語義は〈礼拝堂風に〉。
(1)合唱音楽(聖俗とも)の無伴奏の純粋に声のみによる編成,演奏
(2)そうした響きに基づく作曲様式,すなわちパレストリーナに代表される声楽対位法様式を意味する。
16世紀末に起こったモノディなどの新様式の対立概念としてそれ以前の様式をとらえたもので,無伴奏に限らず楽器を伴った豊かな響き,総奏を意味した例もあり,純粋に声楽の響きを理想化したのは19世紀的概念である。
ーーーーーーー世界大百科事典 第2版より参照ーーーーーーー
つまりは無伴奏による声で奏でる編成、演奏なのである。
声が楽器となる
これがアカペラの原点である。
故に
字ハモ(ボーカルの旋律に対してハモりで歌う)とかあるが
あくまでアカペラをやる上で一つの手法
それを必ずやらなくてはいけない!ということはないのだ
最近はそういったハモりを入れないとアカペラではないとか
ロックバンドの楽器を声で真似て歌うアカペラバンドを否定する人たちもいる。
カタチにはまってないからこんなのアカペラじゃない!!
なんていう人もいます。
言わせてくれ。
”声で表現、演奏してる限りアカペラでしょ?”
ボーカルエフェクターなどを駆使して歌うアカペラバンドもいる。
機材を使ってはいるけれど、あくまで自身の声を加工して歌っているのでアカペラと言えよう。
声で演奏するということは
ある意味で他の音楽よりも難しいかもしれない。
けれども
聞いた時の精密な感じ
人間の声で完成する”ある意味で生きた音楽”
だからやめられないんだろうね。