られた公園でした。ちょっと高めの0.243.周辺の歩道上も0.3程度。

途中、学校前で0.43、ありゃけっこう高い!でも、子ども達みんな楽しそうに行きかってる。きっと学校の中、校舎内はもっと低いだろうことを願う。

一年前、何気なく測ったら入口で0.96測定した大きな公園。初めて中に入りました。野球場では高校生くらいが試合中で、アナウンスもしていた。素敵な遊歩道というか、走るのに良さそうなちょっと柔らかそうな舗装道。

野球場付近は意外と低く0.2~0.3くらい。
ぐるっとまわって、大きな気持ち良い池のそばも風が吹き抜けて0.16~0.25。
ホッとしていたら、そばのバラ園脇で0.4~0.5。

なんていうか、ちょっとした植物の群落とかがあると、急にそこだけ高いような気がします。
幼児のための広場の看板は『除染前は2.49、除染して今年4月で0.24』。
う~~ん、相模原では先日駐輪場が0.23で市が除染にきたんだよね。。。
幼児広場だよ・・・・カラフルな遊具がきれい。

すぐそばの広場では学生らしきグループがブルーシートを片付けているところだった。その公園の端にはモニタリングポストがすくっと立っている。0.31。女子学生とかは気にならないのかな・・・こんな値が神奈川で見つかったら、即除染!
まあ、ここは、何度も除染して下がって、この数値なんですよね。
だから、しょうがない?

その公園から1㎞くらいの職場の室内は0.05。
郡山が汚染されてるって危険を煽りたいわけではありません。
事故前とほぼ近い状態になっている相模原から見ると、でも確かに高い。

もし、それが、水の温度が5度か15度か、って違いと同じなら、本当にそうなら、細かい数値を気にする私を笑ってくれていいです。

笑われてけっこう。

でも、温度だったら感じるけど、放射能の強弱は感じない。
もしかして、5度か50度か、って違いだったら、やけどしちゃうじゃないですか?

でも、熱くもないし、体が傷ついてもじわじわとゆっくりな変化だったらわからないかも?
1時間あたり0.5マイクロシーベルトなんて、もう、低すぎる値なんだから全然大丈夫!からだへの影響は0.05とかとまったく同じ!まったく影響ないよ!!!って、すごい立派な世界的権威と信頼のある学者さんたちが口を揃えて言ってほしい。

でも、広島・長崎の原爆で被ばくしたたくさんの人たちを何十年と経過観察している放影研がまとめた報告『原爆被爆者の死亡率に関する研究 第 14 報 1950–2003 年:がんおよびがん以外の疾患の概要』では『全固形がんについて過剰相対危険度が有意となる最小推定線量範囲は0–0.2 Gy であり、定型的な線量閾値解析(線量反応に関する近似直線モデル)では閾値は示されず、ゼロ線量が最良の閾値推定値であった。』、つまり、ゼロじゃない限り、被ばくによって固形癌は増える、と明言しています。

モニタリングポストがない所をもっと調べて、できるだけ除染して、できるだけ空間線量を下げた環境で生活してほしい。

古い親友の家族が住んでいる街、たくさんの新しい出会いがあって、たくさんの友達が住む街。

もっともっと、安心して安全に住める街になって欲しい。そのために、私に何ができるか、今も自問中。
さがみ生協病院 「放射線被ばく関連健診」(自費)(完全予約制)
(5月受診分より外税表示とし、以下のように金額改訂いたしました)

1. 基本健診(健康ノート、問診票記入、内科診察) 3000円+消費税240円=3240円
2. 心電図 1500円+消費税120円=1620円
3. 甲状腺エコー4000円+消費税320円=4320円
4. 尿・血液検査 (白血球分画、赤血球、血小板、甲状腺ホルモン、肝腎機能、コレステロール、中性脂肪など) 3000円+消費税240円=3240円

1は全員必要。2以下は希望者のみ。
心電図以外なら  10000円+税800円=10800円
すべてなら 11500円+税920円=12420円

さがみ生協病院には小児科がなく、スタッフも小さなお子さまの診療・採血に不慣れなため、小さなお子さまでは血液検査ができないこともありますので、ご承知置きください。

☆問診票は、「市民と科学者の内部被曝問題研究会」医療部会で作成した「健康ノート」を使用します。健康ノートは「資料編」「カルテ編」があります。ご家族に1セット差し上げます。
「健康ノート」内の問診票に記入していただいたものを、コピーして当院のカルテに保管します。
原本はご自身で保管してください。

参考;「市民と科学者の内部被曝問題研究会」作成の問診票の目的: ①被災および健康状況を記録し、本人の健康管理に役立てる。 ②とくに胎児、乳幼児、子どものいのちと健康を守るための基礎資料とする。③経時的に記録し、統計処理をすることにより、10年20年先に役立てるものとする。 ④医療者と手をつなぎ、検診データは本人のものだという自覚を持って、生活・医療・健康への意識を高める。

検診費用には、後日の結果説明とデータ【心電図、甲状腺エコー結果と写真、血液検査結果】、および「健康ノート(定価800円)」も含まれます。
医師、検査技師などの調整が必要なため、申し訳ありませんが、現在はメールでのみ受け付けております。

受診を希望される方は、お名前(ふりがな必要)、生年月日、ご住所、当日ご連絡できる電話番号、検査希望項目 をメールでお知らせください。受診希望の曜日があれば、お伝えください。
主に、平日、土曜の午前10時半~午前12時の間の受診となります。
メールの受診設定をご確認ください。
よろしくお願いいたします。

2014年4月 さがみ生協病院  sgmmch-u@hokuou-iryou.or.jp  内科 牛山元美
さがみ生協病院の被曝関連検診が少し変わりました。

神奈川民医連や検査機関の協力もあり、自費の料金がかなり安くなり、また、「健康ノート」代金も含むことになりました。
以下、検診の詳細をお知らせ致します。

ちなみにこの検診は、事故当時、関東近辺にいらした方を対象としているので、自費となっていますが、
事故当時、福島やその近辺にいた方は、無料で同じすべての検査が受けられ、さらに鹿児島の医師たちが始めた「11311疫学調査」という、腫瘍マーカーなどを今後20年間無料で調べてくれるシステムもご利用いただけると言うことです。

詳細は相模生協病院 牛山医師までお問い合わせ下さい。


さがみ生協病院 「放射線被ばく関連健診」(自費)(完全予約制)

内容
1. 基本健診(健康ノート、問診票記入、内科診察) 3000円
2. 心電図   1500円
3. 甲状腺エコー検査  4000円
4. 尿・血液検査 (白血球分画、赤血球、血小板、 甲状腺ホルモン、肝腎機能、
コレステロール、中性脂肪など) 3000円

1は全員必要。
2以下は希望者のみ。

当院には小児科がなく、スタッフも小さなお子さまの診療・採血に不慣れなため、小さなお子さまでは血液検査ができないこともありますので、ご承知置きください。

☆問診票は、「市民と科学者の内部被曝問題研究会」医療部会で作成した「健康ノート」を使用します。
健康ノートは「資料編」「カルテ編」があります。ご家族に1セット差し上げます。
「健康ノート」内の問診票に記入していただいたものを、コピーして当院のカルテに保管します。
原本はご自身で保管してください。

参考;「市民と科学者の内部被曝問題研究会」作成の問診票の目的:

①被災および健康状況を記録し、本人の健康管理に役立てる。
②とくに胎児、乳幼児、子どものいのちと健康を守るための基礎資料とする。
③経時的に記録し、統計処理をすることにより、10年20年先に役立てるものとする。
④医療者と手をつなぎ、検診データは本人のものだという自覚を持って、生活・医療・健康への意識を高める。

検診費用には、後日の結果説明とデータ【心電図、甲状腺エコー結果と写真、血液検査結果】、
および「健康ノート(定価800円)」も含まれます。
医師、検査技師などの調整が必要なため、申し訳ありませんが、現在はメールでのみ受け付けております。

受診を希望される方は、お名前(ふりがな必要)、生年月日、ご住所、当日ご連絡できる電話番号、検査希望項目 をメールでお知らせください。受診希望の曜日があれば、お伝えください。

主に、平日、土曜の午前10時半~午前12時の間の受診となります。
メールの受信設定をご確認ください。よろしくお願いいたします。

2014年3月さがみ生協病院  sgmmch-u@hokuou-iryou.or.jp  内科 牛山元美
福島第一原発事故から丸3年が経過しようとしています。

この3年の間 普段食している物の産地に気をつけたり、家の床の水拭き掃除や、砂埃を避けたりと、それぞれが出来ることで内部被曝を極力避けようと努力してきた方もいらっしゃると思います。

普段の生活のなかに埋没してしまって、気がついたら、3年前、2年前と比べると外食が多くなったという方もいるかもしれません。

我が家は3年前と比べると、外食は格段に増えています(なるべく食卓で子供には、自身で調理したものを食べさせたいのですが)

そんな中で、相模原市内の公立保育園では昨年の12月くらいから、給食の産地公表を実施し始めたようです。

保育園によって、その日の給食食材の公表する日数は違ってきまして、週一回公表の園もあれば、週数回公表の園もあります。
また、毎日実施している保育園もあったりしていますが、この公表する日数の違いは、各園の調理員さんの仕事の負担によって生じるものでありまして、現状は市内全ての公立保育園は給食の産地公表をなんとか実施しようと努力している様です。

それと、公立保育園では、レンコン、タケノコは食材で提供していないとの事。しかし、気になるシイタケについては、美味しい味を引き出してくれる食材ですから、食材リストからは、なかなか抜けることが出来ないのが現状の様です。

一方 私立の保育園の現状ですが、私の娘が通っていた園などは、しいたけ、レンコンの類は食材リストから消えておりましたが、他市内各園の状況は良く分かっておりませんで、ここのところは、園長先生や調理員さん達の意識にかかっていると言っても過言ではない状況だと思います。

ある行政関係の方が、
「気にするという事が大事。食育という中で、放射能問題もそうだが、アレルギー、添加物、地産池消という考えで、色々とやっていければいいのでは?

と、おっしゃっていた事がありました。

放射能に限らず、食の安全に関して気にすることは、本当に大事なことではないかと思います。

ちなみに、横浜市は給食の放射能検査にかかる費用を削減する方向性にあるようですが、ここ相模原市は来年度(26年度)も今年度と同じく継続して給食食材の放射能検査はおこなっていくとの事です。(検査頻度同じ)

原発事故が起きたことさえ、忘れさられそうな世の中の雰囲気ですが、まだまだ食材中に放射性物質が存在しているものもありますので、なんとなくでもいいので、疲れない程度に、色々な事にもう一度 目を向けてみてはいかがかなと、思います。

気にすることは、大事です。