インタークーラー装着 | hiro0719jpのブログ

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今回は、インタークーラー装着。やっぱり吸気温度は低い方が良いですよね・・・って自然吸気(NA)の86にいくらインタークーラーを付けても意味なし(笑)。

 

じゃぁ、なぜインタークーラー?

 

過給器で空気を圧縮すると空気の温度が上がるので、その分だけ充填効率が落ちてしまいます。例えば、1気圧(大気圧≒100kPa abs)から2気圧(≒200kPa abs)まで圧縮すれば空気量(酸素量)は2倍になり、その分だけ燃料を噴けるので、トルクもパワーも2倍にできるような気がしますよね?

 

でも、実際には空気の温度上昇により空気量は2倍にならず、その分 トルクもパワーも下がってしまいます。それを防ぐのがインタークーラーの役割・・・。

 

ということで、過給する際にインタークーラーの効果は大きいので、スーパーチャージャーにしてもターボにしてもインタークーラーを用いることが多く、今回購入したキットにもインタークーラーが付属していました。

 

しかし、ここで問題が。このキットのインタークーラーはフロントバンパーのリーンフォースを切断して取り付けることになっているんです。取説にはこんな説明が。

確かに、スペースの都合上、このようにしたいのは分かるのですが、このバンパーリーンフォースは衝突時に重要な役割を果たす部品。また、ボディーの捻り剛性にも貢献していると思われるので、自分としては できるだけ切断せずに乗りたいところ。

 

また、このバンパーリーンフォース、かなり重く、車両の先端にあるので回頭性にも少なからず影響があるでしょうし、ラジエーターの前にあるので 冷却への影響もあると思われます。なので、切断するくらいなら いっそのこと 全て取り外してしまい、軽量化、回頭性アップ、冷却性能アップも合わせて狙いたいところです。

 

・・・ということで、今回は何とかバンパーリーンフォースを切断せずにインタークーラーを搭載したので、その方法についての紹介です。

 

まずはバンパーカバーを取り外すと、

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純正の吸気系とバンパーリーンフォース、ラジエーターのカバーなどが現れます。
 
吸気系やカバー類を外すと、こんな感じ。
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ラジエーターとエアコンのコンデンサーが現れました。
 

このコンデンサーとバンパーリーンフォースの間にインタークーラーが入らなければ話にならないので、確認してみます。

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インタークーラー本体は何とか入りますが、ホースクランプのことや、振動のことを考えるとキビシイ感じ。

 

・・・と言うことで、配管が通る部分のバンパーリーンフォースを叩いて凹ませるか、バンパーリーンフォースを前にオフセットさせるか、コンデンサー(ラジエーター)を逃がせば載せる事ができそうです。

 

どうするか・・・という事で、再び この写真を見ると、

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ラジエーターとコンデンサーが斜めに搭載されていることが分かると思いますが、今回スペース的に厳しいのは比較的上の方なので、ラジエーターやコンデンサーを少し立てることができればスペースを確保できそうな事が分かります。

 

立てると、高さ方向が厳しくなりそうですが、

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ラジエーター上方のスペースはまだありそう。

 

・・・と言う事で、ラジエーターとコンデンサーを少し立ててスペースを確保し、インタークーラーを搭載する方針で進めます。

 

では、どうやってラジエーターとコンデンサーを立てるかですが、ラジエーターとコンデンサーは一体化されて、ゴムでマウントされています。その部品がコレ。

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青い丸で囲った出っ張りがボディーにはまり、ボルト2本でボディーに固定されていました。

 

そこで、この出っ張りを叩いてフラットにします。

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そして、2本で締め付けていた所をずらして1本で固定します。

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これで20mmくらい後方にオフセットできます。真剣にやるなら、ブラケットを作り直して元通り2本で固定するのでしょうけれども、そこまでやるもの大変なので、今回はこの方法にしました。

 

それでも、ラジエーターにコンデンサーを固定するブラケットが右側のインタークーラー出口配管に干渉します。

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ここは、長穴加工とリブの切削により干渉を防ぎました。

 

結果、

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ホースバンドも含めてギリギリ入りそうです。

 

また、ラジエーター上面が後方にオフセットした分だけ、ラジエーターのアッパーホースが余るので、切断して長さを合わせます。
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次にインタークーラーの固定です。

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色々と採寸して。

 

サイドはアルミのアングルで吊り下げる形にしました。

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そのアングルをバンパーリーンフォースに固定します。
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バンパーリーンフォース側は閉じ断面になっていて、ボルト&ナットでの締結ができないので、リベット留めとしました。写真ではリベットは1本ですが、最終的には2本留めとしました。

 

サイドで吊り下げるだけではインタークーラーがぶらぶらしてしまうので、キット付属のブラケットを改造してインタークーラーの下部も固定します。

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最終的には、こんな感じ。
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なかなかいい感じでしょ?
 
 
左側のクリアランス。
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エアコン配管の接続部とのクリアランスはギリギリですが、何とか確保。

 

右側のクリアランス。
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こっちも何とかギリギリOK。
 
バンパー取り付け後はこんな感じ。
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風当たりも良さそう!
 
 
何とか、バンパーリーンフォースを切らずにインタークーラーを搭載することが出来ました!