建築家 廣部剛司 /日々の断章 -361ページ目

海辺の家 オープンハウスのお知らせ

クライアントのご厚意により「海辺の家」 のオープンハウスを
行うこととなりましたので、お知らせをさせていただきます。

海辺-818
■ 日時:2008年 9月20日(土) 12時~18時

場所:千葉県南房総市

設計依頼を検討されている方、建築・メディア関係の方、
当方設計の建築に関心を持っていただいている方などで
内覧を希望される方は

・お名前
・所属
・連絡先
・人数(※お子様の入場はご遠慮下さい)

を記載の上
タイトルを「海辺-内覧希望」として

9/17までに
このメールアドレスまで
ご連絡下さい。

詳細のご案内をメールにて返信致します(要申込)
当日は受付(記帳)をされてご入場下さい。

宜しくお願いいたします。


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東京jazz2008 その1


先週末、東京フォーラムで
東京jazz2008の公演を一つ聴いてきました。
この夜は

・上原ひろみ~HIROMI’S SONICBLOOM
・リシャール・ガリアーノ & ザ・タンガリア・カルテット
・ミシェル・カミロ・トリオ

という組み合わせでした。

それぞれに素晴らしかったので、ひと組ずつ
合間に書いていこうと思いますが
まずは、上原ひろみ~HIROMI’S SONICBLOOM から

今年発売になった初のスタンダード集『Beyond Standard』からのナンバーがほとんどでした。

「朝日の如くさわやかに 」から始まり
hiromi流のアレンジが加わったスタンダードが続きます。
なかでも、やっぱり面白いと思ったのが
「月の光」です。ドビュッシーの名曲をアレンジしているのですが
アレンジの才が光ります。

実は上原さんの音楽を始めてちゃんと聴いたのは「SPIRAL」でした。
TV「情熱大陸」で登場されたのも記憶にありましたが
とにかくこのアルバムには感銘を受けたのです。

実は著書「サイドウェイ」を執筆しているときに
一番聴いていたのもこのアルバムだったのです。
なぜか、私にとっては言葉が「おりてくる」音楽でした。

だから、感謝の気持ちを込めて
発売されてから一冊、所属事務所にお送りしたのです。

その後、ありがたいことにNYの上原さんに送ってくださり
ご本人から連絡を頂いたのです。
ちょうど、行くことにしていた2年前の「東京jazz」
そのバックステージで束の間お会いすることが出来ました。

上原さんと


ある人の表現されたものを通じて
あるタイミングにつながったこと、不思議なモノだなぁと思いました。

それから2年。
トリオからカルテットに編成を変え、今まで封印していた
スタンダードにも挑み
と変化を続けている上原さんの音楽を、ライブで確認しつつ

自分も2年間、「前に進んでいった」と言えるだろうか?
と自問自答をしてみる。




「SPIRAL」

初めての採用

来週末にお披露目を行う「浜田山の家」

ここで、オリジナルデザインの照明器具『FU・TA・RI』を
私の手掛ける建築としては初めて採用しています。


FU・TA・RI

「建築家のあかりコンペ」に応募して入選。
そして、商品化されたブラケット照明です。

デザインのスケッチを始めたときから思っていたのは
大切な人を包むように<あかり>を包むということ

それから

消灯しているときに、それ自体が変化のある陰翳を生むこと

でした。

様々な光が射し込むリビングで
それ自体と、影がつくり出す姿を楽しんでもらえれば...
と思っています。